重層的支援体制整備事業実施計画を改訂しました

計画策定の背景と目的

これまで福祉における各分野では、相談支援制度や福祉サービスが順次、拡充されてきました。一方で、地域住民が抱える課題が、子ども分野、障がい分野、高齢者分野、生活困窮分野など一分野に留まらず、個人または世帯内で分野をまたぎ、複数分野の課題を抱え、かつ既存の支援制度やサービスの対象にならないなど、従来の支援体制では十分に対応できない状況が近年、顕在化しています。

国ではそれらの従来の支援体制では支援が難しい複合的かつ広範な課題や制度の狭間にある需要に対応するために、従来の分野の枠を超えた支援を必要とする方の属性を問わない、新たな相談支援体制の枠組みを整備するために社会福祉法改正に伴う「重層的支援体制整備事業」を創設しました。

本事業は、対象者の属性を問わない相談支援、多様な参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施することにより、地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備することを目的としています。由利本荘市では令和4年度からこの事業に取り組んでおり、由利本荘市重層的支援体制整備事業実施計画を策定しております。直近の実績や事業等の変更を反映させ改訂いたしました。今後は計画に基づいて事業を実施してまいります。