表紙 広報ゆりほんじょう NO.90 平成20年(2008) 12/15 編集・発行/由利本荘市広報広聴課 http://www.city.yurihonjo.akita.jp  『先生、さすがですね』   講師の針の入れ方を笑顔で見つめる女性たち。(ごてんまり制作教室/12月4日)  特集 和で広がる観光…3〜17n     駐日ハンガリー大使来市…2n       学校環境適正化検討委員会大三次提言…24n 2ページ 駐日ハンガリー大使が初の来市  ハンガリー共和国のボハール・エルヌー駐日特命全権大使が11月25日、本市を表敬訪問。柳田弘市長との歓談を通し、友好交流の一層の深まりに期待を込めました。  ボハール大使は、正午過ぎに市役所前に到着。横断幕を手にした市職員約150人の拍手による出迎えを受け、「由利本荘市にはハンガリーを愛してくださる方が大勢いらっしゃると以前から聞いていました。素晴らしい出迎え、ありがとうございます」とあいさつ。市長との歓談は応接室で行われ、井島議長、村上副市長、佐々田教育長が同席しました。  柳田市長は「大使のご訪問を心から歓迎します。本市に大使をお迎えするのは初めてのことです。20年ほど前にハンガリーは将来性のある国だと伺い、小学校の音楽教師が本市でひと月ほど指導されたこと、TDKの工場がレイチャク市で操業していたことも交流のきっかけとなりました。本市とバーツ市の子どもたちは毎年、交互に訪問しています。大使が直々に訪れてくださったことに感謝しています」と歓迎の言葉を述べました。  大使は「ハンガリーと活発に交流している由利本荘市を訪問でき、うれしく思っています。市長さんはじめ、皆さんに感謝します。ハンガリー人は日本人のイメージとして一生懸命、成功、熱心さを思い浮かべます。政治体制が変化したこの20年で多くの交流が進み、日本人は心の通じる、とても近い友人だと感じるようになりました。もしかしたらハンガリー人は昔、アジアから引っ越したのかもしれません。子どもたちが交流し、家族同士がお互いを知ることによって両国の関係がさらに深まると思います。今後も市民同士の交流を重視しています」と御礼を述べました。  さらに「来年、日本とハンガリーの国交樹立140周年を迎えます。この機会に多くのイベントを企画しますので、由利本荘市でも『ハンガリーデー』の開催をお願いしたいと思います。大使館が協力し、展示会などの文化的なイベントにしたい。その際にはまた訪れたいと思います」との提案もありました。  市からは記念の写真を収めた組子細工の色紙額が記念品として贈呈され、大使は「色紙の筆耕も伝統工芸品も芸術的ですね」とお喜びになりました。和やかなムードの歓談に続き、本荘公園・修身館を見学され、県庁へ向かいました。  本市では、旧本荘市が平成8年にバーツ市と友好交流協定を結び、平成10年からは中学生による相互交流訪問を続けています。今年も7月31日から8月6日まで、副市長夫妻や中学生14人など、総勢21人が本市に滞在し、地域の文化や歴史、生活の一端に触れました。ハンガリー共和国との友好都市交流は本市のほか鹿角市、湯沢市で進められています。 Friendly exchange activities ●バーツ市  ハンガリーの首都・ブダペストの北に位置する小都市。人口約3万5千人。市の中心には大聖堂や凱旋門がたたずみ、歴史と文化の薫り高い学園都市である。  写真:組子細工の色紙額を手にするボハール大使(左)  写真:天鷺村や本荘公園などを見学された大使 3〜17ページ 特集 和で広がる観光  身近な話題や地域で頑張る皆さんの活動などに迫りながら、一緒に見つめてみましょう―――  早いもので、今年ももうすぐ終わろうとしています。  この一年、市内では四季折々のさまざまなイベントや祭り、施設に多くの人が集い、楽しく過ごしました。  そうしたイベントなどは「観光の振興」を目指しています。  観光というと、余暇を利用して出かけ、名所や祭りなどを見物するものと思いがちですが、はたしてそれだけなのでしょうか。  何かとせわしい年の暮れですが、私たちが住んでいる市の「観光」を一緒に見つめてみませんか――。  写真 上の段:ひまわりまつり、赤田の大仏、旧藩祭     下の段:由利高原鉄道鳥海山麓線、南由利原スノーモビルランド、大内ウインターフェス 1.市内ロケの映画が公開  銀幕から名瀑「法体の滝」をPR  市の観光地「法体の滝」でロケの行われた映画『釣りキチ三平』が、来年3月20日に全国公開されます。人気コミックの初の実写化で注目を集めています。  スクリーンを通じて全国へ、名瀑を大々的にPRできる千載一遇のチャンスです。  本市が誇る、豊かな自然。この自然をスクリーンを通し、全国にPRできるチャンスが到来しました。市の代表的な観光スポット「法体の滝」で夏にロケの行われた映画『釣りキチ三平』が来年三月二十日、いよいよ全国公開されるのです。  「釣りキチ三平」は、横手市増田町出身の漫画作家・矢口高雄さんの代表作。昭和四十八年から十年間、「週刊少年マガジン」(講談社)に連載され、自然派漫画の代表的な存在として人気を博しました。累計販売部数は四千万部といわれ、今も多くの人に愛されているコミックです。現在は矢口さんの描き下ろしによる「平成版・釣りキチ三平」として復活・連載中です。  過去にテレビアニメ化されたことはありますが、実写化は初。原作誕生から三十五年目、待望の映画化実現とあって注目を集めています。  ストーリー。大自然に囲まれた東北地方のある川での鮎釣り大会。優勝した三平三平(みひらさんぺい)少年は、プロの釣り師として活躍する鮎川魚紳の言う伝説「夜鳴き谷の怪魚」に心躍らせ、谷を目指す。三平はその魚を釣り上げることができるのか。それは彼にとって人生初の夢。家族との絆を胸に、三平の冒険が今、始まった―。 名匠、名優が放つ話題作  この映画の制作スタッフ、キャストもそうそうたる面々です。『陰陽師』『バッテリー』などを手がけ、今秋の『おくりびと』でモントリオール世界映画祭でのグランプリを受賞。国内外で高い評価を受けた滝田洋二郎監督がメガホンを取り、これまでの映画では描かれなかった、本格的な釣りの映像をダイナミックにスクリーンに焼き付けました。  主人公・三平を演じるのは『ALWAYS三丁目の夕日』の名演技で喝采を博した須賀健太さん。元気いっぱい、等身大の三平を演ずる姿に、矢口さんも「イメージにぴったり」と絶賛したとのこと。半年以上も特訓を重ねた釣りの妙技も必見です。  また、幻の巨大魚との格闘シーンは、『ALWAYS〜』で昭和三十年代の東京の街を再現した、日本映画VFX(視覚効果)界の最高峰・白組が担当。大自然に溶け込んだ驚異のビジュアル(視覚的演出)で観衆を魅了します。  映画は矢口さん、そして三平の生まれ故郷である秋田の雄大な自然をバックに描かれ、あらゆる世代の共感を集める作品となりました。県内ロケでは鮎釣りの川、築百年のカヤ葺きの民家、絶景の滝…がカメラに収められました。作品紹介には「日本の“原風景”に癒されるのも魅力だ」と記されています。  鳥海地域「法体の滝」でのロケは八月二十日から約一カ月にわたり行われ、この間、JA秋田しんせいが地場産農産物を提供したり同女性部が手作りの弁当を差し入れたりなど、地域との交流やサポートもありました。 観光振興に大きな期待  日本の滝百選「法体の滝」は、この映画の山場の舞台となります。映画を観賞したファンは作品を通じ、名瀑の魅力に触れることでしょうし、「あの滝に行ってみたい」と感じる人も少なくないと思います。  というのも近年、映画のロケ地やオープンセットが新たな「観光資源」として注目されています。スクリーンに登場した地を訪ね、その映画を“体感”しようという観光客が増えているからです。近くでは、山形県鶴岡市羽黒地区の庄内映画村(株)のオープンセットと資料館に年間六万人が訪れるといいます。  日本映画製作者連盟によると年間の邦画公開数は四百本を超えています。活気づく日本映画界に追随し、観光振興につなげようと市町村も躍起になっています。また、映画やテレビドラマ、CMなどのロケ地を誘致し、エキストラ集めや行政手続きなどで撮影に協力して、地域振興をめざす組織「フィルム・コミッション(FC)」も全国で急増しています。  各地で進む、映画産業と観光のジョイント(連携)。こうした観点からも、映画『釣りキチ三平』の公開は法体の滝が全国に知られる観光名所となり、本市を訪れる観光客の増加が見込める明るい話題です。  作者の矢口さんは「法体の滝は二度ほど訪れました。『マタギ列伝』や創作にずいぶん利用させていただきました。三平のロケ地として観光ポイントになればうれしく思います」と期待を込めてくれました。身近な滝が名作の舞台になることのうれしさ、誇らしさを感じるとともに、映画のヒット、「法体の滝」と由利本荘市の知名度アップに心が躍るばかりです。 来年3月20日(祝)、待望の全国公開!! ●法体の滝  末広がりの荘厳な滝で、流長100b、落差57.4b。三つの滝で構成され、最も大きな三の滝は落差42b。本県の名勝・天然記念物第一号指定。日本の滝百選。  写真:映画ポスター (C)2009「釣りキチ三平」制作委員会  写真:主演の須賀健太さん(中央)と一平役の渡瀬恒彦さん(右) 2.