修身館

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ページ番号1006460  更新日 2023年9月25日

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設備状況:

  • 障がい者用トイレがあります
  • 車いす対応の出入り口があります
  • 一般トイレがあります
  • アイコンの説明(新しいウィンドウで開きます)

修身館の外観の写真

概要

 この本丸体験学習施設「修身館」は、本荘のまちの歴史・文化を体験し、理解を深めていただく体験学習のための施設です。
 本荘公園や本荘のまちで実体験するための予習の場であり復習の場でもあります。ここで学んだことを、ぜひフィールドに出て体験し、また戻って来てみてください。本荘のまちについてさらに深く理解し、新たな発見ができることでしょう。

所在地
〒015-0871 秋田県由利本荘市尾崎地内(本荘公園)
電話
0184-28-4722
ファクス
0184-28-4722
利用方法
無料開放
利用料金
無料
開館時間
午前9時から午後5時
休館日

毎週月曜日および12月29日から1月3日

注:月曜日が祝日の場合は翌日休館

駐車場
由利本荘市役所および本荘公園駐車場をご利用ください
交通アクセス

羽後本荘駅より 徒歩約18分

日本海東北自動車道本荘ICより 車約7分

秋田空港より 車約50分

地図

修身館の地図

「修身館」館内について

修身館の館内案内図
平面図:本丸の館・修身館

館内には、風除室、エントランスホール、ガイダンススペース、体験学習室(1)、体験学習室(2)と事務室・準備室等の部屋が設けられています。

エントランスホール・ガイダンススペース・体験学習室(1)

主に常設展を開催しています。

体験学習室(2)

主に企画展を開催しています。

開館以降の企画展内容

年度

内容

令和5年度

相成文會 篆刻展

加藤新市 写真展

入部400年記念特別展 六郷氏の足跡(前期)

入部400年記念特別展 六郷氏の足跡(後期)

令和4年度

相成文會 篆刻展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

令和3年度

書道研究清芽会 書道展

和みアートくらぶ ノアールアート展

佐藤和博 ふるさと列車写真展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展 

令和2年度

和みアートくらぶ パステルアート展

悳墨友会 水墨画展

アイ・アート・クラブ 絵画展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展 

平成31・令和元年度

彩の会 絵画展

玲光会 写真展

本荘御殿まり会・ひまわり会 御殿まり展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展 

平成30年度 

ゆり本荘「写房」 写真展

本荘陶芸クラブ 陶芸展

フラワー研究会 粘土フラワー展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展 

平成29年度

フォト鳥海 写真展

染色花結びサークル「悠」 飾り花結び展

アイ・アート・クラブ 絵画展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成28年度

雅香の会 写真展

悳墨友会 水墨画展

秋田県埋蔵文化財センター出張展示

玲光会 写真展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成27年度

今野矩子 陶芸展

絵日傘人形劇研究会 絵日傘人形展

フラワー研究会 粘土フラワー展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成26年度

本荘すみれ会 押し花展

本荘ステンドグラス同好会あじさい ステンドグラス展

国指定五周年記念「史跡鳥海山」展

田宮進 作品展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成25年度

高橋宏幸賞 感想画部門 メルヘン賞・ロマン賞歴代受賞作品展

本荘城下創建四百年記念展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成24年度

菊地チヨミ くるみ絵展

佐々木良三・恭子 絵画展

菖蒲崎貝塚展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成23年度

佐藤ハナ子 押し花絵展

佐藤咲夫 木工芸展

ひな街道 資料館・美術館合同企画展

平成22年度

鳥海山三十六景写真展

三嶋ミチ 紙人形展

橋本浩樹 ディンプロアート展

由利本荘「雛街道」協力展示

平成21年度

釣りキチ三平 漫画・写真パネル展

六郷藩ゆかりの扁額等写真展

あすか切り絵サークル 作品展

由利本荘「雛街道」協力展示

平成20年度

赤羽刀展

六郷氏・岩城氏家紋入り古道具展

「冬至山・かじか沢山境争論」幕府御裁許絵図展

本荘城本丸跡発掘調査展

平成19年度

ふるさとの山鳥海山展2

ふるさとの山鳥海山展3

由利本荘市歌直筆誌・譜面展示

由利橋の歴史展

宗左近・佐藤憲一 交友展

冠帽展

ふるさとの山鳥海山展4

平成18年度

由利本荘の芸術家展 前期・後期(絵画を展示)

猿倉人形芝居展

高橋宏幸 童話原画展

ふるさとの山鳥海山展1

平成17年度

炎の奇跡 金銀杢目金展 (林美光氏の作品を展示)

国絵図でみる本荘由利

本荘藩校修身館学頭皆川宗海及び本荘藩お抱え絵師展

由利本荘の藩校展

DVDコーナー

写真:DVDコーナー

DVDコーナー

希望により下記のDVDを視聴できます
「旧本荘市制50年の歩み」
「旧本荘市の四季」
「赤田大仏祭り・猿倉人形芝居」
本荘民族芸能まつり「獅子舞番楽と民謡の夕べ(平成11年7月)」

DVD「獅子舞番楽と民謡の夕べ」収録内容

第1部:日住太鼓、柴野獅子舞、平岡獅子舞、山田獅子舞、本海流百宅番楽愛好会、猿倉人形芝居(木内勇吉一座)、民謡(梅若麻貴子)
第2部:本荘菖蒲太鼓、歌と踊り(梅若麻貴子・本荘民謡踊り同好会)、石脇神楽、畑谷獅子舞、船岡獅子舞、 赤田獅子舞、日役町獅子踊り

