議会改革に関する市民アンケート調査の結果をお知らせします

議会改革特別委員会アンケート調査報告書

 平成30年6月に立ち上げました議会改革特別委員会は、「開かれた議会」、「議会の見える化」、「効率的な議会」等をテーマに30項目について作業部会及び特別委員会を合わせて26回、議員全員協議を4回の計30回にわたりに議論してきました。
 その議論の最終段階において、市民の皆様から改革に対する意見等を伺うため、市民各層(無作為抽出の有権者1,000人)へのアンケート調査を実施し、その結果がまとまったことから市民の皆様に報告させていただきます。
 このたびは300人の方々よりご回答をいただき、その結果と内容から、さらなる「議会の見える化」に努めることが必要と再認識いたしました。
 なお、いただいたアンケートにおけるご意見や要望等記述において、当局に関することについては、議長から市当局に内容等含めお伝えいたします。また議会に関することについては、その一部を掲載し、議会ホームページで全てを閲覧できるようにいたします。
 アンケートにご協力いただいた皆様に感謝申し上げますとともに、市民各位におかれましては、「議会の見える化」の推進について、ご教示賜りますようお願い申し上げます。

令和元年8月 

由利本荘市議会 議会改革特別委員会

委員長 今野英元
副委員長 高橋信雄
委員(作業部会長) 伊藤順男
委員(作業部会) 渡部功
委員(作業部会) 伊藤岩夫
委員(作業部会) 小松浩一
委員 三浦秀雄
委員 佐々木慶治
委員 佐々木隆一
委員 正木修一

アンケート調査結果

 ここでは、アンケート調査結果の概要をお知らせいたします。詳細の結果は、添付のPDFファイルをご覧ください。なお、端数処理の関係で割合の合計が100%にならない場合があります。

問1 あなたの性別を教えてください。

人数 割合
男性 146 48.7%
女性 146 48.7%
無回答 8 2.7%
合計 300
問1グラフ
  • 性別は男女均等になっています。

問2 あなたの年齢を教えてください。

人数 割合
18~19歳 4 1.3%
20歳代 28 9.3%
30歳代 37 12.3%
40歳代 45 15.0%
50歳代 51 17.0%
60歳代 56 18.7%
70歳代 54 18.0%
80歳代 24 8.0%
無回答 1 0.3%
合計 300
問2グラフ
  • 各年齢層からバランスよくアンケートを頂いています。

問3 あなたのお住まいの地域について教えてください。

人数 割合
本荘 162 54.0%
矢島 16 5.3%
岩城 17 5.7%
由利 18 6.0%
大内 33 11.0%
東由利 13 4.3%
西目 23 7.7%
鳥海 16 5.3%
無回答 2 0.7%
合計 300
問3グラフ
  • 各地域の人口比がほぼ反映された割合となっています。

問4 現在市議会において議会基本条例の趣旨に従い『開かれた議会』を目指し議会改革特別委員会を立ち上げて協議をしています。特に関心のある項目を選んでください。(複数可)

人数 割合
市民への「見える化」に関すること 144 20.8%
自由討議を重視した運営に関すること 54 7.8%
議員報酬・定数に関すること 127 18.3%
議員のなり手に関すること 79 11.4%
政務活動費に関すること 98 14.1%
長期出席停止の報酬減額に関すること 62 8.9%
兼業禁止規定等に関すること 40 5.8%
「市民と語る会」の充実に関すること 69 10.0%
無回答 20 2.9%
合計 693
問4グラフ

*問いに対する概要所見

特に関心がある項目においては、「市民への「見える化」に関すること」が20.8%と最も高く、以下「議員報酬、定数に関すること」18.3%、「政務活動費に関すること」14.1%、「議員のなり手に関すること」11.4%となっています。

*主なご意見

  • 「見える化」に努めていると思うが実際には見えている実感がない。
  • 議員報酬、定数、政務活動費に関し活動内容が見えていない。
  • 「開かれた議会」というのであれば、まず女性議員、若者議員を増やし老若男女に受け入れてもらえるようすべての年代、性別の議員を増やすべき。
  • 「見える化」と言っているが、政務調査費と活動内容は見えていない。
  • 「市民と語る会」は選ばれた市民とだけ語るのかと思っていました。語る会の内容(結果)を市民にもっと知らせてほしい。形だけになっていないか検討すべき。