身近な観光素材の活用  縦糸と横糸を織り込む  県内一の面積に山・高原・川・海があり、四季の彩り鮮やかな由利本荘市。  史跡や名勝、温泉など、観光のメニューは充実していて、魅力も多彩です。  こうした地域の観光素材を持つ私たちは、何に心を配るべきなのでしようか。  本市の面積は県内一、神奈川県のほぼ半分という千二百九平方`。南に市のシンボル・鳥海山がそびえ、沢や支流を結び子吉川となって滔々と流れ、日本海に注いでいます。  「山・高原・川・海」とそろった自然豊かな田園都市、由利本荘。鳥海国定公園のほか、名勝や史跡、海水浴場、スキー場、温泉、公共の宿など、メニューは充実しています。代表的な観光スポットを北から地域ごとに見ると、岩城地域の天鷺郷、大内地域では折渡の千体地蔵。本荘地域の本荘公園、本荘マリーナ、赤田の大仏、西目地域は望海の丘と浜館公園。由利地域の南由利原、東由利地域の八塩いこいの森。そして矢島地域の花立牧場公園、鳥海高原矢島スキー場、土田家住宅。鳥海地域の法体の滝、丁山地などがあります。 身近な素材を見つめる  観光という分野は、旅行業、宿泊業、輸送業などの関連業種が多く、農業や商工業とも密接なつながりがあり、地域の産業としての裾野は広いものがあります。これが「観光地づくりは地域づくりだ」と言われる理由の一つです。  地域づくりは、すべて点から始まります。美しい自然や景観、文化を継承すること、それを地域のイメージアップや産業振興にどう結びつけ、生かしていくか。地域の身近な観光資源となる素材を見つめ、そのうえで、個々の力を発揮していくことが重要です。このことを確認し、手を結び合うことで、観光を点から面へと広げることができるのではないでしょうか。  各地域で身近な素材を生かした活動や仕事にかかわっている皆さんに登場していただきます。一つ一つは小さくても、観光という縦糸を織り込む身近な素材の横糸です。まず、市観光協会の村岡会長にお話を伺いました。 観光振興は「住む人の知恵」、行事も選別し再構築を――― 由利本荘市観光協会 村岡淑郎会長   全国商工会連合会副会長、県商工会連合会長、(社)県建設業協会副会長、市建設業協会長、本荘由利雇用開発協会長など多数の団体の役職を務める。村岡建設工業株式会社代表取締役。68歳。  元知事の小畑勇二郎先生が「鳥海山はいい山だ。県全体で考えたときに、自然と共存共栄できる鳥海山の開発が必要だ。本県の観光は鳥海に始まり、鳥海に終わる」と何度も話されました。いつだったか「先生、県として始まってもいないし、終わってもいませんよ」と返したことがあります。鳥海山は開発すべきだと私は思います。  国も県も市も財政が厳しい中で、どうやって人を呼ぶかとなれば観光です。観光は、ここに住む人の知恵です。全国的に知恵の強い所が観光地として有名になっています。知恵比べであり、民間を含めた誘客、集客運動が必要でしょう。その拠点として私は由利原に若者、大学生向けのトレーニング施設を充実し、スポーツ合宿をさせるのはどうかなと思い描いています。学生は全国から集まって来ますので、全国版の施設にできます。  広域の観点からすれば、由利本荘市だけでなく、にかほ市も、隣の山形県も入れて進めなければなりません。秋田と山形で提携し、お客さんを呼べるようにですね。  市には県立大学がありますので、大学の協力支援、学生の力を活用すべきです。私たちは年を取りますが、大学生は常に一定の年齢層で、年を取りません。将来とも、県立大学の力を借りるべきです。  合併前は、各地域で「俺が、俺が」というような観光施設やイベントの競い合いをした面もありました。そうではなく、今、一つの市として、みんなで一緒になってやりましょうということです。  他人が伸びたことをうらやんだらだめですよ。隣の人が立派な蔵を建てた。その時はその家に行って、どうすればこういう立派な蔵が建てられるんですかと聞けばいい。昔は、隣が蔵を建てれば、家で腹を立てていると。これでは伸びません、市も地域も。  観光協会も由利本荘市で一つになって四年です。今までやってきた行事を同じようにその地域でやろうとすれば、お金がいくらあっても足りません。今、五千五百万円ぐらいの予算かな。そうではなく、この行事はこの地域に絶対必要だ。しかし、ほかのイベントは統合・廃止もやむを得ないのではないか、選別する必要があると。それを商工会、観光協会で進めています。  既存のものを無くされると地域が下火になると言われますが、良いものは残し、選別しながら大きくしようという意図であって、何も無くす訳ではないのですよ。そういう考え方でないと生き残れませんから。厳しいからこそ、アタマを使い、知恵を出し合っていかなければならないのです。 由利本荘市の四季 観光カレンダー  「心の中に広がる 身近な美しい自然」 好評発売中!!  市観光協会では2009年版の『由利本荘市の四季観光カレンダー』を発売中です。  カレンダーには市内外の写真愛好家の撮影した四季の鳥海山、紅葉の法体の滝など、魅力ある作品十二枚が収められています。季節の移ろいを月ごとに楽しめ、身近な美しい風景が心の中に大きく広がります。ご家庭や職場にいかがでしょうか。 ■価格  1部 700円 ■取扱販売店 市観光協会本部(第二庁舎観光振興課)・支部事務局(各総合支所産業課内)、鶴舞温泉、ぱいんすぱ新山、ユースプラトー、フォレスタ鳥海、鳥海荘、各道の駅(岩城、おおうち、にしめ、東由利、清水の里・鳥海郷)、(株)本間印刷所、高堂書店(本店、イオン店)、民芸さいとう ※数に限りがあります。お早めにお求めください。  写真:鳥海山写真コンテスト入賞作品「高原の花舞台」(時田健一さん・秋田市) 由利本荘に広がる観光の裾(すそ)野で地道にがんばる人たち  ふと見ると、私たちの身の周りには地場産品や伝統工芸品など、身近な素材がたくさんある。  その素材を生かし、地道に活動している皆さんに話を聞いてみよう―― ○鳥海山で山菜やキノコを採る 小沼定美さん(55歳・鳥海町上笹子)   鳥海山で、春はゼンマイ、ウド、タケノコ、秋は舞茸、ナメコなどのキノコを採り、地元の直売所に出しています。天然物は、行かないとわかりません。「もりっと」採った時は気持ちがいいスなあ。山菜は山の神の恵み。私にとって鳥海山は「宝の山」ですヨ。 ○ごてんまり制作教室で指導する 阿部登志子さん (65歳・水林)   ごてんまりづくりを始めて20年以上になります。まりは丸く、正確な等分と多彩な配色を全体にどう施すかが面白さですね。地域に根ざした伝統工芸ですので、後世に伝えていきたいと思います。完成した作品を手に喜ぶ顔を見るのが何よりうれしいですね。 ○千体地蔵のおみやげを手作りする 橋祥子さん(27歳・岩谷町)   去年、腰痛で休んでいた際、相談を受けていたおみやげづくりを思い立ち、紙粘土で「こじぞう」を手作りしました。型はなく、一個一個大きさも違います。誰でもできると思いますよ。私たちを助けてくれる尊いお地蔵さんを見たら、手を合わせてほしいですね。 ○流木で工芸品を製作する 三浦正義さん(65歳・岩城勝手)   定年後、興味のあった工芸品づくりを始めました。何気なく拾った材料ほど良い作品になります。道の駅岩城や秋田市に出しており、購入した人からの反応もいいですよ。川辺や海辺を眺めながらの散歩が一番の楽しみです。[流木工房みうら рV3−3041] ○地元産リンゴの乾燥チップを製品化 斎藤 亨さん(47歳・西目町西目)   農海産物直売グループで秋に乾燥機を導入し、ネギ、リンゴ、モロヘイヤ、ピーマンなどの乾燥品を試作、直売所で販売しています。規格外のリンゴの有効利用策の一つです。酸味の強いものが加工に適しているようです。柿やジャガイモなど、いろいろ試しています。 ○由利高原鉄道の矢島駅で売店を営む 佐藤まつ子さん(61歳・矢島町城内)   駅の待合い室隣で観光案内などをしています。おばこ号とかかわって18年。おばこ姿でお茶をサービスすることもあり、言葉が相手の心に響くように話し、良い印象を持って帰ってもらえるようにと心がけています。高校生にはちょっと厳しく接したり。楽しいですよ。 ○地元産黒平豆で甘納豆を商品化 木島昇子さん (49歳・東由利)   地元の黒平豆を使った甘納豆「モウ太くんの元気豆」は「テナント一店逸品研究会」で誕生しました。「ゴリラの鼻くそ」で知られる島根県の業者の製造です。農家10戸のご協力があり通年販売を実現。大きな豆で味は絶品、オススメです。[東由利ショッピングプラザぷれっそ рU9−3266] ○「リリー・ワールド」を管理する 佐藤忠三さん(78歳・蟹沢)   自宅近くで150種類、60万株のユリ農園を管理しています。見ごろは6月半ばから8月中旬まで。今年は1日最大30台近くの大型バスが乗り付けました。すでに千葉や福井から、来年の問い合わせもあります。球根を植えてから咲くまで4年。栽培面積も相当必要です。 3.広域観光が本格始動!  地域の努力、県が支援  今年8月、県由利地域振興局に「鳥海まるっと観光振興班」が新設されました。  二市と連携し、広域圏での観光振興を図る専門チームで、地域の支援が主な目的。  新たな観光資源の掘り起こしを進めつつ、地域の自主的な取り組みを促しています。  宿泊旅行者数の増加を柱とする誘客を促進するためには、一地域だけでなく、広域的な取り組みが不可欠となります。  