本海獅子舞番楽(ほんかいししまいばんがく)
- 選定年月日
- 平成23年3月9日
- 保護団体
- 本海獅子舞番楽伝承者協議会
- 伝承団体
- 伝承団体は、以下の13団体です。
- 上百宅(かみももやけ)講中
- 下百宅(しもももやけ)講中
- 上直根(かみひたね)講中
- 中直根(なかひたね)講中
- 前ノ沢(まえのさわ)講中
- 下直根(しもひたね)講中
- 猿倉(さるくら)講中
- 興屋(こうや)講中
- 二階(にかい)講中
- 天池(あまいけ)講中
- 八木山(やきやま)講中
- 平根(ひらね)講中
- 提鍋(さげなべ)講中
概要
本海獅子舞番楽は、江戸時代初期の寛永年間(1624~1644)、京都醍醐寺三宝院に属する修験者で芸能に優れた本海行人(本海坊)が、秋田県由利本荘市鳥海町の村々に直接伝授した、修験の要素が濃い獅子舞番楽(注)です。
この獅子舞番楽は、鳥海町の13地区において伝承されており、鳥海山を中心にした山岳信仰を背景に、特に獅子舞を重視しています。
注:(一般的な)獅子舞と番楽の違い
獅子舞:獅子頭を使う
番楽:獅子頭を使わない
他の山岳信仰を背景にした獅子舞と比較すると、舞の動作が激しく、上下の歯を打合わせる歯打ちが多いことが特徴です。
獅子舞以外の演目は、「鳥舞」「翁」などの儀礼的な舞や、「山の神」「剣之舞」などの神の舞、「曽我」「八島」などの武士舞、「鐘巻」「橋引」などの女舞などと多様で、神社祭礼や盆など地域の人々の生活に深く関わって演じられています。
演目
本海獅子舞番楽の演目は、各講中に伝えられている『本海流獅子舞秘傳大事』などによると、獅子舞7番、式舞7番、神舞8番、武士舞12番、女舞7番、道化舞等7番の計48番から構成されています。
現在も伝承されているのは、各講中合わせて30番ほどです。
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会生涯学習課
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