問5 市議会では、予算や条例にかかわること、市長や議員から提案される政策や市民生活の諸問題等を審議し、市政の重要な事柄を決めています。市議会の役割に関心がありますか。

人数 割合
ある 98 32.7%
少しある 118 39.3%
ない 35 11.7%
わからない 35 11.7%
無回答 14 4.7%
合計 300
問5グラフ

*問いに対する概要所見

議会の役割について関心が「ある・少しある」が72.0%。「ない」の11.7%を大きく上回っています。

*主なご意見
  • 市民の要望や意見等について自分の考えを合わせた意見を述べるなど、調査し政策に反映してほしい。
  • 市議会は市の政策のチェック機能。議員一人一人が自分の事ばかり考えず、その政策が市民のためになるのかならないのか、しっかり勉強し市民が納得できるよう日々活動してほしい。
  • 市民からの要望や希望に対し「層別」分析が下手。解答に対し市民は満足していない状態が続くと問題の提起がなくなる。

問6 現在の市議会をどのように評価しますか。

人数 割合
評価する 20 6.7%
ある程度評価する 125 41.7%
評価しない 41 13.7%
わからない 99 33.0%
無回答 15 5.0%
合計 300
問6グラフ

*問いに対する概要所見

市議会の評価について「評価する・ある程度評価する」が48.3%で、「評価しない」の13.7%を上回っています。「わからない」が33.0%と3割を超えていることに注目しています。

*主なご意見
  • 広報活動をより充実、市議会での議論内容をよりオープンにすべき。
  • 何を議論しているか成果が実感できないのでよくわからない。形式だけの存在にしか感じない。
  • 全く評価しないわけではないが議員の動きは見えていない。
  • 地域代表ではない、将来展望を見据え、社会状況に応じた縦横闊達な議論を期待します。広域で難儀ですが。

問7 あなたの意見や市民の声が市議会に反映されていると思いますか。

人数 割合
思う 12 4.0%
少し思う 60 20.0%
思わない 116 38.7%
わからない 99 33.0%
無回答 13 4.3%
合計 300
問7グラフ

*問いに対する概要所見

市民の声が市議会に反映されていると思うかについては「思う・少し思う」が24.0%、「思わない」が38.7%、「わからない」が33.0%、「思わない。わからない」が高い割合となっていることから注目しています。

*主なご意見
  • 成果が実感できていないのでよくわからない。
  • 市議会議員がどのような形で一般市民の意見を聞き市政に反映しているか分かりません。
  • 市政の進捗の様子があまり見られない。形式だけの存在にしか感じない。

問8 現在の市議会議員の構成は、次の表のとおりとなっています。若者や女性の人数についてどう思いますか。

人数 割合
少ないと思う 181 60.3%
やや少ないと思う 44 14.7%
適当と思う 22 7.3%
わからない 36 12.0%
無回答 17 5.7%
合計 300
問8グラフ

*問いに対する概要所見

若者や女性の人数についてどう思いますかについては、「少ないと思う・やや少ないと思う」が75.0%、「適当と思う」を大きく上まわっています。

*主なご意見
  • 30・40歳代の女性人数が少ないと思う。
  • 議会が後継者育成に努力。
  • 若い議員や女性議員の感性が必要。
  • ベテラン議員も大事と思うが、若者や女性の視点、考え方も市政に必要。

問4~問8に関する議会改革特別委員会の所見

  • 現在「開かれた議会」や「議会の見える化」に努めることで議員の意識改革に努めています。
  • これまでの議会運営における規則や慣例などが市民ニーズ(目線)にあっているか議会全般について検討し再構築することで「見える化」に努めています。また、「見える化」を図ることで、議会への関心を高め、若い世代から議員のなり手が生まれることも視野に、市議会の議論の内容をよりオープンに出来ることを進めています。

●議会改革について、現在取り組んでいること(取り組み姿勢)

