5.観光協会・商工会の宵祭と祭典
(1)のろしと花火
 商工会が毎年各商店会のご協力をいただいて、次の計画でのろしや花火が打ち上げられ、祭り気分を盛り上げてくれる。
  のろし 各三発(ドーンドンドンーン)
九日 宵宮 午後五時 今夜は八朔祭の宵宮ですの合図
同六時 神楽各町出発・氏子神明社集合の合図
同六時五十分 神楽太鼓が駅前出発の合図
同八時 神輿神明社出発の合図
十日 祭日 午前九時 今日は八朔祭ですと報知する合図
同九時四十五分 山車の出発合図
正午 お昼の合図
午後一時 山車がこの合図で午後の部活動開始
午後三時 神輿が神明社に帰られた頃
  花火
打ち上げ場所 福寿荘左方の空き地(田の畦道)
予定時刻 午後9時5分矢島発の電車通過後9時10分頃から打ち上げ・9時25分頃終了
花火 三号 単発52 四号 単発50 スターマイン8基
 若者衆の神楽太鼓が町の中心部である観音通や駅前附近を埋めつくす頃、協賛事業の一つとして「花火」がつぎつぎと打ち上げられ、夜空を美しく彩り、にぎやかな神楽太鼓の演奏に花をそえ、絢燗豪華な宵祭りとなっている。

余興の花火

 
(2)おどり
 午後6時、福祉会館に集合した踊りの会、婦人会はじめ各種婦人部会員、企業サークル、高校生など、各々服装を整え準備をし、午後7時20分、宵宮の若者衆の神楽太鼓の列が駅前を出発、舘町を通過し水上を上って神明社に到着をする頃、ワゴン車に積み込んだ音響設備から流れ出す「矢島音頭」の軽快なリズムに合せ、踊りの会を先頭に老いも若きも揃いの着物や半纏の衣装で、田中町会館前から七日町観音通り交差点まで約一時問踊り続る。踊り終るとその通りを神輿がお下りになる。
ご婦人方による「矢島音頭」
 
(3)神楽太鼓共演会
 神輿が宇賀神社(弁天様)に納まった後、各町内の神楽太鼓は駅前に集合して、宵宮最後の共演会がもようされる。主催は観光協会である。
 午後9時40分、矢島町観光協会長が挨拶をして、当番若者衆頭七日町の柴田聖二が司会して、紹介された町内の神楽台が威勢良く特設された舞台に押し上げられ、規定の各もどり太鼓を三回打って交代す。各町内太鼓や笛の音やリズムが異なり、それぞれ特徴ある神楽太鼓が披露されるが、できれば六町の若者衆が、一つの曲を同じリズムで一緒に演奏できたらすばらしい迫力のある太鼓の演奏になり、真の共演会になるのではないかと思うがいかがなものだろうか。共演が終ると各丁内に帰って行く。

神楽太鼓共演会

 
(4)露店商組合の活躍
 自主的露店商組合が組織され、駅前の道路片側に夫々店舗を構え、宵宮の土曜日から祭礼日(日曜)の夕方迄にぎわい、祭り見物にきた人々を満足させてくれる。

賑わう出店

 

 

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