ごみ処理手数料の見直し(案)について

エックスでシェア
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1012602  更新日 2025年11月18日

印刷大きな文字で印刷

ごみ減量化対策に係るごみ処理手数料の見直し(案)について

本市では、平成19年度よりごみの有料化を導入し、ごみの排出抑制に取り組んでまいりました。
導入当初は市民一人あたりのごみ排出量が大きく減少したものの、近年、再び増加傾向が顕著となり、令和6年度の実績では、目標値を大きく上回る結果となっております。

市では、本年5月から4回にわたり、市民、事業者、有識者からなる「ごみ減量化等推進委員会」の皆様に、今後のごみ減少化に向けた取り組みを協議していただいたところ、必要な減量対策の一環としてごみ処理手数料の見直しについても提言をいただいたところであり、これまでその提言内容について検討を進めてまいりました。

検討の結果、ごみ処理手数料については、これまで18年あまり適用してきた激変緩和措置を廃止し、条例本則に定める価格を適用することなどを含めた見直し案を取りまとめたところであります。

これらの経緯と見直し案の詳細についてお知らせいたします。

見直しの背景

ごみ排出量は有料化直後に減少しましたが、その後は増加傾向にあり、令和7年度の実績は目標値を大きく超過する状況です。
ごみ処理にかかる経費は、物価高騰や施設の老朽化による修繕費増加などで、1kg あたりのコストが有料化当時の 22.2 円から 35.2 円へ上昇しています。

一人一日当たりのごみ排出量の推移グラフ

現在のごみ処理手数料について

平成19年にごみの有料化を導入した際、「由利本荘市廃棄物の処理及び再利用並びに清掃に関する条例」の本則で、可燃ごみ袋と不燃ごみ袋の料金を定めました。これは当時のごみ処理コストに対し、住民負担割合を約40%とした価格で、大サイズ50円、小サイズ30円、ミニサイズ20円としています。

しかし、導入時には暫定的な激変緩和措置として、住民負担割合を約25%とした価格(大サイズ30円、小サイズ20円、ミニサイズ12円)を「当面の間」適用することを附則に加えました。この措置は現在まで継続しています。

なお、資源ごみ袋については激変緩和措置を適用せず、本則による料金(大サイズ20円、小サイズ13円、ミニサイズ10円)が現在まで続いています。

ごみ袋(可燃・不燃袋1枚)の価格
 

大袋(45リットル)

小袋(25リットル)

ミニ袋(15リットル)

現状の価格(激変緩和措置適用)

30円

20円

12円

条例本則の価格

50円

30円

20円

ごみ減量化等推進委員会からの提言について

ごみ排出量削減に向けた取り組みを見直すため、令和7年度、市民・事業者・有識者で構成する「由利本荘市ごみ減量化等推進委員会」を5月から8月までに4回開催しました。委員会では、ごみ削減に向けたさまざまな取り組みについて協議し、9月に市へ提言書が提出されました。

提言書の内容には、ごみの有料化に関して「条例に定める本則まで手数料を増額することは妥当である」といった意見が含まれています。

由利本荘市長とごみ減量化等推進委員会が写っている写真

ごみ処理手数料の改定について

これらの状況を踏まえ、市では、さらなるごみの減量化・再資源化の促進を図るため、手数料の見直しが必要と判断しました。

【見直しの主な内容】

1.ごみ袋の価格改定

  • 現在適用している「激変緩和措置」を廃止し、条例本則の価格を適用します。
    例:燃えるごみ・燃えないごみの大袋は現行30円→改定後50円、小袋は20円→30円、ミニ袋は12円→20円。
  • 燃えるごみ・燃えないごみに新たに中サイズ(35リットル)を導入し、家庭での最適なサイズ選択を促します。
  • 資源ごみ袋は現行どおりの料金を継続するものとし見直しは行わない。

2.粗大ごみ・持ち込み手数料の改定

  • 粗大ごみステッカーは現行700円一律→内容やサイズに応じて400円~1,600円に。
  • 清掃センター持ち込み料は10kgあたり家庭系ごみ90円、事業系ごみ170円などに改定。

3.その他

  • 子育て世帯や介護世帯へのごみ袋配布を継続。
  • 新サイズ導入により、家庭ごとのごみ量に応じた負担軽減を図ります。
  • 現ごみ袋の買占め防止と購入済みのごみ袋の使いきりを図るため、新料金スタート後も現ごみ袋の使用を一定程度設けたうえで、新ごみ袋への完全移行を図る予定です。
指定袋ごとのごみ処理手数料(ごみ袋販売料金)改定案

種別

サイズ

現行料金

(激変緩和措置)

改定料金案

(本則)

燃えるごみ袋

(黄色)

燃えないごみ袋

(青色)

45リットル

30円

50円

35リットル

40円

25リットル

20円

30円

ミニ

15リットル

12円

20円

注:「燃えるごみ」および「燃えないごみ」の袋の色は改定料金導入にあわせて、変更する予定

粗大ごみ手数料の改定案

種別

現行料金

改定料金案

粗大ごみステッカー

700円

サイズ・内容等を問わずステッカーを1枚貼る。

400円

1,600円

廃棄物のサイズ・内容等でステッカーを複数貼る。

注:詳細については、改めてお知らせいたします。

ごみ処理施設清掃使用料(ごみ持ち込み料金)の改定案

(1)本荘清掃センター、矢島鳥海サテライトセンター【10kgあたり】

種別

現行料金

改定料金案

家庭系ごみ

(可燃・不燃)

50円

90円

(可燃粗大)

70円

120円

事業系ごみ

(可燃・不燃)

100円

170円

(可燃粗大)

130円

220円

(2)本荘一般廃棄物最終処分場【100kgあたり】

種別

現行料金

改定料金案

差額/率

不燃粗大

520円

870円

+350円/+67%

(3)鳥海一般廃棄物最終処分場

種別

搬入車両種類

現行料金

改定料金案

不燃粗大

軽トラック1台

520円

870円

2tトラック1台

2,100円

3,490円

4tトラック1台

4,190円

6,960円

 

改定スケジュール(案)

時期 スケジュール
令和7年11月下旬 市議会定例会(12月) 手数料改定関連条例案上程
令和8年1月~ 改定料金等周知(広報紙、説明会、ポスター、HP、SNS等)
令和8年2月~ ごみ袋取扱店説明会
令和8年6月 新ごみ袋サンプル・新ごみパンフレット全戸配布
令和8年8月1日
  • 新料金スタート
  • 新ごみ袋 店頭販売開始
  • ごみ処理施設清掃使用料 改定料金適用開始
現時点での予定であり、今後変更する場合があります。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」等が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

市民生活部生活環境課新ごみ処理施設整備室
由利本荘市尾崎17番地(本庁舎1階)
電話:0184-24-6254 ファクス:0184-24-0228
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。