魚形文刻石

エックスでシェア
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1003573  更新日 2022年12月14日

印刷大きな文字で印刷

指定
県有形文化財 (考古資料)(史跡)
昭和28年10月5日
所在
由利本荘市七日町字羽坂64-1
矢島郷土資料館
所有者
由利本荘市

写真:魚形文刻石

魚形文刻石は、通称鮭石とも呼ばれ、30センチメートル~1メートル前後の自然石に魚形を刻んだ石の総称である。
前杉の魚形文刻石は、直径1.5メートル、短径90センチメートル、厚さ45センチメートルの安山岩の自然石で、昭和6年(1931)前杉の丘陵の中腹から発見された。この石には多くの魚形が線刻されて、このうち12匹が判然としている。大きさは最大52センチメートル、最小10センチメートルである。鰓はわずかにカーブし、口はこれまで直線、目は丸点、尾は撥形と、一見象徴的であるが、すこぶる雄渾なタッチである。昭和28年(1953)付近を発掘調査した結果、組石2基、石器、縄文中期の土器などが発見され、縄文時代中期のものと考えられる。現在、町資料館に移されている。
魚形を表した目的については、いろいろ考えられるが、豊漁を祈るためであったのかもしれない。線刻に使用した利器は、石小刀であったと見られている。
この他にも県指定が3個ある。

写真:魚形文刻石2

このページに関するお問い合わせ

教育委員会矢島教育学習課
由利本荘市矢島町七日町字羽坂64番地1 日新館内
電話:0184-56-2203 ファクス:0184-55-4224
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。