表紙 広報ゆりほんじょう NO.91 平成21年(2009) 1/1 編集・発行/由利本荘市広報広聴課 http://www.city.yurihonjo.akita.jp   謹賀新年    県立大学本荘キャンパス開学10周年―――    希望の光にあふれて    新春市政インタビュー…2〜7n 2〜7ページ 広報紙・CATV合同企画 新春市政インタビュー 『希望の年に』  輝かしい平成二十一年の年が明けました。新しい年の始まりを、皆さんも期待を持ってお迎えのことでしょう。  今号では「お正月特別企画」として、昨年に続き、柳田弘市長と井島市太郎市議会議長に新年の抱負などを伺い、広報紙とケーブルテレビの「同時中継」でお送りします。インタビュアーは県立大学四年の尾留川英里さんです。 柳田 弘・市長(77歳・美倉町)  平成三年二月、旧本荘市長に当選。以来十七年三月まで連続四期。  平成十七年四月、初代由利本荘市長に就任。 井島市太郎・市議会議長(62歳・館)  平成三年四月、旧本荘市議会議員に当選。以来、十七年三月まで連続四期。合併による在任特例を経て同年十月由利本荘市議会議員に再選。翌十一月、第二代議長に就任。 尾留川英里さん(21歳・前郷)  県立大学システム科学技術学部電子情報システム学科4年 尾留川さん 新しい年が明け、今日は広報紙とケーブルテレビの合同企画による「新春市政インタビュー」ということで、市長さんと議長さんにお話を伺いたいと思います。柳田市長、井島議長、明けましておめでとうございます。 柳田市長、井島議長 おめでとうございます。 尾留川さん 早速ですが、新年を迎えてのお気持ちと、合併四年目の昨年、由利本荘市にはさまざまな出来事がありましたが、振り返っての感想などをお聞かせください。 市長 昨年は、テレビ新聞などでご承知のように一字で表すと「変」でしたね。ところで今年の成人は千七十四人で、平成元年生まれとして最初の成人式です。誕生してから二、三年後には日本経済のバブルの崩壊が始まりました。それから十数年経って今の世界的な経済恐慌、歴史の上でも百年に一回訪れるかどうかという大事件です。世界が変わる、変わった、そういう年でした。新しい年は変が変じて安、安らかな良い年になるようにと願っています。 尾留川さん ありがとうございます。続いて、議長さんからも今のお気持ちと、昨年の感想をお願いします。 議長 市長からお話のありましたように、さまざまな変化があった訳ですが、自分たちの生活がこれほどグローバル化されていたのかと身を持って体験した年だったと思いますし、力を合わせて今年につながった、合併のイメージどおりに力強く進んできた去年であったと思います。行政としては四年一区切りの節目があり、われわれ市議会議員も市民の方々の審判を受ける年ですので、今まで以上に市民の方々と力を合わせながら、正に魅力のある市にメークアップできればと思っています。 尾留川さん 昨年も大きな出来事があったと思いますが、特に印象に残っていることを市長さんからお聞かせください。 市長 この本荘を安住の地にしたい、そのための雇用の場の確保を目指し、県の工業団地が造られましたが、バブル経済の崩壊とぶつかり、なかなか企業が来てくれませんでした。それが昨年、TDKの新工場を工業団地に建設していただいたことは画期的なことです。今、経済状況が芳しくないため、今は一棟のみですが、必ず後で工場を建てていただけるものと大いに期待しています。    また、本荘高校の甲子園出場、これは地域としても喜ばしい出来事でした。テレビで二時間以上にもわたり試合が放映され、全国の市長さん方から私に『本荘高校、頑張ったね』と何本も電話がありました。本荘を全国レベルで宣伝してくれたという意味でも彼らに感謝しています。 尾留川さん ありがとうございました。議長さんはいかがですか。 議長 昨年も感動させられることがいっぱいありましたが、何と言っても遠藤章博士がアメリカ医学界の最高賞といわれるラスカー賞をいただいたことです。青少年には努力すること、夢と希望を持つことの大事さを教えていただきました。