教育目標

「平成」の時代が終わり,新しい時代「令和」の幕が開けた。子どもたちを取り巻く環境は,少子高齢化や情報化,グローバル化の進展など,大きく急激に変化している。こうした状況の中,次代を担う子どもたちの「生きる力」を育んでいくための学校教育の果たす役割は大きい。次年度は,小学校新学習指導要領が2年間の移行期間を経て,全面実施となる。移行期間の最終年度となる今年度は,新学習指導要領の理念を再確認し,新しい時代に求められる資質・能力を育成するための教育活動をPDCAサイクルで展開していく必要がある。
      秋田県でも少子高齢化が著しく進み,大内地域でも同様であり学校統合が問題になってきている。平成27年度は中学校2校が統合して大内中学校が,平成28年度は小学校2校が統合して大内小学校が開校し,2中学校3小学校から1中学校2小学校となった。秋田の将来を支える子どもたちが,変化が激しく予測困難な時代になっても,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,判断して行動し,社会に貢献できるような生き方ができるように育てていかなければならない。そのためには,学校教育にあっても,以下の点に留意し,意識的に取り組んでいく必要がある。

① ふるさとへの愛着をもち,しっかりと地域に根をはり,日本人として,秋田県民として誇りをもつ自己の確立を目指すこと。
② 将来,社会の一員として市民意識をもった自立した大人になろうという志をもつ人間を目指すこと。
③ 厳しい時代を乗り越え,たくましく生きていくための問題解決能力を身に付けた人間を目指すこと。

そのために小学校では,自立の基礎を養い,基礎学力を付けていくことに加え,将来の姿まで見通した上での可能性をもった「人」を育てることに意識を傾けることが大切である。そして,本校の課題を解決し,望ましい社会人を育てていくようにしたい。そこで,キャリア教育を中心に据えた全教育活動を通じた生き方指導をすることにより,自他の生き方を尊重し,より価値のある生き方を求め実践しようとする子どもが育っていくのではないかと考える。そこで,すべてを一元化し,キャリア教育の視点も含めた誰にでも分かる目標としたものである。

いきいき生きる わくわく学ぶ やさしくかかわる 岩谷の子ども                       

(1)「いきいき生きる」とは

大きく急激に変化する時代を生き抜く力を身に付けることを目指している。志や夢に向かって主体的に努力する子ども,ふるさとを愛し自分のよさを生かそうとする子ども,人の役に立とうとする子どもを育てたい。そのためには,多少の困難をものともせずに乗り越える心身のたくましさが必要だと考える。

(2)「わくわく学ぶ」とは

自ら課題意識をもって主体的に探究し,獲得した知識や身に付けた技能を活用して,問題を解決していく子どもを目指している。その過程で,思考力・判断力・表現力等が鍛えられ,教科で身に付けた見方や考え方を広く活用したり,友達と学び合ったりする活動を通して自らの学び方に反映させたりできる子どもを育てたい。

(3)「やさしくかかわる」とは

友達や仲間をお互いに尊重し合い,高め合うことはもちろんのこと,敬意や感謝の心でふるさとの自然や歴史,人やものに接することができ,品格あるコミュニケーションがとれる子どもを目指している。自分に自信をもち,自分と同じように他者を大切に思うことができる子どもを育てたい。
これらを実現するには,職員が共通理解に立った上で教育活動全般の見通しをもち,PDCAサイクルを生かしながらステップアップしていく必要がある。
また,家庭や地域との連携が不可欠であり,家庭には基本的な生活習慣やコミュニケーションの仕方の形成にご協力をいただく。併せて地域の方々には,地域学習の支援や生き方指導にご協力をいただく。地域の宝である子どもたちが,社会的・職業的に自立できるように全職員で取り組んでいく。