八月、県由利地域振興局に広域的な観光振興の専門チーム「鳥海まるっと観光振興班」が新設されました。本市とにかほ市からも職員が派遣され、県と両市、また山形県との連携強化を図り、さまざまなPR活動に力を入れています。  十月からはインターネットのブログ「まるっと鳥海観光応援倶楽部」を立ち上げ、地域住民ボランティアの協力を得ながら、地域の情報を発信。鳥海山の紅葉や食に関する話題など、写真入りでほぼ毎日更新され、新鮮なご当地情報満載で人気を集めています。  また、歴史・文化を素材とした資源を観光に生かす取り組みも積極的に展開。その一つ、冬場の誘客促進を目指し、市観光振興課、資料館と一緒に「ひな街道」の準備を進めている同班の會津さんにお話を伺いました。 地域の熱意をチームで盛り上げます 県由利地域振興局 地域企画課主事 會津志乃さん   平成18年から由利地域振興局勤務。西目町住。  どういう地域でありたいかは、市町村やそこで暮らしている皆さんが決め、そしてそれを実行する。県の役割は、皆さんとお話ししながら、市や関係団体、企業のみんなで一緒に頑張っていることをサポートすることです。  県観光アクションプランのグランドデザインができました。通過型を滞在型にし、魅力ある地域づくりを目指します。ここ(地域振興局)に新しいチーム(鳥海まるっと観光振興班)ができました。冬場の誘客や認知度向上のための課題がありますが、市、観光協会、商工会などの取り組みをサポートしていこうというのがチーム発足の狙いです。  観光は、行政や観光事業者が取り組むものと思われがちですが、観光客は訪れた土地の景色や食はもちろんのこと、人との触れ合い、地域ならではの伝統や習わしを体験することも旅の醍醐味と考えています。そこで、観光ブログ「まるっと鳥海観光応援倶楽部」を立ち上げ、公募した地域ボランティアの皆さんと情報発信を始めました。現在、一日五百件を超えるアクセスがあり、ボランティアの皆さんもどんどん地域情報を発信していきたいと熱意を持って取り組んでいます。  まるっと班では、鳥海山というシンボルを囲み、山形県酒田市・遊佐町・本県の由利本荘市・にかほ市でスタンプラリーを実施したりして、滞在型の広域流動を進めてきました。広域観光は、地域連携をしていくということです。来年度の県第四期実施計画では男鹿エリアと環鳥海エリアの二つの観光圏域を結ぶ新観光ルートの開発などに取り組むことにしています。環鳥海ということでは、秋田から庄内へ、庄内から秋田へという案内も行っており、複数の観光圏ということも想定しています。  市内ではエリアの役割分担をすることによって地域の機能強化が図られると思います。市の観光戦略も地域全体の底上げを目指しているようですので、できる限り私たちもサポートします。  伝統食一つとっても、他市にない食文化を持っていますし、ここにしかないものが地域のブランド化、独自性になります。サシボも家庭では食べるのに、店の料理では出てこない。観光客はそういうものを望んでいます。伝統食材のメニューを地域で食べられるような仕組みづくりを進めてもらいたいものです。地域の素材を生かすことですね。市販の物よりも手作りのガッコ(漬け物)の方がおいしい。地域のものを前面に出し、主張しながらやることがPRになるのではないでしょうか。  「由利本荘ひな街道」は三年目を迎えます。藩主や旧家のお雛様などが展示され、見応えがあります。次回は商店街にあるお雛様の展示を市と一緒に働きかけています。ポイントはお客さんに来てもらえるような地域素材を発掘し、地域づくりを考えていくこと。「地元にこういう良い物があるから来てほしい」、その声をわれわれが情報発信、広報します。ひな街道の今年の参加者数は一万六千人。来年は頑張って二万〜三万人を、と宣伝戦略を考えています。地元の人たちと一緒にどんどん盛り上げていきたいと思います。  文化も食も、すべて生活の延長上に「観光」があるのであって、全く関係がないということは百パーセントありません。市に人が来ると活気が出ます。地元で食事や買い物をしてくれます。すべてが活性化につながっていきます。  写真:地域のボランティアが情報提供しているブログ「まるっと鳥海観光応援倶楽部」     ●ブログのアドレス http://chokaikankoakita.cocolog-nifty.com/  写真:県主催「鳥海観光みらい塾」に参加した皆さん(12月4日・アクアパル)  写真:「ひな街道」の写真を大きくあしらった由利地域振興局・會津さんの名刺 4.喜び、期待 参加者の声  「ファン」の声を励みに  観光の魅力や人気を向上させるために重要なのは「お客さんの満足度を高めること」。  イベントに参加した皆さんの「楽しい。おいしい」という声が私たちの励みになります。  広報では「ファン」の皆さんに「ひとこと、いいですか?」と感想を伺いました。 ○冬の秋田を堪能しています  旅行会社のツアーで「石脇蔵の市」を訪れた 荒井好江さん(65歳・仙台市)   田沢湖や男鹿に行ったことはありますが、冬のこの地方は初めて。先週も乳頭温泉に行き、雪の多さに驚いています。今回は赤田の大仏様、新山神社の裸まいり、酒蔵などを見学。また来てみたいと思います。 ○星空がとってもきれいに見えたよ  天体望遠会に参加した 板垣祥輝君(由利小3年)   コスモワールドで、望遠鏡から夏の星座や流星群がすごくきれいに見えたよ。   さそり座の心臓部分に輝くのは「アンタレス」という星なんだ。 ○地元の酒を応援していきたい  「東由利」試飲会に参加した 畑山敏男さん(66歳・東由利老方)   「湯楽里」は温泉入浴でよく利用しています。私自身、お酒はあまり得意でありませんが、プレゼントするとみんなが本当に「おいしい!」と喜んでくれますね。地元のお酒を、これからもいろいろな形で応援していきたいです。 ○「高城」が一番好き!  「あまさぎワインまつり」を訪れた 渡邉真湖さん(42歳・秋田市)   新酒パーティーには何度も参加していますが、ワインまつりは初めて。職場の仲間10人で来ました。「高城」が一番好きですね。おいしくて何杯でも飲めちゃいます。次回のパーティーが今から楽しみです。 ○いい機会に恵まれ、充実感いっぱい  ハツラツ鳥海ウオーキングに参加した 細川照子さん(左55歳・秋田市)、細川睦子さん(56歳・同)   旧矢島街道は初めて通りました。カツラも立派で見応えがあって、このような機会(バスがゴール地点まで迎えにきてくれる)がないとこのコースは歩けませんでした。   今日は充実感でいっぱいです。 ○上品な味で、おいしいですね  「秋田由利牛堪能まつり」に二人連れで参加した 加藤一雄さん(30歳・山形市)   ドライブ中に看板を見つけ、参加しました。この肉はとろけるような舌触りと上品な味わいがあり、おいしいですね。米沢牛だけじゃないんだと思いました。消費者の一人として国産の物を安心して食べられるような体制と、地産地消の推進を望んでいます。これを食べたら花立牧場に行きます。 ○初めて船に乗ったよ  西目漁港まつりに参加した 伊藤郁也君(新山小1年)   今日はおばあちゃんと一緒に、西目漁港まつりに来ました。   (漁船遊覧体験で)初めて船に乗りました。初めはちょっとこわかったけど、とても楽しかったです。   また、また乗ってみたいなー。 ○ジャージアイス冷たかったけど頑張りました  「鳥海高原花立秋まつり」を 家族で訪れた 藤井祥一朗くん(秋田市・築山小6年)   「ジャージーアイス早食い大会」、おもしろいですね。寒かったけど1位になってミルジーのヨーグルトセットをもらいました。アイスもおいしかったですよ。   毎年楽しみにしていて、今年の参加が6回目です。今から来年の秋まつりが楽しみです。 顔の見える商品、PBは地元との信頼関係を持つこと  (株)齋彌酒造店 取締役製造部長(杜氏) 山内杜氏組合長 高橋藤一さん  市内四つの酒蔵が、それぞれに特長ある水を使っています。私たちは、ここ石脇の湧き水の持つ特長を出せるよう模索し続けてきました。  今年の全国新酒鑑評会、インターナショナルサケチャレンジ、全米日本酒歓評会で金賞をいただきましたが、すべて市販の酒です。賞を取るためめの酒造りは一切考えていません。この蔵が百年以上も存在しているのは、湧き水という財産によるものですので。  その地域の水やコメで、由利の「百竈」、ボツメキの水で「東由利」など地域限定商品、プライベートブランド(PB)も製造しています。一つは委託してくださる地域の皆さんに作り手の顔を見てもらえること。もう一つは、飲んでくださる皆さんと蔵との信頼関係を持つこと。これが大きい。採算ではありません。  PB商品は地元のコメと水を使う、地産地消の原点。地元の人にとっても愛着があると思います。そこだけの一本ですから責任もあり、こちらも真剣勝負です。  今年のコメは作柄が良く、近年になくおいしい酒が生まれます。各社のコメと水で作った、本物の「米の酒」を飲んでほしいです。  写真:純米吟醸「東由利」のタンクと  写真 蔵元:(株)佐藤酒造店、秋田誉酒造(株)、天寿酒造(株)、(株)齋弥酒造店 ここには 超高層ビルも 縦横無尽に張り巡らされた私鉄や地下鉄もない ここにあるもの それは 青い空 清い水 濃い緑 朝日に輝く鳥海山 夕日に染まる日本海 自然とともに暮らし、育ち、 自然を崇拝する中で生まれた民俗文化がある それが 私たちの誇り 私たちの財産 私たちの和の原点  写真:釜ヶ台ため池で羽を休める水鳥  写真:坂之下番楽(矢島地域)  写真:潟保八幡神社番楽(西目地域) 5.