とても貴重な出来事だったと思います。    ふるさと納税というものをご存じでしょうか、市では『ふるさとさくら基金』をつくりまして、十月現在で三十七件、約六百三万円をいただいたと市長から聞きました。われわれはその気持ちを大事に酌(く)みながら、その基金を自然環境や桜を通しての癒しの場所、青少年の健全育成に使用させていただくことができ、心温まることだと感じています。 尾留川さん 市長さんと議長さんのお話を伺い、改めて由利本荘市が躍動していることを感じます。       私は市の広報などを通して、名誉市民の遠藤博士がノーベル賞の登竜門と言われているラスカー賞を受賞したことを知り、市民としてうれしく思いました。市長さんからそのことについてお話しいただけますか。 市長 遠藤章博士は東由利法内の出身です。郷土の方が世界に注目される研究をされ、日本国際賞に続き、昨年はアメリカの最高の医学賞・ラスカー賞を受賞されました。遠藤博士のお話によりますと、家族のきずなです。おじいちゃん・おばあちゃんに山に連れて行ってもらってキノコを採ったりしたことが研究につながったと言っておられましたが、先生は定時制高校から全日制高校へ、東北大学へと進まれ、集中力を絶やさず研究され、遂に「カビ」から血中コレステロールの薬「「スタチン」」を発見し、今、世界で三千万人の方々に役立っているという、素晴らしい研究です。次はノーベル賞をと願っています。ノーベル賞受賞者のふるさととしてその波及効果として、全国からお客さんが来てもらえるようになるのではないでしょうか。今年の初夢として期待しています。    また、学力テストでは本県が全国のトップクラスです。由利本荘市はその中でもトップクラス。そのことを考えると、由利本荘の血というものはすごいものがあるのではないかと思います。遠藤先生からわれわれがヒントをいただいていることは素晴らしいと思います。 尾留川さん 議長さんはどのようにお感じになりましたか。 議長 遠藤先生がわれわれに与えてくださった効果は非常に大きいと思っています。一昨年、学力テストで全国トップクラスに入り、市長、教育長に遠藤先生から電話があったそうです。『東京の地下鉄に行くと《学力は秋田に学べ》とビラが張ってあるよ』と。ふるさとに対する思いが強く、すごく喜んでくださったといいます。ラスカー賞はノーベル賞の登竜門という話ですので、ぜひそうなってほしいと思います。先生は今、白神山地の菌を研究されていて、手応えがあると話されておられました。また、『その次は鳥海山』と言ってくださっていますので、鳥海山から人間にとって素晴らしい発見をしていただければと期待しています。    夢が広がりますし、子どもたちにも夢を与えてもらったことを感謝しています。 尾留川さん ありがとうごございます。金融不安に伴う景気の悪化が地方にも影響を及ぼしていますが、その点の対策や、地域の産業振興などにはどのように取り組まれますか。 市長 昨年はアメリカ発の不況をまともに受け、本市でも大型店が店じまいしたところもあります。職を失った方々をいかにして再就職させるか、このことについては、いち早く対策会議を開いて再雇用の道を探っています。国や県、市の関係者が力を合わせ、職を斡旋(あっせん)するような対策、不安の解除に市が全力を挙げるなどの対応をしています。    また、農業は集落営農という大きい集団をつくること、担い手をつくることが大きな課題です。市の集落営農の計画は相当進んでいます。これから販路を拡大することも合わせなければなりません。いい物は高く売れます。鳥海りんどうは東京でもすごく人気があります。コメもそうです。安全・安心なのは由利本荘市の農産物だよと、全力を傾けていきたいと考えます。 尾留川さん 議会としては、どのようなことをお考えですか。 議長 雇用不安とか、経済の低迷をわれわれが基本的に考え直していかないと付いていけない時代になったのかなと思っています。最初にお話しましたグローバル化という視点でものを考えていかないと、なかなか解決できない部分もあります。