市民憲章発表会、美術工芸和紙贈呈式、名誉市民顕彰式、功労者顕彰式が行われました

  「市民憲章発表会」「美術工芸和紙贈呈式」「名誉市民顕彰式」「功労者顕彰式」が11月13日、本荘文化会館で行われました。この日、式典に出席した約600人の市民は、市民憲章を唱和し、美術作品を寄贈された伊藤喜太郎さん、名誉市民の遠藤章博士と民生功労者の故菅原正一さんに心からの拍手を送りました。

 ●5項目からなる市民憲章を全員で唱和  「市民憲章発表会」

 市民憲章の発表に先立ち、策定委員会の加賀亮三委員長が策定経過を報告。柳田市長が「全市民が共通理念のもとに市の一体性の確立と、全体の成長、発展という視点が重要であるとの認識から、昨年は市歌、市の花、木、鳥を制定しました。それに続き、今年は市民自らの手で明るく住みよいまちづくりを推進するため、市民共通の指標にする市民憲章を制定しました。この市民憲章が、9万市民一丸となって市の新たな歴史を刻み続けていく礎となることを願っています」とあいさつを述べました。

 全員で市民憲章を唱和しました  市民憲章を朗読する中学生

 来賓を代表し、井島市議会議長が「待望の市民憲章がこのように素晴らしい憲章として完成したことはこのうえない喜びであり、お祝いを申し上げます。市民憲章は市の進むべき方向性、あるいは市の理想を定めたもので、いわゆる市の憲法みたいなものです。なじみやすく、温かみのある市民憲章であり、市民がこれを心に留めながら、市の発展に努力していかなければならないものと思います」と祝辞を述べました。

 続いて、市内全小中学校の代表児童生徒32人が市民憲章を朗読。これを全員で唱和しました。

 あいさつを述べる柳田市長  市内の各小の代表児童も朗読

 

 ●伊藤さんから市に「ふるさとの喜び」の寄贈  「美術工芸和紙贈呈式」

 市民憲章発表会に続き、鳥海地域出身で愛知県日進市で会社経営をなさっている伊藤喜太郎さんから美術工芸和紙(春日井範之さん作、額入り)の「法体の滝」「ふるさとの山、木、鳥」「松林」の3枚からなる「ふるさとの喜び」と題する作品の贈呈式が行われました。

 伊藤さんは贈呈にあたり「この絵は、私のふるさとへの思いを描いていただいたものです。市がこれまで以上に一体感を持ちながらまちづくりを進め、将来にわたって着実に発展することを願っています。併せて皆様のご健康を遠い名古屋から祈っています」とあいさつを述べました。

 「ふるさとの喜び」と題する作品を寄贈いただきました  あいさつする伊藤さん

 柳田市長は「昨年の屏風に続いて、高名な春日井さんの秀作をご寄贈くださり、感謝申し上げます。日本の優秀企業の現役社長であるあなたのご活躍はふるさとの誇りです。あなたがふるさとを愛するように、みんながあなたを応援します」と感謝の言葉を述べました。

 

 ●遠藤章博士を名誉市民章(第1号)として顕彰  「名誉市民顕彰式」

 名誉市民の顕彰は、市民あるいは市の縁故の深い方で、功績が絶大であって郷土の誇りとして市民の尊敬の的として仰がれる方を顕彰するため、本年創設されたものです。その栄えある第1号に、東由利地域出身で、世界的に著名な研究者の遠藤章博士が顕彰されました。遠藤博士はコレステロール値を下げる画期的な物質スタチンを発見され、世界的にも権威のある「日本国際賞」やアメリカマスリー財団の「マスリー賞」を受賞。本年、秋田県名誉県民にもなられています。

 市歌の斉唱の後、選考委員会議長の県立大学システム科学技術学部の阿部紘士学部長が選考経過を報告。柳田市長から遠藤博士に顕彰状と名誉市民章、名誉市民称号記が贈られました。

