住宅用火災警報器が鳴ったら・・・
その後の行動が大事
住宅用火災警報器を設置したからといって、安心してはいけません。
実際に警報が鳴った時にはどうすればいいか、確認しておきましょう。
まずは確認
火災警報器の鳴っている付近を確認します。
煙が出ていませんか? 炎は上がっていませんか? 焦げ臭くはないですか?
火災でなかったら
あやまって作動(ゴミ、虫、湯気、結露等で作動する場合があります。)したことが確認できれば、ボタンを押すか、ヒモを引いて警報を止めます。(メーカーによって異なりますので必ず説明書を確認してください。)
その後、家族や近隣の人に火災ではなかったことを知らせましょう。
くん煙式の殺虫剤を使用すると、火災警報器(煙式)が作動します。あらかじめ警報器本体を取り外すか、ビニール袋で覆うか又は電池を取り外すなどしてください。
なお、殺虫作業が終了したら必ず元の状態に戻し、正常に作動するか点検を行ってください。
電池切れのとき
短い音でピッ…ピッ…と一定の間隔で鳴る場合は電池切れの注意音です。(メーカーによって異なりますので必ず説明書を確認してください。)
電池を新しいものに交換してください。機種によっては機器ごとに交換するものがあるため、その場合は新しい警報器に交換してください。
(わからない場合は、購入店へ問い合わせてください。)
火災を確認したら
119番通報
火災を確認したら、大声で周りに「火事だ!」と知らせ、すぐに119番通報してください。
落ち着いて判断
発見が早く気持ちに余裕があれば、初期消火を行います。
ただし、少しでも危険を感じたらすぐに避難してください。
初期消火しましょう
消火器を使って初期消火を行いましょう。
ただし、消火中に炎が天井に達すると、もう消火は困難です。すぐに避難してください。
速やかに避難しましょう
日ごろから、どこを通って避難するか確認しておきます。
避難する際は、姿勢を低くして口をハンカチなどで覆い、煙をできるだけ吸い込まないようにします。
火災の広がりは速い!その時あなたは?
火災が起きたときには、初期消火すべきか、すぐに避難すべきかを判断しなければなりません。
ボーダーラインは出火から2分
何かに火がついた状態から、2分前後で壁などに燃え移ります。
燃え広がる初期段階であれば、初期消火が成功する可能性は高くなります。
出火から2分30秒で炎は天井に届く
初期消火が可能なのは、「天井に火が届くまで」といわれています。
炎が天井に届いていたら、初期消火はあきらめて速やかに避難してください。
火炎は一気に拡大する
室内に発生した可燃性ガスに引火することで、火炎は一気に拡大します。
木造住宅は、早ければ20分くらいで全焼してしまいます。
耐火建物は全焼までの時間は長くなりますが、有毒ガスを含んだ煙が発生するため、煙にまかれないことが大切です。
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