経済の低迷、消費の低迷、景気が思うようにいかない、今までどおりの労働配分では、私はなかなか難しい部分が出てくるのかなと思っています。    世界では食糧難や環境問題、CO2の問題が言われています。例えば山林の活用が有効だとわかっていても、手入れも思うに任せない。田んぼも由利本荘市だけで遊休農地が約一千_あると聞いています。そういう農地を使い切れないでいる。労働配分をそういう方向に向けるように、産業を見直していかないと、なかなか今の枠の中では難しい。国も県も市も、本腰を入れて働く場を創出すべき時期にきていると思っています。 尾留川さん 昨年は、本荘高校の四回目の甲子園出場や各種全国大会での子どもたちの活躍などが地域の大きな話題になりました。子どもたちが元気で活躍する姿は力強いものがあります。今年は、本荘南中の新校舎が完成し、矢島中・高連携校のスタートなどもあります。教育面についてはどのようにお思いですか。 市長 国の命運を司(つかさど)るのが人材の有無です。教育の振興は最重点課題だと考えます。昨年は由利高校が出来ました。また、西目小学校も完成。本荘南中は一月中に新校舎へ移ります。矢島高校は中・高連携校として秋田県で初めての試みなのですが、それも四月開校に向けて進んでいます。財政難の中で、このように同時建設したことは、市民に評価してもらっていいのではないかと思います。子どもたちはどんどん成長しています。最優先課題として学校に対する投資をしたということ。まして市の子どもたちは学力日本一なのですから。日本一だったら日本一の褒美を差し上げたい、学校建築など、そういう面でわれわれが頑張っているということをご理解いただければと思います。 尾留川さん 議長さんはいかがですか。 議長 市長からもお話が出ましたが、本荘高校は四回目の甲子園出場ですが、東北・北海道合わせて八校出場し、その中で唯一の公立高校が本荘高校なのです。他の高校はややもすると野球留学生を集めて、甲子園へ出ることを目標にする中で、学業を主としながらスポーツで頑張ったという本荘高校の素晴らしさ、これは賞賛されていいと思います。    さらにまた去年は矢島中学校(野球部)の東北大会までの快進撃。この頑張りも特筆されていいことですし、高校生では本荘高校の小野祐佳さんがカヌー競技でインターハイと国体の2冠を制しました。また、西目高校の高梨和馬君もインターハイを制覇ということで、子どもさん方が非常に頑張ったと思っています。    もう一つ、学力が日本一になったこともまた二年連続です。これは先生方を含め、地域との密着が証明されたことでもあり、ある程度固定されたシステムが出来たのかなと思っています。時代の変換期にこれからこの子どもさん方がどう生きるのかという知恵をつけてやることを新しい学力ということに置き換えれば、一番大事な小・中・高の時代をいわゆる矢島高校がやろうとしているような連携を取りながら、総合的に新しい学力を身につさせていただきたいという気持ちでおります。 尾留川さん 市の財政については、厳しく、苦しいとよく言われていますが、市政を進めるうえで市民の皆さんにお願いしたいことなどをお話しください。 市長 市の財政が苦しいというのは、国の財政が苦しいことに連動しています。合併前も楽ではなかったのです。打開策の一つとしての行政コストの削減、そのため市町村合併をしたのです。各町ともそれぞれ負の財産を背負っての合併でした。だから、楽ではありませんでした。それに国からの交付税の減少などの追い打ちから、地方自治体の財政運営が一層厳しくなったのです。おそらく市町村合併しなかったらもっと大変なことになったと想定されます。  財政計画見直し、合併理念を発揮    これを乗り切るために財政計画の見直しをするとともに、合併の理念が発揮できるようにしたいと思っています。平成二十六年ごろまでには健全財政に持ち込むことができることと思っていますので、これから約五カ年間は辛抱していただきたいと思います。自分の家計と同じなんです。家計が苦しい時は辛抱して、その先には希望もあれば夢も出てくる訳です。