2.丁内会での準備 |
(1)祭典費、維持費の集金 |
毎年、神明社維持費は祭典費と一緒に集金する。神明杜神殿維持、祭典を運営していくためには氏子たちからの費用が一番大きな割合を占めている。 |
平成12年度は前年と同じく祭典費550円、維持費450円、計1000円を係が集金して当番町会計係へ届ける。 |
(2)行列係割当当番 |
宵宮の祭式後、新丁御旅所宇賀神社までのお下がりの御神輿行列、祭典の日の町内一巡の御神輿行列の各係は六丁会議でそれぞれ係と人数が割り当てられ、割り当てられた係を町内で決定し、当番丁にその名前を届け、必ず責任をもって係を努めるようになっている。 |
(3)神社境内の清掃 |
だいたい祭典日前の木曜日の朝、5時半より約1時間、社地の区域割ごとに草刈りを中心に清掃をする。以前は各丁内とも世帯ごとに一人ずつ鎌やホウキ、熊手、チリ取などの道具を持参し、作業を行っていたが、このごろは老令化が進み、作業に出てくる人も少なくなり、また草を刈る鎌を上手に使える人も少なくなり、作業がはかどらず苦労が多くなってきている。そのため、芝刈人夫を雇って日時に関係なく作業を完了している町内が多くなってきている。社地作業の町内は舘町、田中町、七日町、城新、水上、築館の六集落である。今年は9月7日(木)午前5時半から実施した。 |
(4)若者衆への協力 |
若者衆祭典実施の経費の大部分は各丁内の世帯からの寄付金によるところが多い。若者衆の寄付係が寄付台帳を持って一世帯ごとにお願いに廻る。丁内の会計からも若者祭典補助としていささかの補助金を出している町内もある。 |
田中町では全世帯に連絡しお願いする。今年の役員会は六丁協議会の当日の夜6時より田中町会館にて開催した。 |
(1)協議会の内容を報告。 |
(2)役員の祭典の係分担を話合う。 |
(3)丁内各世帯に祭典関係の諸事項と祭典費(550円)、神社維持費(450円)の徴収、 丁内祭典関係協力金(1000円)徴収のお願いを決める。 |
(4)宵宮・祭典当日の行列丁内割当についてお願い。田中町では現在は半強制的に順 番に割り当てて来ている。したがって女世帯の家は他の人をお金を出して係を頼ん でいる。昔は係のお札をいただくと「神様からのお願い」ということで名誉のひとつと 喜んで係を引き受けたものだと年寄りたちが昔話のように話してくれた。 |
田中町丁内の祭典行列に関わるお願い状(一例) |
12年度神明社祭典行列係のお願い |
田中町神明社責任総代 須貝忠平 |
〃 神明社氏子総代 赤川祐一 |
いよいよ実りの秋の季節がやって参りました。貴方様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 |
さて、矢島町神明社の祭典が今年は9月9日(土)10日(日)に執行されますが、毎年のように行列の係が各町内ごとに割り当てられてきております。 |
町内では祭典協力のため、よほど以前から老人世帯や女世帯関係なく、半強制的に全世帯に順番に割り当ててきました。それぞれ不都合な面がおありとは存じますが行列の係が割り当たりましたなら、お引き受け下さいましてご協力よろしくお願い致します。 |
また、町内60歳以上の方々と町内役員の方には行列のお供として「裃」着用で参列、協力することになっております。後日、係のお札を差し上げます。 |
|
|
|