故郷を想う心はひとつ  故郷(ふるさと)、応援します  特集の最後に、3人の方々に「故郷」への想いなどを伺ってみました。  温かなまなざしで地域を見つめてくれる、「身近な応援団」の皆さんです。 加藤夏希さん ●プロフィール  由利本荘市出身。12歳で女優としてデビューし、"超新星の登場"と絶賛される。高い演技力で好感度抜群の「実力派女優」であり、ファッション誌のトップモデル、演劇・映画・テレビのほか、商品プロデュースなど、多方面に活躍中。10月26日、県立大学キャンパス大使に任命され、来市。23歳。  加藤さんの公式ホームページ http://www.dimension-blue.co.jp/ 秋田の良さ 宣伝を頑張りたい  県立大学キャンパス大使に任命され、地元の人に支えられ、応援されているんだと、すごくうれしく感じています。  由利本荘はきれいなまま残っていて、それは多分、人の力があるからこそだと思います。子吉川は両親がボート大会で出ているイメージがあり、私の中では一番の思い出の川。きれいなままで残してほしいですね。私は菜種油、菜の花プロジェクトにかかわっています。これを世界に広める、その発信が由利本荘市になったらうれしいなあと。  観光ではいろいろな人に見てほしい素晴らしいスポットがあるのに、宣伝が難しかったり他県の方が力が強かったりすることがあると思いますが、私自身がきっかけ、支えになって「秋田はこういう所がいいよ」というアピールを一緒に頑張っていけたらと思います。  モデルもやっていますので、若い人が一番集まるのはファッションの街かなと。景色も街並みもきれい、秋田美人と言われるきれいな人も多く、おしゃれな人が増えたらいいなと思います。 浅利香津代さん ●プロフィール  秋田市出身。日本大学芸術学部卒業後、望月優子に師事。新劇団新人会で8年、その後劇団前進座で中村翫右衛門に師事、10年在団後フリーとなる。「華やぎの糸」「貞子ー秋田おばこ物語」などで主演。「釈迦内柩唄」の藤子役で文化庁芸術祭演劇部門で優秀賞受賞。一人芝居「花いちもんめ」「足の裏の神様」「影法師」などで全国巡演。テレビ、商業演劇で活躍、朗読と紙芝居にも力を入れている。64歳。  浅利さんの公式ホームページ http://www.asarikazuyo.com/ 縁の人あり、温泉・食も最高  「本荘」という響きが私には特別! 祖母、母ともに習い、私も六歳から習った日本舞踊の故・初代藤蔭清枝(後の初代季代恵)が菩提寺超光寺さんに眠っています。また、東京で本荘刺し子で大活躍、亡くなるまでたくさんの教室を持ち、本荘弁で教授、私も随分可愛がっていただいた故・吉田英子先生もいらっしゃいます。  お墓参りの後、時折憧れの秋田富士・鳥海山を、馴染んでいるホテルフォレスタ鳥海から眺めながら、肌にツルツルの温泉に入るのが最高! 雪の冠を付けた鳥海山は素晴らしく美しいし、若葉青葉の春が目にまぶしく、そして秋の紅葉も見事! 散歩は心洗われる法体の滝が楽しみ! あとは猿倉人形芝居と獅子舞と番楽を見るのが夢!  そうそう、東由利のコッテリの鴨肉と鳥海のあとひく松皮餅がうめェすなあ! 「観光カリスマ」百選 佐藤和志さん  (社)田沢湖町観光協会長、県環境審議会温泉部会理事、日本秘湯を守る会副会長、日本温泉学会理事、日本温泉協会理事。(有)鶴の湯温泉代表取締役。由利本荘市矢島地域出身。61歳。 地域性が光る時代に  観光地では、会話も標準語でなければならないと思っていませんか。今は逆に地域性が光る時代。その地域がそのままであることが、これからの観光地なのです。今あるものをどうやって知ってもらい、喜んでもらうか。秋田でも東京弁ではインパクトがないと思いますし、食べ物や言葉、人柄などのソフトが問われていると思います。「標準語をしゃべれないからいいんだ」というぐらいの発想の転換が必要だと思います。 価値のある「原風景」  地域の原風景、由利本荘でいえば東由利のハサ架けとか、昔ながらの風景が都会の人に喜んでもらえます。不便だけれども行ってみる価値のある所はやはり日本の「原風景」でしょう。由利本荘にはそれがあります。カヤ葺き屋根の家でモチをついて食べさせたり味噌を作ったりなど、日本の原風景の生活空間を造ることで観光地になると思います。  子吉川の鮎やカニで商売ができるよう、付加価値を付けられればいいのです。一案は全酒蔵を巡るツアー。複数の蔵を回る魅力、味や仕込みの違いも相乗効果になります。川ガニをつまみに「由利本荘の酒をみんなで飲んでみよう」とか。由利高原鉄道は鈍行ですが、それはそれの楽しみ方があると思います。好きなカップ酒を選べて、地元で作った鮭とばをつまみにするとか、昔懐かしい風景を思い出させるような仕掛けを地元の人たちでやってみてください。  *観光カリスマ…特色のある観光地づくりに貢献した100人を国土交通省などからなる選定委員会が選定。 ●鶴の湯温泉  乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持ち、秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉。今なおカヤ葺き屋根の長屋「本陣」が残っている。 特集 和で広がる観光  勉強もそうですし、スポーツや仕事にしても、頑張っていることを誰かにわかってもらえれば、張り合いが生まれます。良い成績なら知名度も上がり、褒めてもらうことでさらにやる気や元気が出ます。そして、その元気は周囲にも波及します。  こうして見ると、観光も似ているような一面があります。市の観光が知られるようになることで、私たち自身が地域の良さを再発見・再認識し、さらににぎわいと元気を増しながら全国に発信できるようになる――。  そう願いつつ、観光の新たな動きや話題、地道に取り組む人に焦点を当てながら、より身近な対象として観光を見つめてほしい――これが今回の特集のねらいです。紙幅に限りがあり、市内の施設や祭りなどは紹介できませんでした。観光情報は、市の観光ガイドブックをご覧ください。  12〜13nに、行事に参加した皆さんに伺った感想を掲載しました。どの方も由利本荘市の良さを認めています。食や景色、イベントに温泉、文化…。本市にも多くの売り物があります。  住んでいる人が「ここには何もない」と思うと、まちづくりは立ち止まってしまうと言われます。ここにあるものを輝かせ、その「光」を「観てもらう」。そのことがみんなの誇りになる。それを情報として発信していく。そこに必要なのは「人の和」ではないでしょうか。  力を合わせ、身近なところから観光振興を進めていきましょう。   【終】 資料提供/初瀬武美さん、仙北市、(資)クロスフェイド 18ページ みなさんの頑張りがまちの元気です! 栄誉・栄光・受賞・活躍 ふれあい広場  市民の皆さまのさまざまな活躍をご紹介します。  あわただしい年の瀬、皆さまが良いお年をお迎えくださいますように―。 社会福祉事業で長年の功績 全国社会福祉大会で厚労大臣表彰  本年度の全国社会福祉大会が十一月七日に行われ、次の方々が表彰を受けられました。 ■厚生労働大臣表彰  橋悦子さん(59歳・岩谷町)  近藤英夫さん(59歳・若松町)  阿部正紀さん(57歳・葛法)  橋さんは松ヶ崎保育園の勤務を通じ、また近藤さんと阿部さんは県心身障害者コロニー従事者として長年にわたり社会福祉事業に精励され、その功績が認められたものです。  写真:橋さん  写真:近藤さん  写真:阿部さん 調理師制度の発展向上に尽力 長年の功績に厚労大臣表彰  「調理師法施行五十周年記念全国大会」が十一月十九日に行われ、調理師として長年の功績が認められた太田良雄さん(78歳・猟師町)が調理師制度功労者として、厚生労働大臣表彰を受けられました。  写真:太田さん 健康づくり推進事業者等表彰 本市からは初の受賞「ホットハート由利」  自主的に自殺予防に取り組んでいる団体として、由利地域の「ホットハート由利(三浦令子会長)」が、心の健康づくりへの貢献が認められ、健康づくり推進団体として県から表彰されました。 ジャパンマイコンカーラリー北東北大会 由利工高ロボット研究部が三連覇  ジャパンマイコンカーラリー北東北大会が十一月十六日に行われ、この大会へ出場した由利工業高校の齋藤祐希君(電気科三年・にかほ市)が優勝、佐藤千翔君(同・水林)が三位に入賞し、由利工高はこの大会三連覇を成し遂げました。優勝した齋藤くんは来年一月十一日に北海道で行われる全国大会へ出場します。  写真:優勝した齋藤君(中央)と3位に入賞した佐藤君(右)、同部の三船君 秋田県スキー連盟が創立80周年 同連盟から本市へ感謝状  県スキー連盟の創立八十周年記念式典が十一月九日に行われ、連盟と本県スキー競技の発展に対するこれまでの本市の功績に感謝状が贈られました。 叙位 従六位/地方自治功労 故 石川 久さん(10月1日逝去・71歳・石脇)  石川さんは平成3年から平成20年10月まで17年間の長きにわたり、本荘市議会議員、由利本荘市議会議員として本市発展に尽力されました。 