私は夢と希望があるから皆さん方と約束したことは必ずできる。やらないのでなく、やるのですから、その時間を少し貸してくださいということです。 尾留川さん 議長さんは、市の財政について、どのようにお考えですか。 議長 毎年、この対談で財政の話が出るものですから、大変厳しいという一言に尽きる半面、今我慢すれば五、六年後は市民に対して展望が開けるというそういう説明ですが、今は何を説明するかというよりもどう説明をするかということを勉強しなければ、市民はなかなか納得してもらえないと思っています。今の財政の厳しさはそのとおりですが、まさに昔の国と地方との関係が中央集権の時代とその後目指した地方分権のそういう体制とごちゃまぜになって、どこまでが分権でどこまでが中央集権なのか区切りがつかないそういう関係になってしまったと。例えば、財源・権限の移譲といいながら権限だけ移譲されても財源がないという非常にバランスのとれない地方財政になってきており、財政の苦しい結果は当然の現象だと思います。これから、国、県のあり方、市のあり方を含めて考えていかなければ、地方の人たちが歯をくいしばって頑張ってもなかなか中央に追いつけない現象が出てくると思います。正に今、市は今までの常識にとらわれない思い切った改革・改造をやる時にきているのかなと思います。 尾留川さん 今年は旧由利組合病院跡地に文化複合施設の建設が着手されると聞きました。由利橋の架け替えも始まりました。今年の大きな事業についてお話しいただけますか。  農村機能と都市機能併せ持つ都市に 市長 由利組合総合病院が移転してから相当の年月になります。建設地は本荘駅から降りて左側、とても良い場所です。そこに文化複合施設を建設すべく昨年の議会にかけ、着工の運びとなりました。本荘文化会館が老朽化しましたし、新しい図書館も要望が高まってきたことから、合体施設として建設しますが、文化会館のようなホールの機能と、それと図書館には約二十二万冊程度になるかと思いますが、それらを組み合わせた設備で、すると「なんで本荘地域に大きいものを」という話を耳にすることがありますが、あるとき矢島の若い方々が「なぜ本荘にもう少し大きなものを造ってくれないのか。そうすれば私たちは都市機能のあるまちに住んでいるという安心感が生まれるんだよ」という話も聞きました。あえて矢島と言いましたが、これはほかの七地域の若い人たちの気持ちを代表していると思います。都会ににぎわいがあれば、都会にあこがれ、親がここに居てくれ、住んでくれと言っても「やだよ。私は都会へ行きたい」ということをよく聞きます。まちの機能を備えないまちは栄えないんです。まちの機能を備えたまち、都市機能と農村機能がマッチしたまち。それが、全国十四番目の広さの由利本荘市に。    何も本荘だけでなく、鳥海にしろ、由利にしろ、大内にしろ、それぞれその農村機能を持ったところと有機的に結びつけることが必要です。文化複合施設は平成二十二年に完成の予定です。その時は「さすが由利本荘市はすごいな」と評価されることは間違いありません。県立大学生の皆さんも全国各地から来ているので、「田舎に来てしまったなー」でなくて、「やっぱりここは良いところだ。都会にいるよりも文化を楽しめる」と。県立大学の大学生に第二のふるさと意識を持って楽しんでもらえたら、良いまち本荘の大学キャンパスに入学することができて幸せだと思えるようになると信じています。 尾留川さん 議会では、新しい施設などにどのような市民の参画、利用を望まれますか。 議長 文化複合施設は、市民の心が豊かになるための施設と理解していただいて結構だと思いますが、この話になるといつも思い出すのは、昨年、東京証券取引所の林理事長さんが講演で触れた国民生活白書のことです。三十年前の調査では、日本の国民の10.9%が満足をしているとという数字だったそうです。三年前に同じ調査をしたら3.6%だったと。考えてみてください。三十年前からみると物も豊富になり、皆さんの生活レベルも格段にレベルアップしているはずなんですが、満足をしている人がガタッと落ちている。