水害時の衛生管理について
水害により、家屋などが浸水すると、その後、雑菌が繁殖しやすい環境になり、感染症が発生するおそれがあります。
感染症予防のためには、丁寧な清掃と十分な乾燥が最も重要です。各家庭で以下の注意と点検を行ってください。
床上浸水の場合
室内は、食事や睡眠など生活する場所のため、泥や汚れを十分取り除いた後、消毒作業をしましょう。
- 汚れた家具や床、壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きしてください。
- 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。
- 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
- 消毒は、清掃や拭き取りで十分に汚れを除去し、乾かした後で行ってください。
注:高齢などの理由によりご自身での消毒作業が困難な方は、健康づくり課(電話:0184-22-1834)へご相談ください。
家の周囲や床下浸水の場合
庭や床下などの屋外の消毒は、原則不要です。土砂などを取り除いた後、しっかり乾かしてください。
- 庭木や家の外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
- 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
- 床下はスコップや流水で汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気を取り、扇風機やサーキュレーターを使って換気し、乾燥させてください。
- 地形・日当たりなどにより乾燥しない場合は、ハエやボウフラの発生防止のため、市販の殺虫剤などを適切な方法で使用してください。
食中毒・感染症の予防について
- 水に浸かった食品や、停電などで保存温度が保てなかった要冷蔵・要冷凍食品は廃棄してください。
- 食器や調理器具などは、次亜塩素酸ナトリウム希釈液に浸した後、よく水洗いしてから使用してください。熱に強いものは煮沸消毒も効果的です。
消毒方法について
消毒薬 | 対象と使い方 | |
---|---|---|
食器類・流し台・浴槽 | 寝具類・床 | |
次亜塩素酸ナトリウム (家庭用塩素系漂白剤) |
0.02%に希釈する 1.食器用洗剤と水で洗う。 2.調整した液に5分間浸けるか、消毒薬を含ませた布で拭く。 3.水洗い・水拭きする。 4.よく乾燥させる。 |
0.1%に希釈する 1.泥などの汚れを洗い流すか、水拭きしてから十分に乾燥させる。 2.調整した液を含ませた布でよく拭く。 3.金属面や木面など色あせが気になる場所は水で2度拭きする。 |
消毒用アルコール |
希釈せず原液のまま使用する 1.洗剤と水でよく洗う。 2.アルコールを含ませた布で拭く。 注1:70%以上の度数のものを使用すること。 注2:火器のあるところで使用しない。 |
希釈せず原液のまま使用する 1.泥などの汚れを洗い流すか、水拭きしてから十分に乾燥させる。 2.アルコールを含ませた布でよく拭く。 注1:70%以上の度数のものを使用すること。 注2:火器のあるところで使用しない。 |
10%塩化ベンザルコニウム (逆性石けん) |
1.泥などの汚れを洗い流すか、水拭きしてから十分に乾燥させる。 2.調整した液を含ませた布でよく拭く。 |
1.泥などの汚れを洗い流すか、水拭きしてから十分に乾燥させる。 2.調整した液を含ませた布でよく拭く。 |
-
浸水した家屋の消毒方法 (PDF 292.0KB)
-
消毒の手順 (PDF 548.5KB)
-
希釈例 (PDF 420.3KB)
-
被災した家屋での感染症対策(厚生労働省)(外部リンク)
-
水害時の衛生対策(秋田県)(外部リンク)
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」等が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康づくり課
由利本荘市瓦谷地1番地(本荘保健センター内)
電話:0184-22-1834 ファクス:0184-24-0481
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。