  • 委員長報告の内容については、これまでの常任委員会の審査結果について報告する事に加えて、審査の過程、議員が委員会で交わした議員間討議の内容や意見を報告に盛り込み各常任委員会の「見える化」に努めています。
  • 議員間討議を活発に行うことは、議会全体として執行機関へのチェック機能として重要です。また議会の意思決定力を高めることになります。具体として「市民と語る会」などの実践活動を通じての議会の「見える化」また、定例会ごとに各常任委員長の打ち合わせ会を開催し、議案審査力の向上に努めてまいります。

問9(1) 本市の議員定数26人を4人減じ22人にすることについてどう思いますか。

人数 割合
22人は少ない 19 6.3%
22人は多い 44 14.7%
22人でよい 149 49.7%
わからない 73 24.3%
無回答 15 5.0%
合計 300
問9(1)グラフ

*問いに対する概要所見

議員定数4人を減じ22人にすることについては「22人で良い」が49.7%でほぼ半数、「22人は多い」が14.7%、「わからない」24.3%となっています。

*主なご意見
  • 全国平均と同数で十分です。世の中に明るく知性と教養見識があり、郷土のために働くことを惜しまない方が活躍し認められる議会でありことを望みます。
  • 減らす必要ないと思う。むしろ増やしてほしい。
  • 旧市町の現状が違うので、それぞれの問題を解決するためには少ない気がする。
  • 地域に隔たらないほうがよい。
  • 人口も減っているし妥当なところと思う。
  • 本市の人口からみて全国平均である22名が妥当であると思う。
  • 少なくて良いことであれば少なくすべきである。他の比較論でなく、意欲的に取り組んでからの議論である。

問9(2) 現状の議員報酬月額35万9千円についてどう思いますか。

人数 割合
額が少ない 42 14.0%
額が多い 75 24.9%
この額でよい 89 29.6%
わからない 81 26.9%
無回答 14 4.7%
合計 301
問9(2)グラフ

この質問はお1人から複数回答がありました。

*問いに対する概要所見

現状の議員報酬については「この額でよい」が29.6%、「額が多い」24.9%、「額が少ない」14.0%となっています。                        

*主なご意見
  • どのくらい議会活動に時間を使っているかによる。
  • 一人ひとりの議員の質が高まるなら報酬額の引き上げは必要。
  • 住みよいまちづくりに生かされるのであれば、報酬はもっと高くて良い。
  • 金銭感覚が違うので額が大きいか小さいかわかりませんが、明らかに一般市民より多い。
  • 一社会人としては多いと思うが、報酬に見合った仕事ができるか否かです。
  • 議員各自の活動が見えないので報酬が適当か否か分かりません。
  • 人口面積比較で簡単に比較できないが、兼業せず生活基盤が安定できるようにすべき。
  • 比較する対照が他市の議員報酬なのでそれだけ見ると少なく感ずるが、一般の社会や公務員と比較するとどうなのか。

問9(3) 「議員報酬の引き上げは、若手の議員のなり手不足対策として有効」との報道機関による調査結果が出ていますがどのように思いますか。

人数 割合
対策になると思う 87 29.0%
対策にならないと思う 136 45.3%
わからない 59 19.7%
無回答 18 6.0%
合計 300
問9(3)グラフ

*問いに対する概要所見

「議員報酬引き上げは若者のなり手不足に対策として有効」については、「対策にならないと思う」が45.3%と最も多く、「対策になると思う」が29.0%と3割近くで、一定の対策になるとの結果が伺えます。

*主なご意見
  • 若手議員の増を考えると将来的に魅力ある議会でありたい。前進を希望する。
  • 若手の議員不足は、高齢議員が市の将来を見据えて若手を育てていない。
  • 市議会議員のなりやすさをもう少し改善しないと立候補する人が少ないと思う。リスクを考えると若者はなかなかいない。
  • 報酬が増えたからと言って行動できるとは思わない。「議員になりたい」、「市政にかかわりたい」と思うような環境を整えることが大事では。
  • 30・40歳代の年代層を確保するためには現在の仕事を途中退職してそれに見合う報酬が望ましい。
  • 今の時代、仕事は仕事の割り切りがあるから報酬は必要。
  • 引き上げ前に選挙にお金がかかることがそもそもの間違い。
  • 本市には的外れな考えである。なり手不足が現実的でないのが実情である。

