「西園雅集図屏風」「紺糸威筋兜」が由利本荘市有形文化財に指定されました(令和6年4月30日)
「西園雅集図屏風(せいえんがしゅうずびょうぶ)」「紺糸威筋兜(こんいとおどしすじかぶと)」が由利本荘市有形文化財に指定されました(令和6年4月30日)
西園雅集図屏風(せいえんがしゅうずびょうぶ)は、中国の北宋(ほくそう)時代、西園に文人墨客(ぶんじんぼっかく)十六人が集い、文雅の集いを催し清遊(せいゆう)をたのしんだという故事に因(ちな)んだ作品です。作者は江戸時代の由利画人牧野永昌(まきのえいしょう)と牧野梅僊(仙)(まきのばいせん)で、本荘地域の書家浅香泰常(あさかたいじょう)の賛があります。江戸時代後期の本荘狩野派を代表する作品です。
紺糸威筋兜(こんいとおどしすじかぶと)は亀田藩(かめだはん)5代藩主岩城隆韶(たかつぐ)が着用したと伝えられ、後に岩城家が代々崇敬する天鷺(あまさぎ)神社に奉納されたものです。
本資料は、細工の精密や技法などにすぐれ、本市を代表する兜と考えられます。
このたびの指定で由利本荘市指定文化財は199件となりました。
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