善意の寄贈をいただきました  石川さんのご家族から、サクラの木(ソメイヨシノ・3本)を寄贈いただきました。寄贈いただいたサクラは石脇の「ぱいんすぱ新山」の敷地内に植えられました。  写真:石川さんの長男・良成さんから鷹照副市長へ目録が手渡されました 19ページ 秋田県立大学 本荘キャンパス通信NO.38 学生による大学レポート  科学のマジック!? タネとシカケは『超伝導』               機械知能システム学科2年 岩本 翔太  今回私が紹介するのは「手品のように物体が空中で浮かぶ」不思議な現象『超伝導』です。大学の物理学実験の授業でこの現象を知り、興味を持ちました。  実験では、セラミックスの超伝導物質と強力な永久磁石を使いました。円盤状の黒い物質に、零下二百度の液体窒素を流し込んで冷却すると、特異な現象を起こす「超伝導体」に変身します。その超伝導体の上に磁石を置くと、なんと磁石は宙に浮いたまま。しかも、指でつついても落ちたりせずに空中にとどまっていました。これが、超伝導の「磁気浮上」と呼ばれる現象です。  超伝導とは、特定の物質が極低温に冷やされたときに、電気抵抗がゼロになり、磁気浮上のような現象が起きることです。リニアモーターカーに使われているほか、電線に応用すれば電力を無駄なく効率的に使うことができます。しかし、極低温まで冷やさないと超伝導現象が見られないというのが最大の欠点です。もし、室温で超伝導が実現できたのなら、ノーベル賞ものらしいです。  県立大学では助教の二村宗男先生が超伝導を研究していますが、一年生のグループ四人も学生自主研究制度を活用して取り組んでいます。彼らが挑戦しているのは「タイヤと車体を接触させずに動かす車の模型」です。磁気浮上を利用し、円柱状の永久磁石をタイヤにして超伝導体を入れたプラスチック製の車体を動かすものです。メンバーの一人、石岡豊さんは「車体を独自で作り試行錯誤した結果、車体を車輪から浮かせることができた。車体の動きを安定させ、走行時間を長くするなど、さらなる性能向上を目指しています」と話していました。  超伝導に関する研究は、オープンキャンパスや大学祭でも展示・実演し、好評でした。  写真:超伝導体の上に浮かぶ磁石  写真:車体が車輪から浮く車の模型  写真:超伝導の学生自主研究グループ 市役所 各施設 年末年始の業務状況  年末年始のため、市役所ほか各施設は12月27日(土)から1月4日(日)まで休業します。  一部業務については次の表のとおりですので、ご確認のうえお出かけください。         ×印…休業・休館 ○本庁 市民生活課窓口(рQ4−6243) 市税収納窓口(収納課рQ4−6256) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)※    30日(火)※    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)×  ※29日(月)午前9時〜午後3時、30日(火)午前9時〜正午にそれぞれ本庁窓口を開設します。取扱業務は住民票謄抄本の発行、印鑑登録と証明書発行、市税の納付と相談です。戸籍の証明書発行、住民登録の異動手続きは行いませんので、お急ぎの方は26日(金)までにお済ませください。 ○ごみ ごみ収集(全地域) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)    30日(火)    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 清掃センター(本荘・鳥海) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)    30日(火)    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 最終処分場(本荘) 12月27日(土)×    28日(日)    29日(月)    30日(火)※    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)×  ※30日(火)は正午まで。  ◆ごみ処理に関する問い合わせは、生活環境課(рQ4−6253)、各総合支所市民課まで ○矢島 矢島勤労青少年ホーム(矢島教育学習課рT6−2203) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 寿康苑(рT6−2940) 12月27日(土)    28日(日)    29日(月)    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 福祉会館(рT6−2205) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× ○岩城 亀田城佐藤八十八美術館(рV4−2500) 12月27日(土)    28日(日)    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)     4日(日) 岩城図書館(рV3−3673) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日) ○本荘 休日応急診療所(рQ4−3917) 12月27日(土)×    28日(日)菊池四郎    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)山田暢夫     2日(金)佐藤伸逸     3日(土)佐藤護     4日(日)作左部貢 鶴舞温泉(рQ3−7227) 12月27日(土)    28日(日)    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)  1月 1日(木)     2日(金)     3日(土)     4日(日) ぱいんすぱ新山(рQ8−1661) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)    30日(火)    31日(水)  1月 1日(木)     2日(金)     3日(土)     4日(日) 本荘勤労青少年ホーム(рQ2−2077) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 本荘図書館(рQ2−4900) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日) ○由利 由利図書館(рT3−2121) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日) ○鳥海 紫水館(рT7−3020) 12月27日(土)    28日(日)    29日(月)×    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日) 鳥海診療所(рT7−2003) 12月27日(土)    28日(日)×    29日(月)    30日(火)    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 直根診療所(рT8−2004) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)    30日(火)    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 笹子診療所(рT9−2321) 12月27日(土)×    28日(日)×    29日(月)    30日(火)×    31日(水)×  1月 1日(木)×     2日(金)×     3日(土)×     4日(日)× 20〜21ページ 暮らしのお知らせ 情報ひろば ◆募集 2009エランカップ ジャイアントスラロームスキー大会  今シーズン最初に開催される県スキー連盟公認大会。例年200人以上のスキーヤーが県内外から参加します。 とき 平成21年1月11日(日) ところ 鳥海高原矢島スキー場 参加料 2,500円 申込期限 12月22日(月)正午 申し込み・問い合わせ先 矢島総合支所産業課(рT5−4953) 市営住宅の入居者募集中!  市営住宅入居者を募集します。 ▽公営住宅  岩城地域  1戸(愛宕)  由利地域  3戸(滝沢舘) ▽公共住宅  鳥海地域  1戸(笹子) ▽公共住宅(若者住宅)  東由利地域 1戸(吉野) ▽申し込み期限 12月25日(木) ▽申し込み・問い合わせ先 入居の条件など、詳しくは都市計画課(рQ4−6334)または各総合支所建設課まで 自宅がキャンパス「放送大学」学生募集(平成21年4月入学)  放送大学はテレビ、ラジオで授業を行う、正規の大学です。一科目から学べ、入学試験はありません。教養学部生と大学院生を募集します。 ▽募集期限 平成21年2月28日(土) ▽問い合わせ先 放送大学秋田学習センター(рO18−831−1997、ホームページhttp://www.u-air.ac.jp) ◇相談 常設人権相談所(人権擁護委員常駐日)のご案内  秋田地方法務局本荘支局では、平日の午前8時30分から午後5時15分まで相談所を開設し、地域住民の方々の心配事や困りごとについての相談業務に当たっております。