如意輪観音菩薩坐像(にょいりんかんのんぼさつざぞう)
- 名称
- 如意輪観音菩薩坐像
- 寸法
- 像高21.5センチメートル 髪際高16.4センチメートル
- 構造
- 寄木造、玉眼 推定ヒノキ材
概要
本文化財は、元禄2年(1689)と伝わる宝円寺の開創以前の16世紀の作と考えられています。宝円寺は曹洞宗寺院ですが、由利本荘市内における数少ない密教様式の観音像として貴重です。宝冠等は1782年の修理の時のものと推定されます。
この像は特徴的な姿をしており、片膝を立てて坐す六臂(6本の手)像で、右上手を頬にあて、左下手を地に付け、他手に宝珠、数珠、宝輪、つぼみの蓮華を持っています。現在は黒ずんだ古色になっていますが、元来は金泥(塗り)に衣が彩色されていました。
小像ながら、理知的で深く思惟する(考える)表情が魅力的な像です。
添付ファイル
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