長谷寺大仏殿(ちょうこくじだいぶつでん)

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ページ番号1003559  更新日 2022年12月14日

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名称
長谷寺大仏殿
所在地
秋田県由利本荘市赤田字上田表115
構造・形式 及び大きさ
木造、宝形造、銅板葺、建築面積181平方メートル
  • 下層:桁行3間、背面5間、梁間5間
    (裳階、正面向拝付き)
  • 上層:桁行3間、梁間3間
建築年代
明治26(1893)年

写真:長谷寺大仏殿外観

長谷寺は、本荘地域赤田地区に所在し、藩政期には亀田藩に属していました。本建造物は、藩主岩城氏に崇敬され、祈願所とされた寺院です。開山は是山泰覚で、安永4年(1775)に庵を結んだのが始まりとされています。赤田の大仏として親しまれている長谷寺式十一面観世音菩薩立像(市指定文化財)は、是山泰覚が天明4年(1784)に奈良長谷寺・鎌倉長谷寺にあやかって造立を発願し、三年の歳月を要して天明6年(1786)に完成させたものです。一方大仏殿は、寛政4年(1792)から建設が着手され、寛政6年(1794)に完成しましたが、その後明治21年(1888)に客殿より出火し、堂塔伽藍が全焼してしまいました。
現在の大仏(像高二丈六尺〈7.878m〉)は、当時本荘大町の呉服商であった佐々木藤吉翁より寄進を受け、明治25年(1892)に復元され、明治29年(1896)に大仏開眼落慶法要が行われたものです。明治26年(1893)に再建された大仏殿も、当初の様式や規模を忠実に復元したとされ、棟札から建築年などが確認できます。また、著名な建築家や名工による大仏殿の装飾も豊富で、正に秋田の近代寺院の構造、装飾等の様式を知る上で貴重な遺構の一つです。

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会生涯学習課
由利本荘市西目町沼田字弁天前40番地61 西目総合支所内
電話:0184-32-1332 ファクス:0184-33-2202
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