また、次の曜日は法務局職員のほか、人権擁護委員が常駐して業務にあたっております。 ▽曜日 毎週火曜日(祝日を除く)(午前9時〜午後4時) ▽問い合わせ先 秋田地方法務局本荘支局(рQ2−1200) ○お知らせ インフルエンザ・ノロウイルスの予防を心がけましょう! ●高熱には注意!インフルエンザを予防しましょう  気温が下がり、空気の乾燥した冬になるとインフルエンザが流行します。予防のために次の点に気をつけましょう。 @感染経路を断つ  外出時にはマスクをし、人ごみを避ける。帰宅時にはうがい、手洗いをし、適度な湿度(50〜60%)を保ち、定期的に部屋の換気を行う。 A抵抗力をあげる  バランスの良い食事と十分な睡眠をとる。適度に運動し、過度な厚着は避ける。 B免疫力をつける  インフルエンザの予防接種をする。 ※予防接種の効果が現れるまで2週間程度かかりますので、インフルエンザが流行する前に早めに接種しましょう。 ●ノロウイルスによる感染性胃腸炎も冬場に急増します  ノロウイルスは感染力が非常に強く、わずかにウイルスが付着しているだけで感染する恐れがあります。予防のために次の点に気をつけましょう。 @手洗い  帰宅時、トイレの後、食事の前などは、石けんを十分に泡立て手を洗う。水道の蛇口やタオルの衛生にも気をつける。 A食品の十分な加熱  食品内部の温度が85度以上で1分以上加熱をする。 B調理器具などの消毒 85度以上の熱湯で1分以上加熱、または塩素系漂白剤で消毒する。 C下痢・嘔吐物などの汚物処理  マスクや手袋をして速やかにビニール袋に入れ、密封したうえで捨てる。床などはふき取りの後、塩素系漂白剤で消毒する。 ※激しい下痢や嘔吐、気になる症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。 市税の期限内納付にご協力ください  固定資産税第3期分と国民健康保険税第6期分の納期限(口座振替日)は平成21年1月5日(月)です。お近くの金融機関、JAまたは市役所市金庫で忘れずに納付してください。口座振替納付の方は、預金残高の確認をお願いします。 ▽問い合わせ先 市収納課(рQ4−6256) 償却資産(固定資産税)申告のお知らせ  個人や法人で工場や商店を営んでいる、アパートや駐車場を貸し付けているなど、償却資産(事業用の資産)を所有されている方は、毎年1月1日現在の所有状況を申告していただくことになっております。 【申告が必要な資産】  事業の用に供することができる構築物・機械・装置・車両および運搬具・工具・器具・備品などで土地・家屋以外のもの。 ※自動車税・軽自動車税の課税対象になっているもの、使用期間が1年未満または取得価格が10万円未満のもの、取得価格が20万円未満のもので3年間で一括償却するものを除きます。 【申告の方法】  該当者へ申告書などを送付しますので期限までに提出してください。 ※新たに事業を始められた方や、償却資産所有者で申告書をお持ちでない方はご連絡ください。 ▽提出期限 平成21年2月2日(月) ▽提出先 市税務課または各総合支所振興課 ▽問い合わせ先 市税務課 資産税班(рQ4−6304) 本荘郷土資料館「年末年始休館」のお知らせ ▽年末年始休館日 12月27日(土)〜平成21年1月5日(月) ※現在開催されている企画展「北前船と子吉川」は1月18日(日)までです。貴重な石脇絵図公開中。(毎週月曜日休館) ▽問い合わせ先 本荘郷土資料館(рQ4−3570) 平成21年市消防出初め式  新春を飾る消防出初め式が次のとおり開催されます。市民の皆さま多数のご参観をお願いいたします。 ▽とき 平成21年1月5日(月)     午後0時30分〜くす玉開放(市役所前)、0時40分〜分列行進(市役所前道路)、1時30分〜式典(本荘文化会館) ▽問い合わせ先 市消防本部 総務課(рQ4−6295) 本荘南中学校の新校舎を市民の皆さんに公開します ▽とき 平成21年1月9日(金)午前9時〜11時30分、10日(土)午前9時〜午後3時 ※内履きを持参ください。 ▽問い合わせ先 市教育委員会 教育総務課(рQ4−6280) 〜製造業事業所の皆さまへ〜平成20年工業統計調査へのご協力お願いします  経済産業省では、工業統計調査を12月31日現在で実施します。  製造業を営む事業所を対象として、我が国の工業の実態を明らかにするため毎年実施しており、調査結果は重要な基礎資料として、国や地方公共団体、また企業や大学など幅広い分野で活用されています。  今年は全数調査のため、すべての製造業事業所が対象になります。12月下旬に調査員が記入のお願いに伺いますので、ご協力をお願いします。 ▽問い合わせ先 市企画調整課 統計班(рQ4−6227) 緊急経済対策融資制度がスタートしています  10月31日から、中小企業庁による中小・小規模事業者向けの緊急保証制度が開始されています。 ▽対象者 中小企業庁が定める指定業種(現在618業種)で、売上高の減少や価格転嫁の困難について市長の認定を受けた中小企業者 ▽内容 金融機関から融資で一般保証とは別枠に、担保保証で8千万円、普通保証で2億円まで、信用保証協会の100%保証を受けることができます ※ほかに県の制度もあります。 ▽問い合わせ先 市商工振興課(рQ4−6378)、各総合支所産業課、信用保証協会、最寄りの商工会、各金融機関 冬休み子ども陶芸教室 ▽とき 12月26日(金)午前9時〜 ▽ところ 東光館(赤田) ▽参加費 500円(材料費) ▽対象 小学校4年生以上 ▽定員 20人(先着順) ▽申し込み・問い合わせ先 12月22日(月)まで東光館(рQ3−2882) 雪による事故を防ぎましょう  冬将軍の到来により、雪との生活が始まりますが、積雪が多くなるにつれ雪による事故が発生しております。  県内の昨年12月〜今年3月までの雪害事故は92件(死者7人・負傷者85人、うち65歳以上の高齢者は41人)です。死傷者は、雪下ろし作業中が7割以上を占めており、ほかは除雪機またはスノーダンプなどによるものです。次の事項を順守してください。 【事故防止の注意事項】 @屋根の雪のゆるみに注意する。 A安全な服装で行う。 B命綱を必ず付ける。 Cはしごは倒れないようにしっかりと固定する。 D一人での雪下ろしはやめ、家族や近所の人などに知らせてから行う。 E無理な作業はやめる。 F除雪機にトラブルが発生した場合は、エンジンを止めてから対処する。  また、一人暮らしや高齢者世帯に、姿が見えないなどの異常があった場合はすぐに駆けつけ、確認をしてくださるようお願いいたします。 ▽問い合わせ先 市交通防災課(рQ4−6254)、本荘消防署(рQ2−0011)、矢島消防署(рT5−2111) 県有地を売却します ▽所在地 由利本荘市石脇字田尻野7番26・宅地977.23u ▽予定価格 2千130万4千円 ▽入札日 12月25日(木)午前11時 ▽問い合わせ先 県出納局会計管財課 財産管理班(рO18−860−2736) 冬季休業中の高校生の生活心得 【禁止していること】 @夜間の外出、無断外泊 Aパチンコ店、喫茶店などへの出入り B飲酒・喫煙を伴うカラオケボックスの利用 C飲酒、喫煙、薬物乱用 D自転車使用時の並進、二人乗り、傘差し、無灯火 E自動車・自動二輪車(無許可)の運転免許取得 【学校の許可を必要とするもの】 ●アルバイト ※次の業務は許可しません。 @危険・有害業務 A夜間業務 B酒類を提供する業務 C自動二輪車や自動車を用いる業務 D責任が重すぎる業務 ●校外の集会、諸活動への参加および旅行 ※同級会の許可基準 @昼間の開催であること A会場が出身校であること B恩師などの参加を伴うこと ●登山、キャンプ、旅行、サイクリング、演奏活動など ▽由利本荘・にかほ六高校生徒指導連絡協議会 22ページ 図書館インフォメーション  新着図書案内 ◎本荘図書館(рQ2−4900) 間宮林蔵・探検家一代        高橋大輔 Shadow戦記             紅月 輝 粗茶を一服             山本一力 ちょいな人々            荻原 浩 群青                宮本あや子 モダンタイムス           伊坂幸太郎 ことば汁              小池昌代 東天の獅子             夢枕獏 マンガ日本の古典「吾妻鏡」     竹宮恵子 手塚冶虫の旧約聖書物語       手塚冶虫 病気に強くなる免疫力アップの生活術 廣川勝 カラス               杉田昭栄 今を知る情報源           生活情報センター 集落営農              森本秀樹 みうたさんのからだにやさしい雑穀レシピ 江島雅歌 外国語学習の科学          白井恭弘 子どもの貧困            阿部 彩 わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて 岩附由香 たのしい紙こうさく全8巻      竹井史郎 クリスマスのふしぎなはこ      長谷川摂子 ハモのクリスマス          たかおゆうこ ◎岩城図書館(рV3−3673) ワルツ 上・中・下         花村萬月 徒然王子 第1部          島田雅彦 とんび               重松 清 僕の好きな人が、よく眠れますように 中村 航 謎手本忠臣蔵 上・下        加藤 廣 参謀力−直江兼続の知略−      童門冬二 図書館ねこデューイ         ヴィッキー・マイロン あした選挙へ行くまえに       池上 彰 オリビアクリスマスのおてつだい   イアン・ファルコナー 赤はなのトナカイルドルフ      つかだきょうこ おふろおばけ            村田エミコ ◎由利図書館(рT3−2121) テンペスト 上・下         池上永一 モーツアルトの息子         池内 紀 行の門               五木寛之 食養で治すメタボリックシンドローム 藤城 博 家庭でできるキノコつくり      大貫敬二 山の幸利用百科           大沢 章 お茶人のための茶花の野草大図鑑   世界文化社 父と娘の往復書簡          松本幸四郎 天使の恋 上・下          sin 朝バナナダイエット         はまち。 