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民芸・工芸品

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ページ番号1007289  更新日 2023年2月1日

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由利本荘市の伝統のある民芸・工芸品をご紹介します

本荘ごてんまり

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古の時代にお城のお姫様に作られたものがやがて盛んになり、庶民にも広まったと考えられている手まり文化は、女性の間で世代を超えて受け継がれてきました。各地に伝わる手まりの中でも「本荘ごてんまり」の特徴は、三方に下がった房にあります。昭和30年代に本荘の手まりの手法と新しい発想が合わさって誕生しました。赤白の房が下がる華麗さと、模様の美しさで人気を博し、現在では創作的な手工芸品として知られています。由利本荘市で開催される「全国ごてんまりコンクール」には、全国から約300点のごてんまりが集まり、会場を彩ります。

天鷺ゼンマイ織り

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天鷺ゼンマイ織りの歴史は古く、1802年に亀田藩主の3代目岩城重隆公が財政建て直しと殖産のため領民に普及させたと云われており、現在の形になったのは明治初期に入ってから。絹糸と手紡糸の間にゼンマイの綿毛を紡いだ糸から織られたもので全てが手作業による手織り、一反織りあげるのに2カ月ほどかかる量産できない貴重な品です。ゼンマイの綿毛には防虫、防カビ効果があると言われております。

本荘刺し子

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日本海に沿った地方を中心に、貴重な木綿を大切にしようと布地を補強し、さらには寒さに耐える保温力を増すために縫い目を入れたのが始まりで、一針一針丹念に布地に模様を刺し込みます。昔から農家の野良着に活かされてきた手仕事が代々受け継がれ、今やその実用性と模様の巧みさ・美しさを両立させています。布の織り目をひろって均等に縫う過程で、麻の葉、紗綾形といったさまざまな模様が生まれました。

あけび蔓細工(つるざいく)

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雪国で育つあけび蔓の美しさと弾力を生かしてつくられたあけび蔓細工。もともとは農家の自家生産だったが、産地として発展し名工も生まれました。あけびの蔓をカマで採集し、天日干しと陰干しを繰り返して乾燥し、蔓の太さを見極めながら編まれます。一定の幅を開けて編んだ寄せ編は軽やかで上品な印象。