本荘こけし

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ページ番号1009382  更新日 2024年2月26日

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令和6年1月18日、本荘こけしが秋田県伝統的工芸品に指定されました。

秋田県指定伝統的工芸品「本荘こけし」

本荘こけし

本荘こけしの歴史は、明治期に本荘の地に鳴子からの木地師が移り住み、本荘の地で木地技術を伝えたことに始まります。その技術を受け継いだ職人・河村辰治が、鳴子で改めてこけし作りの技を習得(明治30年頃)した後、本荘の地で子供の玩具や土産物として販売されるようになりました。以後代々受け継がれ、現在までその技を継承しています。
その飾りすぎることのない素朴な慎ましさに、現代でも愛好家が多数存在します。

主な特徴

本荘こけし

形状

胴部が頭に比べて細身で、すらりとしたなで肩の立ち姿が特徴です。
本荘こけしは、頭部を胴部にはめ込む構造のため首を回すと音が鳴るようになっています。
この「はめ込み」の技には、熟練の技術が必要になります。

素材

本荘こけしは、始まりから主にエゴノキが利用されてきました。
旧本荘市では身近にあり、白地で描彩が美しく、ろくろで加工することに優れています。
この他にミズキ、イタヤカエデ等も使われています。

描彩

面描

横引きの眉に、点に近い目でおだやかな素朴な表情が特徴です。

一筆目、瞼のついた表現などもあります。

鼻は、一筆で描く丸鼻です。

頭部 前髪は筆の先を少しずつ横にずらして描きながら、左右両端に向けてやや下がり気味に表現します。
前髪の上部は、小さな子供が束ね髪をしたような表現もあり、あか色の線で三方向にかせと呼ばれる結
び目を添えています。前髪の両脇にはびん髪が、2ないし3本表現されます。 
胴模様

井桁(いげた)、絣(かすり)、楓(かえで)、立ち菊(たちぎく)、

あやめ、変り井桁(かわりいげた)、石竹(せきちく)、炎菊(えんぎく)を伝統柄としています。

本荘こけし柄8種

本荘こけしの購入先

museum shop ナナカマド

鳥海山 木のおもちゃ館内ショップです。店頭販売のほか、オンラインショップでも販売しています。
住所:秋田県由利本荘市町村字鳴瀬台65-1 旧鮎川小学校 鳥海山木のおもちゃ館内
電話:0184-74-7120

道の駅 にしめ

物産館にて、齋藤工人のこけしを取り扱っています。

住所:秋田県由利本荘市西目町沼田字新道下1112-2
電話:0184-33-4260

 

注:本荘こけしは1つ1つ手作業で製作されているため、時期により在庫が無い場合があります。

展示販売会

鳥海山 木のおもちゃ館で開催されるイベントや、由利本荘市工芸品展などで本荘こけしが出展される場合があります。

本荘こけし工人

  • 菅原 修 工人

 〒015-0093 大沢12 電話:080-6054-6637

  • 佐藤 こずえ 工人
  • 齋藤 祥子 工人
  • 岡本 雄 工人

 〒018-0851 平岫字牛王瀬14 電話:090-3270-7730 メール:mail@tsukinowa.me

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このページに関するお問い合わせ

観光文化スポーツ部文化・スポーツ課 芸術文化振興班
由利本荘市桜小路1番地5(セミナーハウス1階)
電話:0184-74-8034 ファクス:0184-74-8039
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。