ホネホネたんけんたい        西沢真樹子 にじになったさかな         ビーゲン・セン もうすぐママは星になる       スー・ローソン どこ?               山形 明美 地域情報コーナー 本荘地域 ■1月からの「遊泳館」各種教室 開催日 1月9日(金)から毎週月、金曜日全15回 【水泳教室】 ◎初級者(クロール、背泳ぎ) 午前10時15分〜11時10分 定員 40人 ◎中級以上(平泳ぎ、バタフライ) 午前11時15分〜午後0時10分 定員 25人 【水中ウォーキング教室】 午前11時15分〜午後0時10分 定員 20人 講師 水泳指導員 田口真由美さん、佐々木君枝さん、大川はるかさん 参加費 2,000円 ※各教室とも参加費を初日にいただきます。プール使用料は毎回必要です。 申し込み・問い合わせ先 市スポーツ振興課(рQ4−6287)または遊泳館(рQ4−0134)まで ■フィットネスジム登録講習会 日時 12月18日(木)午後6時 場所 アクアパル 定員 25人(先着順) 年会費 一般=3,150円、学生=1,575円(ともに税込み) ※事前に電話などでアクアパルへ申し込みください。(рQ2−5611) 矢島地域 ■公共施設休館日(12月下旬) 日新館 27日(土)〜1月4日(日) 青少年ホーム 27日(土)〜1月4日(日)、日曜・祝日の夜間(午後5時〜)  ▽矢島教育学習課(рT6−2203) 寿康苑 21日(日)、30日(火)〜1月4日(日)  ▽寿康苑(рT6−2940) 福祉会館 27日(土)〜1月4日(日)  ▽福祉会館(рT6−2205) ■保健師さんによる健康相談 日時 12月16日(火)午前9時30分〜11時 場所 寿康苑 大広間 ※新荘方面の送迎の日です。 問い合わせ先 寿康苑(рT6−2940) ■保育園児のおゆうぎ発表会  保育園の子供たちが、かわいいお遊戯を見せてくれます。 日時 12月18日(木)午前9時30分開演 場所 寿康苑 大広間(入館料200円) 問い合わせ先 寿康苑(рT6−2940) 大内地域 ■読み聞かせ教室『おはなしのへや』開催しています 日時 12月20日(土)午前10時30分〜(第3土曜日の開催) 場所 出羽伝承館 ※『クリスマス特集』として、関連する本を多数展示、貸し出ししております。 【年末年始休館日のお知らせ】 12月29日(月)〜1月5日(月) 問い合わせ先 出羽伝承館(рU2−0505) “ムツゴロウさん”を迎えて― 市文化講演会(大内会場)  “ムツゴロウさん”こと畑正憲さんを講師に迎え、市文化講演会(大内会場)が十一月二十四日、大内農村環境改善センターで行われました。  畑さんは「動物も人間も集団の中で育つことで学び、成長する。人間としての生き方を体で味わう生活を今の子どもにはさせてもらいたい」と話し、さまざまな動物の物まねを織り交ぜながらの講演に、会場は笑いに包まれました。  「命に恋して」という演題に引かれ、来場したという小嶋ツギさん(66歳・中館)は、「子を育てた親として非常に勉強になり、感動しました」と頬を緩めていました。 23ページ 市民伝言板 ※平成21年1月15日号に掲載希望の原稿は12月24日(水)が締め切りです。 ■「ジュニア弓道クラブ」会員募集(西目弓道愛好会) ▽とき…週1回・1時間程度 ▽ところ…西目瓦製造KK道場(求心舘) ▽対象…小学校5年生以上 ▽会費…月500円(消耗品) ▽申し込み・お問い合わせ…小松さん(рR3−2117) ■行く年来る年カウントダウン「ときめき・ライブin阿弥陀」 ▽とき…12月31日除夜の鐘 新年・午前0時(入場無料) ▽ところ…廣誓寺(日役町) ▽内容…仕舞「高砂」/宇宙の調べ古典尺八本曲「阿字観」 ▽演奏…竹禅観洞さん ▽お問い合わせ…亀崎さん(рQ2−3246) ■市商工会「新春商工パーティー」 ▽とき…平成21年1月5日(月)午後3時〜 ▽ところ…ホテルアイリス ▽会費…1人2,000円 ※一事業所より数人のご参加をお願いします。 ▽申し込み・お問い合わせ…12月25日(木)まで、商工会本所(рQ3−8686)または最寄りの各支所へ ■若草キッズに遊びにいらっしゃいませんか ▽とき…12月18日(午前10時〜11時30分) ▽ところ…若草幼稚園 ▽対象…未就園児(親付き添い) ▽持ち物…内ズック、着替え ▽お問い合わせ…若草幼稚園(рQ2−0852) ■ダンスパーティーを開催 ▽とき…12月21日(日)午後1時45分〜4時 ▽ところ…にかほ市むらすぎ荘 ▽会費…1,500円(前売り・予約は抽選券付き) ▽お問い合わせ…竹内さん(рO90−3363−9263) ◎満100歳おめでとうございます  佐々木フヨさん(明治41年11月28日生まれ・石脇)に、市から賀詞と長寿祝金が贈呈されました。  これからもお元気でお過ごしください。 ☆お誕生おめでとう <11月16日〜30日受け付け分> 菅 原   心ちゃん(智輝さん)大沢 岡 安 倫 宏ちゃん(光博さん)東町 遠 藤 倖 愛ちゃん(悠さん)石脇 小 玉 沙 耶ちゃん(智樹さん)石脇 佐々木   希ちゃん(義広さん)石脇 冨 岡 咲 希ちゃん(勝樹さん)一番堰 加 藤 壮 亮ちゃん(匠さん)石脇  橋 珀 斗ちゃん(純輝さん)石脇 吉 野 あゆみちゃん(正利さん)石脇 佐 藤 里 咲ちゃん(敏樹さん)石脇 佐 藤 璃 瑚ちゃん(孝太さん)西梵天 岡 部   誓ちゃん(多美子さん)鮎瀬 山 本 侑 季ちゃん(英一さん)石脇 沓 澤 光 翼ちゃん(祐紀さん)石脇 大 友 詩 織ちゃん(一晃さん)三条 松 永 亜 優ちゃん(晃一さん)薬師堂 落 合   颯ちゃん(仁さん)船岡 木 内 優 瞳ちゃん(康文さん)花畑町 村 井 う たちゃん(慧さん)石脇 小 松 千 莉ちゃん(盛康さん)石脇 三 浦 快 斗ちゃん(正人さん)東梵天 富 樫 大 弘ちゃん(大樹さん)矢島町七日町 金 子 大 智ちゃん(馨さん)矢島町荒沢 郭 賀 悠 斗ちゃん(範之さん)岩城亀田亀田町 丸 山 胡 々ちゃん(正樹さん)岩城六呂田  橋 勘 助ちゃん(友さん)岩城内道川 五十嵐 心 桜ちゃん(俊也さん)新上条 伊 藤 勇 璃ちゃん(勇樹さん)及位  野   仁ちゃん(大さん)中田代  橋 良 騎ちゃん(進さん)東由利黒渕 佐々木 彩 愛ちゃん(一成さん)西目町海士剥 熊 谷 成 流ちゃん(洋介さん)西目町沼田 渡 辺 笑 佳ちゃん(哲也さん)西目町沼田 高 橋 海 翔ちゃん(学さん)西目町沼田 佐 藤 瑞 姫ちゃん(瑞秋さん)鳥海町上川内 ◆おくやみ申し上げます <11月16日〜30日受け付け分> 伊 藤 武 雄さん(78歳)石脇 金 山 勇 三さん(91歳)東町 小 松 圓 造さん(78歳)万願寺 伊 藤 典 男さん(79歳)石脇 小 園 ケイ子さん(75歳)後町 藤 田 ハツヱさん(86歳)西梵天 佐々木   巽さん(68歳)小人町 佐々木 須 恵さん(53歳)一番堰 山 道 昭 一さん(79歳)井戸尻 尾留川 博 昭さん(59歳)館 鎌 田 タツヱさん(85歳)鮎瀬 長谷川 フヂ子さん(71歳)給人町 佐々木 ア ヤさん(66歳)矢島町城内 佐 藤 三 男さん(78歳)矢島町七日町 東海林 ハ ナさん(92歳)矢島町七日町 小 川   洋さん(60歳)岩城亀田亀田町 宮 下 ミ ヤさん(84歳)岩城勝手 木 村 マリ子さん(63歳)森子 畠 山 テ ルさん(87歳)黒沢 木 内 ウシヨさん(95歳)東鮎川 木 村 順治郎さん(70歳)川西 佐 藤 ミツヨさん(86歳)南福田 尾留川 節 夫さん(89歳)前郷 新 田 一 義さん(54歳)前郷 加 藤 ヨシノさん(87歳)黒沢 藤 原 涼 二さん(53歳)岩谷町 菊 地 アキノさん(82歳)岩谷町 小 林 兼 重さん(85歳)岩谷町 佐々木 二 郎さん(59歳)岩野目沢 吉 尾 一 郎さん(96歳)牛寺 佐々木 真 悟さん(38歳)新田 佐々木 憲 作さん(80歳)中田代 小 松 マサミさん(91歳)東由利舘合 佐々木 チヨノさん(85歳)東由利宿 木 島 久 志さん(65歳)東由利宿 畠 山 久 八さん(88歳)東由利老方 小 松 十 郎さん(89歳)東由利老方 加 川 ハツヨさん(90歳)西目町出戸 佐々木   均さん(72歳)西目町海士剥 梶 原 ヤスヨさん(88歳)鳥海町伏見 土 田 絹 子さん(75歳)鳥海町下川内 小 沼 三 郎さん(100歳)鳥海町上笹子 人の動き  11月末日現在・住民基本台帳  人 口  87,975人 (−36)   男   42,124人 (−25)   女   45,851人 (−11)  世帯数  30,056世帯(+21)  ( )は前月日 24〜25ページ 学校環境適正化検討委員会第三次提言まとまる 第三次提言(概要)  少子化の影響で市内各小中学校の通学区ごとに児童生徒数が大きく変化するなか、次代を担う子どもたちの学習活動を保障する学校環境づくりは、保護者だけでなく全市民の関心事。