 名誉市民第1号となった顕彰式  顕彰状が贈られました

 柳田市長は式辞の中で「遠藤博士が発見されたスタチンは、全世界で3千万人以上の患者に使用されており、世界の科学技術の進歩に貢献され、国際的にも高い評価を受けられた偉大な功績に対し、市民挙げて深甚なる感謝とお祝いを申し上げます。今年は秋田由利牛の地域ブランド認定、本荘工業団地でのTDK関係の新工場建設着工、日本海沿岸東北自動車道の開通など、本市発展の鍵を握る喜ばしい出来事がありました。秋田わか杉国体では多くの皆さんに感動を与え、由利本荘市の名を全国に発信することができました。市は希望ある未来に向かって着実に歩を進めています。今日あるのは遠藤博士をはじめとする先人の卓越した識見とふるさとを思う情熱、絶え間ざるご尽力のたまものと感謝申し上げます。遠藤博士におかれましては今後とも市のよき指導者として市のまちづくりにご支援、ご協力をお願いします」と式辞を述べました。

 笑顔で顕彰状を受ける遠藤博士  市長と堅い握手を交わし、笑顔に

 来賓を代表し、井島市議会議長が「第1号の名誉市民の栄に浴されました遠藤博士、受章誠におめでとうございます。これまでねばり強く研究を続けてこられたのは、この地に生まれ育って培われたものだとうかがい、博士の強い郷土愛を垣間見る思いがいたし、胸が熱くなりました。これまでの数々のご功績を全市民でたたえるとともに、末長く後世に語り継ぎ、市の誉れとしてまいりたい。ますますのご活躍を祈念申し上げます」と祝辞を述べました。

 続いて、遠藤博士は「市の名誉市民として顕彰されたことは身に余る光栄です。私はこの地で17年間育てていただきました。今のように豊かで便利な時代ではありませんでした。小学校時代は悲惨な戦争に巻き込まれ、あらゆる物資が窮乏した敗戦後の中学時代、おなかいっぱいご飯が食べられない苦しさも経験しました。暗いことの多い時代でしたが、豊かな自然、大家族の中での生活、近所の人たちとの温かい交流、学校生活から、人に対する親切、モノを大事にする心、世のため人のために働く大人になること、お年寄りを大切にすること、忍耐強く努力することなど、たくさんの貴重なことを教わりました。50年の研究活動では、霊峰鳥海山と少年時代の目標を絶えず心の支えにしてきました。市と市の皆様の発展を祈念し、お祝いの言葉にかえさせていただきます」と謝辞を述べました。

 

 ●故菅原正一さんを民生功労者として顕彰  「功労者顕彰式」

 功労者顕彰式では選考委員会議長の村岡淑郎市商工会長が選考経過を報告。柳田市長から故菅原正一さんのご子息正浩さんに顕彰状と功労章が贈られました。

 柳田市長は「故菅原正一さんは長年にわたり消防防災活動に尽力され、市誕生した際には旧市町消防団を引き継いだ8支団を組織し、1700人の団員を指揮した実績は多大なものがあり、幹部の信頼も厚く、実直で温厚な人柄と統率力があったからこそであることは誰もが知ることであります。市民の生命と財産を守るため、献身的な努力を重ねてこられた生前のご労苦と苦楽を共にされた家族の皆様に対しましても敬意と感謝を申し上げます」と式辞を述べました。

 ご子息に顕彰状を贈呈  謝辞を述べる菅原正浩さん

 また、来賓を代表し、井島市議会議長が祝辞に立ち「故菅原さんは初代の市消防団長として大きな功績を残された方です。私ごとになりますが、青年時代は菅原先輩を置いて語れないほどに存在感のある方でした。しかし、今年4月に急逝されました。菅原さんのご冥福をお祈り申し上げますとともに、これまでのご尽力に感謝を申し上げます」と述べました。

 続いて、ご子息の菅原正浩さんが「父に代わり、お礼の言葉を申し上げます。本日は功労章という多大なる章をいただき、誠にありがとうございます。市や消防関係者、地域の方々が父を支えてくださったおかげと感謝しています。お世話になりました」と謝辞を述べました。