問9(1)~問9(3)に関する議会改革特別委員会の所見

  • 「議員定数4減、現行報酬、若手議員のなり手不足」におけるアンケート等においては「議員定数は少なく」が64.3%、「報酬額が多い・この額で良い」を合わせて54.5%との調査結果となっています。一方で議員定数について「わからない」が24.3%。議員報酬について「わからない」が26.9%を含めアンケート項目全体における「わからない」が高止まりであることに注目しています。
  • 若手議員のなり手不足対策として報酬引き上げが有効との回答が29.0%の約3割となっており、一定の対策になるとの結果が伺えます。なお、昨年度実施された全国の地方議会議長に対するアンケート結果によると、今後のなり手不足対策として「報酬引き上げ」が48%と最も高くなっていますが、このたびの市民アンケートでは「対策にならないと思う」が45.3%と相反することから、議会関係者と市民との認識の違いに注目しています。その認識の違いの要因として議員活動がよく把握されていないこと、いわゆる「見える化」の不足がアンケート調査の「わからない」19.7%からも伺えることから議会の更なる「見える化」への取り組み(問4から問8に対する議会の取り組み姿勢)が求められているものと考えます。

問10 市議会広報紙「市議会だより」をご覧になっていますか。

人数 割合
見ている 119 39.7%
時々見ている 122 40.7%
見ていない 43 14.3%
知らない 4 1.3%
無回答 12 4.0%
合計 300
問10グラフ

*問いに対する概要所見

「市議会だより」については「見ている、時々見ている」が80.3%で、「見ていない」の14.3%を大きく上回っています。

*主なご意見
  • 今まであまり関心を持っていなかったので今回のアンケートが良い機会になった。次から見たいと思う。
  • 今回アンケートが届いたことによって市議会の興味を持ったので、今後見ようと思う。各々の市議が担っている担当役割の中でどのような意見を出し、また質問に回答しているか興味と関心がある。
  • 印刷とかにお金を使いすぎていそう。もう少しシンプルでもよい。

問11(1) 議会を傍聴などしたことがありますか。

人数 割合
ある 26 8.6%
ない 240 79.7%
庁舎内のテレビで見た 25 8.3%
無回答 10 3.3%
合計 301
問11(1)グラフ

この質問はお1人から複数回答がありました。

*問いに対する概要所見

議会傍聴については「ある」が8.6%、「ない」が79.7%と高い割合となっています。

*主なご意見
  • 市役所の出入り口ついては一市民として敷居が高く入りにくいところがある。
  • 形式的会議で内容がない。
  • 仕事があるので傍聴したことがない。
  • 職員が書いた文章をただ読むだけの回答、突っ込み不足している議会に傍聴する気なし。

問11(2) ケーブルテレビで議会中継を見たことがありますか。

人数 割合
見ている 22 7.3%
時々見ている 62 20.7%
見たことがない 83 27.7%
加入してない 122 40.7%
無回答 11 3.7%
合計 300
問11(2)グラフ

*問いに対する概要所見

「見ている・時々みている」が28.0%、「見たことがない」が27.7%、「加入していない」が40.7%となっており、未加入者が多いことに注目しています。

問11(3) インターネット中継があれば見ますか。

人数 割合
見る 72 23.9%
見たいがネットを利用できない 56 18.6%
見ない 153 50.8%
無回答 20 6.6%
合計 301
問11(3)グラフ

この質問はお1人から複数回答がありました。

*問いに対する概要所見

「見る」が23.9%、「見たいがネットを利用できない」が18.6%、「見ない」が50.8%となっています。「見ない」が過半数を占めている点に注目しています。

問10・問11に関する議会改革特別委員会の所見

  • 「議会だより」については「見ている・時々見ている」が80.3%と高い調査結果となっています。これは調査の記述にあるように議会報の見やすさなども大きく寄与しているものと思われ、「見える化」に欠かせないことから更なる充実が必要と考えます。
  • 議会の傍聴については「ない」が79.7%と高いことから傍聴しやすい環境の整備と同時に傍聴以外に議会情報を入手できるよう、議会ホームページやケーブルテレビ等、既存ITの活用により、仕事などで傍聴が出来ない方への対応を当局ともすり合わせ、工夫していきます。