より良い学校環境づくりには、地域住民やPTA会員の皆さんなどとの話し合いが必要不可欠です。  市学校環境適正化検討委員会(宮田征文委員長)ではこれまで「複式学級は、子どもの学習活動が制約される場合があり避けるべき」、「通学区域の見直しだけではもはや限界であり、学校の統廃合も含めた議論も必要」などと提言してきましたが、このたび、第三次提言をまとめ、市教育委員会(大越英雄委員長)に提出されましたので、その概要をお知らせします。  なお、市教育委員会は、できるだけ早く学校の適正規模化や耐震化対策を講ずる必要があり、これらの提言などを基に「学校環境適正化計画」を策定する予定です。 東由利地域 @八塩小学校の複式学級を解消するため、数年後を目途に、八塩小学校と高瀬小学校の二校の統合が望ましい。 A将来構想として、小学校と中学校の連携のあり方を考慮した学校建築とすることが望ましい。 鳥海地域 @鳥海地域の三小学校を一つの小学校に統合することが望ましい。 A統合の時期に関しては、平成二十二年度頃を目途に直根小学校と川内小学校を統合することが望ましい。笹子小学校については、複式学級となる前までに統合することが望ましい。 B笹子小学校が統合するまでには、鳥海中学校の施設との共用を考慮し、鳥海中学校に隣接して新しい小学校の校舎を建設する。 本荘東中学校学区内の小学校再編 〈中長期の構想〉 @本荘東中学校、本荘南中学校の両中学校区内の小学校については、学区再編などの将来構想に資するよう、鶴舞・尾崎・子吉・小友・石沢小学校の保護者・関係者などとの話し合いを可能な限り重ねる必要がある。 A尾崎小学校の卒業生が、現在、本荘東中学校と本荘南中学校に就学しているが、将来的には小学校区と中学校区が同一の学区となるよう、現在の学区の再編を検討する必要がある。 B学区境界地域の石沢小学校卒業生の就学先について  ・学区境界地域の石沢小学校卒業生の就学先については、現在、本荘東中学校であるが、由利中学校へ通学を希望する場合は、地域住民やPTA会員の意見を十分に聞く必要がある。 岩城地域・松ケ崎地区 @少子化による学校の小規模化が進み、適正な学校規模の維持が困難になることから、できるだけ早めに新設校を建設し、亀田小学校・道川小学校・松ヶ崎小学校三校の統合が望ましい。また、小学校三校と岩城中学校との交流を図ることも必要である。 A松ヶ崎小学校卒業生の岩城中学校への就学については、地域・PTAなどの意向を考慮して進めることが望ましい。 大内地域・北内越地区 〈当面の対応〉 ○北内越小学校と岩谷小学校、新山小学校への通学について ・北内越小学校は複式学級がさらに進むと見込まれることや耐震化対策の対応もあり、近接校の岩谷小学校へ通学することが望ましい。また、新山小学校への通学も考慮し検討する必要がある。 ・実施年度は、平成二十五年度に、北内越小学校が全学年複式学級となると予想されることから、その前の平成二十三年度〜二十四年度に解決することが望ましい。 〈中長期の構想〉 @南北内越地区に新設小学校を建設する可能性について ・新山小学校の過大規模解消や北内越小学校の複式学級解消については、南北内越地区に新設小学校を建設することも考えられることから、現段階では将来的な構想の候補として検討することとしたい。 A上川大内小学校と下川大内小学校の統合について ・平成二十七年度に複式学級化が予想される上川大内小学校と耐震化対策が急がれる下川大内小学校は、近い将来、統合について検討する必要がある。 B出羽中学校と大内中学校の統合について ・中学校二校の統合は、近い将来、視野に入れた検討も必要である。  提言の最後はその目標に向けて、「安全な学校環境づくりを目指すための耐震診断と安全な通学体制づくりを確実に実施し、関係地域住民・保護者の要望や願いをくみ取る機会を設けながら推進するよう切望します」と結んでいます。 地域の宝物 子どもたちの未来のために――― 26〜27ページ 守り継いでいきたい地域の「財産」 伝統継承  「民俗芸能大会」に6団体出演  市民俗芸能大会が十一月三十日、岩城会館で開催され、約三百人の観衆が各地区で継承する芸能を堪能しました。  今回出演したのは柴野獅子舞保存会(本荘地域)、貝沢神楽獅子保存会、貝沢からうすからみ保存会(鳥海地域・市指定無形民俗文化財)、屋敷番楽保存会(由利地域・県指定無形民俗文化財)、新沢八幡神社新沢番楽保存会(大内地域)、冨田獅子舞保存会(岩城地域・市指定無形民俗文化財)の六団体。幕間には県民俗芸能学会・齊藤壽胤副会長の解説があり、躍動感あふれる舞や力強い囃子が繰り広げられるたびに大きな拍手が寄せられました。  伝統の技を受け継ぎ、古里の心を今に伝える民俗芸能。それは歴史ある地域の文化であり、後世に守り継いでいきたい財産です。  熱演の舞台をカメラが追いました。  写真:新沢八幡神社新沢番楽「神舞」  写真:貝沢からうすからみ  写真:柴野獅子舞  写真:月山神社獅子舞(冨田獅子舞保存会[冨田権現講])  写真:貝沢神楽獅子  写真:齋藤壽胤さん  写真:熱演に大きな拍手 柴野獅子舞保存会 伊藤潤輝さん(22歳)   小学5年生から舞手をしています。大勢に注目される舞台でしたが、緊張なく舞えました。 屋敷番楽保存会 熊谷 均さん(54歳)   8月16、26日に屋敷の舞楽堂で舞います。今ある舞をなくさないよう努めていきます。 貝沢からうすからみ保存会 橋淳聞君(13歳)   同級生と一緒に舞手になり、集落の人から熱心に教えてもらった。失敗しなくてよかった。 新沢八幡神社新沢番楽保存会 大竹 稔さん(36歳)   8月14、15日、民家を祓っているのと同じ演出でできました。小さな子にも教えたい。 冨田獅子舞保存会 那須勝弘さん(60歳)   祖父、父、私、息子、そして孫も保存会に入りました。代々受け継いでいきたい。 ◆本海番楽カレンダー販売中  本海獅子舞伝承者懇話会(松田訓会長、加盟団体十三講中・神楽獅子一団体)では、二〇〇九年版のオリジナルカレンダーを制作、販売しています。  本海番楽は、約三百八十年前に京都から来た修験者・本海行人によって伝えられたとされ、国記録選択無形民俗文化財指定。毎年八月十六日「鳥海獅子まつり」で演じられます。カレンダーには「祓い獅子」(二階講中)、「三番叟」(下直根講中)、「五條ヶ橋」(八木山講中)、「鳥舞」(平根講中)を掲載。B2判、一枚二百円。お問い合わせは同会事務局(鳥海公民館рT7−2881)。 28ページ ふるさと歳時記  『除夜の鐘』  師走も半ばとなりました。年の瀬ももうすぐです。皆さんにとって今年はどんな一年だったでしょうか。  大晦日の夜、新年が近づいてくると、どこからともなく聞こえてくるのが除夜の鐘の音。雪の舞う、静かな夜に響くこの鐘の音を耳にしては、誰もがしみじみとこの一年を振り返ることでしょう。  除夜の鐘は百八回突くとされます。この回数は人の抱く煩悩が三十六あり、前世・現世・来世で三倍になる、それを祓(はら)うため、この回数を突くという説が一般的ですが、四苦八苦(4×9+8×9)を取り祓うなどの説もあるようです。  写真は取材で訪れた際に撮影した、市内の寺院の鐘楼です。来たる年が皆さんにとって幸せな年であることを願って――。 由利本荘市歌  つくかおいただき時に添い歴史つらぬき  里をうるおし人をむすんで  子吉川 海へと向かう水の道  その海はせめぎあう世界へひらく  先人の知恵に学んで今日を生きる  ふるさとの四季おりおりに  花はほほえみ風は薫って  鳥海の 山きよらかに裾をひき  頂はめくるめく宇宙につづく  子どもらとともに夢見て明日を創る 人と自然が共生する 躍動と創造の都市(まち) 市の花 さくら 市の木 ケヤキ 市の鳥 キ ジ 面 積 1,209.04平方` 海 抜 最高 1,757b(鳥海山八合目付近)     最低     0b(日本海) 市役所の位置 東経140度02分        北緯 39度23分 森林環境の保全などに配慮した紙を使用しています。 ◎毎月1日・15日発行 ◎編集・発行/由利本荘市広報広聴課(рO184−24−6237)  〒015−8501 秋田県由利本荘市尾崎17番地 ◎Eメール:kouho@city.yurihonjo.akita.jp ◎印刷/株式会社本間印刷所