刀(國重)
- 指定
- 県有形文化財(工芸)
平成3年3月19日 - 所在
- 由利本荘市矢島町七日町字羽坂64-1
- 所有者
- 由利本荘市
構造・品質・形状
黒塗石目地鞘内刀拵付、長さ72.1センチメートル、反り1.3センチメートル、 元幅3.1センチメートル、先幅2.2センチメートル、鋒長4.6センチメートル、茎長21.8センチメートル
形状
鎬造、庵棟、地鉄は鎬筋やや高く地沸がついて地鉄が冴える。
鍛
杢目を主調としながら、板目に流れも目立ち、独特の変わり鉄が交互になる。
刃文
中直刃仕立てに互の目を交えた匂いできながら、変化と働きを表している。
この刀は、江戸時代末期、矢島藩生駒氏の抱工、宮崎國重が東海林直八の依頼により製作したものである。製作年は國重48歳の慶應元年(1865)で、製作意欲旺盛な時のもので、本県刀工史上貴重な資料であるとともに、郷土刀の好例として貴重である。
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