ヤマキチ味噌醤油醸造元

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ページ番号1009747  更新日 2024年3月25日

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 ヤマキチ味噌醤油醸造元は、かつての子吉川の川湊である北前船寄港地「石脇湊」のある石脇の町の中心部、石脇通りに面した醸造業の商家です。石脇通りでは、古くから背後の標高約一四〇mの新山(しんざん)の伏流水を利用した醸造業が盛んであり、本醸造元もそのひとつです。創業は、味噌醸造業を開始した大正六年(一九六七)年、大正九年には醤油醸造業を開始しています。「舎」の商標は、江戸時代末期以前にはすでに現在地で麹業を営んでいた時代の屋号を商標としたものです。 

 本醸造元は、通りに面して主屋と店舗を配し、主屋の東側に土蔵、敷地北側に西棟と東棟の工場が位置します。主屋は、通り側に梁(はり)と束(つか)を重ねた豪壮な妻面を見せて下屋庇(げやびさし)を設けた、石脇通りの商家に特徴的な造りです。店舗は、通りから長さ約二十mの通り土間と事務所からなり、主屋と工場棟に接続します。工場棟は、主屋と店舗が和風建築であるのと対照的に、洋風建築の建物です。西工場棟の正面外壁は三角形や四角形を組み合わせたデザインのモダンなモルタル装飾仕上げであり、小屋組(屋根を支える骨組み)は、キングポスト・トラス構造の上部に束を立てるという、日本の伝統的な小屋組構造を取り入れた複雑な技法で、広大な醸造工場の屋根を支えています。東工場棟には、コンクリートブロック造の醸造場があり、一階にはコンクリート製桝槽を備えた旧諸味室が残されています。増築を重ねた複雑な工場の外観は、地域の醸造業の興隆を伝える建造物と言えます。

 本醸造元が伝える北前船交易で栄えた石脇の町の商家建築と、当地の醸造業の発展がうかがえる醸造工場は、石脇通りの歴史的な町並みを物語る、貴重な景観となっています。

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