「修身館」本荘城趾探訪への誘(いざな)い

平成23年12月1日「教育ゆりほんじょう」への寄稿

 修身館は今から6年前の平成17年3月に本荘城趾公園の本丸地内に竣工し、翌4月に開館した市教育委員会生涯学習課の体験学習施設です。「修身館」という呼称は、旧本荘城三の丸にあった六郷氏の藩校の名にちなんで付けられました。城郭絵図によれば現在の市役所付近に建てられていたようです。

 修身館の位置付けは、開館当初に策定された基本構想によると、「本荘のまちの歴史や文化を体験し理解を深めてもらう体験学習のための場である」とされています。本荘公園や本荘のまちで歴史的な背景や文化的な営みを実体験してもらうための「予習の場」でありまた「復習の場」でもあるという言及もあります。そのような位置付けを受けながら、研修に努め、来館者(お客様)の立場に立ち、ニーズに即しながら、多様な利活用に資する学びや体験の場を提供していければ幸いであると思っています。

 運営面では、とりわけ、児童生徒・市民の皆さんが、修身館「常設展示資料」や郷土資料館等の各関係施設からお借りした既存の資・史料などを活用しながら、江戸時代より旧本荘城を中心として発展してきたふるさとの歴史や民俗・文化を概括的に学習する場を設定し、地域の歴史的な背景や発展の足跡に対する基本的な認識を深めていただくことを主眼としています。生涯学習に資する本来的な役割が重視されていることから、必ずしも本荘城の歴史や文化に特化した形での展示に統一されているわけではありませんが、内容の凝縮されたパネル展示や床面を利用したユニークな展示などを基にしながら、来館者の皆さんにじっくりと目を通していただき、学びの一助にしていただければ有り難いと思っているところです。

 一期一会という言葉もありますが、修身館への来館者の皆さんとの出会いには大きな喜びがあり、やりがいのある仕事であると感じています。特に、地元の小中学生の総合的な学習の時間を活用したとても熱心な利用もあり、お礼状をいただくこともしばしばです。学校側の特段のご配慮に大変感謝しています。どちらかと言えば関係図書なども少なく、加えて専門的で歴史用語が多いパネル展示資料であるため、一見難解な印象を与えているのではないかと思っていますが、実態や状況・要望などに即して、できるだけ丁寧に分かりやすく解説したりアドバイスしていきたいと考えていますのでご了解いただきたいと思います。

 先般、来館者マップを作ってメモしてみたところ、全国津津うらうらからの来館者が多いことを知り驚きました。日本100名城巡りはとうの昔に終え中世の城跡や石垣・土塁など500カ所以上も回ったという人、神社や鳥居の研究家、卒論作成のために調査に訪れたという関東の大学生、日本文化に興味があり日本各地を回っているという外国人など、城郭や城跡巡りをしている知見に優る方々が数多く、逆に視野を広めさせていただく貴重な機会にもなっています。また、来館者の中には、歴史に関する興味や関心が高く、歴史談義に花が咲くと半日近くもおられる方や、わざわざ東京から年に2回は必ず訪れてくださる方もおります。ある時などには中国地方の研究者の方から予め電話があり対応したこともありました。

 そのような際に心がけていることは、来館者の皆さんと歴史の世界を共に訪ね、歴史の語りかけてくるものを共に感じ合い、未来への洞察を通して新たな歴史的展望を共有し合うという姿勢です。そのため、単なる館内案内と展示の解説や知識的な情報提供に終始するのではなく、歴史的事象の持つ本質的な意味に迫る対話の組み立て方にも配慮していかなければならないと考えています。本城氏や六郷氏が藩政を行っていた江戸時代には、おそらくは厳しい身分制度を初めとした封建政治体制の中でさまざまな出来事が起きたり、名もない数多くの人々の自由とはほど遠い宿命的なくらしが営まれていたものだろうと想像されます。所謂逃げることのできない「閉じられた世界」の中で、目に見えない歴史の大きな歯車によって形作られた時代の様相と人々の暮らしにも光を当てながら、より積極的で妥当な歴史的評価を加えて行かなければならないと考える所以です。

 今改めて「ふるさと教育」の充実が叫ばれています。本館では、それぞれの時代に歴史的存在としてさまざまな事象に対峙し、叡智を結集しながら道を切り拓いてきた先人達の生き様を振り返り、「歴史とは何か」あるいは「歴史から何を学ぶのか」という視点や 問いかけの場を少しでも大切にしながら歴史のダイナミズムを感じていただけるように配慮していきたいと考えています。そして、地域の歴史の主体者としての将来にわたる自らの在るべき生き方に思いを致していただける一つの機会にしていただければ有り難いと思います。

 本丸の館修身館は確かに一つの小さな体験学習施設です。しかし、生涯学習という範疇の中ではありますが、歴史の世界に人々を誘う大きな力を秘めた場所でありたいと願っています。是非、歴史の証人としての城趾のたたずまいから往時の様子を思い浮かべ、歴史の妙趣を味合っていただきたいものと思います。

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会本荘教育学習課
由利本荘市上大野16 由利本荘市市民交流学習センター内
電話:0184-22-0900 ファクス:0184-24-2714
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。