講演では、今調査したら、おそらくゼロに近い感じの満足度だろうと。今の人たちは物質が豊富であっても満足はしない、むしろ心の豊かさを求めているのだと、心が乾ききっている。そういうものを埋めるのはやはり自然であり、山・川・海などを体験しながら癒される場所を探しているのだと。もう一つは良い文化に触れる機会を多く持つことだと。地方にいても中央の良い文化に触れる、そういう場所があるとないとでは、大きな違いがあります。文化複合施設が出来ることによって、良い文化に触れられ、良い図書で勉強できる、生涯学習の中で自分が檜(ひのき)舞台に立てるチャンスが多くなると。そういう意味では学習をしながら自分で実践できる拠点が出来、すごく良いことだと思っています。市民こぞって活用できる場面を、議会としてもサポートしなければと思っています。  ケーブルテレビの活用が重要に 市長 もう一つはケーブルテレビですが、残念ながら、ケーブルテレビの良さというのがまだ、市民に分かっていただけないところもありますが、市町村合併のときに、神奈川県の半分もあるような広いまちをどうして治められるのかと。その方策としてケーブルテレビによって全域に同じ情報を伝達できる、防災面で今、全国でその対策が話題になっています。また医療についても福祉についても充実を図るため、ケーブルテレビの活躍は重要です。    重複しますが、少々お金はかかるけども、それ以上の効果が出るというのは間違いない。ケーブルテレビの良さを、活用方法を理解していただきたい。    市の財政状況の説明でも、「公民館に集まってください」と言っても行けない人もいます。行けない人のためにはケーブルテレビを見ていただくなど。全国一明るいガラス張りの分かりやすい行政ができます。わが市の魅力というのは「都市機能と農村部の機能」とを併せ持つ、非常に良いまちとなります。市にケーブルテレビがあることは素晴らしいことだと思います。皆さん、ケーブルテレビにもっと加入してください。 尾留川さん ケーブルテレビによっていろいろな面で市が活性化すると良いですね。市長さんと議長さんのお話を伺って由利本荘市を愛する気持ちとまちづくりに対する熱意を感じることができました。私も市民の一人として豊かなまちづくりを期待していますし、自分でできることに進んで取り組んでいきたいと思います。まだまだお話を伺いたいのですが、最後にこの新春座談会のまとめとして、一言ずつお願いいたします。 市長 県立大学が昨年、開学十年ということで、大変盛り上がりました。苦労して出来た大学だっただけに喜びもひとしおでした。今年は開学十周年。この大学は地域の自慢の一つであり、輝く星であります。ぜひともノーベル賞を受賞する人材がこの大学から出てほしいと。秋田県立大学本荘キャンパスにぜひ入学したいと全国から入学希望が殺到します。ぜひそれを目指して頑張ってくださいと、大いに期待しています。    それから、地域格差云々(うんぬん)とよく言われますが、市では「定住自立圏構想」という計画を今作っています。皆さんのご心配のことはその構想の中に組み込んで、ぜひともこれから明るい希望を持って、頑張っていただけるようにお願いをいたしたいと思います。私たちは理解し合いながら、しっかりスクラムを組むことによって、何ものにも恐れることなく前進できる。そうした足腰の強い力で邁(まい)進したいと思っています。市民の皆さまからご理解とご協力をお願いします。 議長 さまざまな苦しい話が出ましたが、本当は明るい話がいっぱいあるのです。これから特に地方の知力、考える力が問われる時代だと思っていますし、私が好きな言葉で昔の人たちはよく使いましたが、「向こう三軒両隣」。これからは日常生活の中で、隣近所と話し合いを深めていきましょうと、これは行政も同じことだと思うのです。市を取り巻く他市町村と話し合いをしましょうと、秋田県は他県と話をしましょう。そういう身近な所から、日常の会話の中から新しい展望が開けてくることが結構あるものですので、仲良くしながら良い市にしていきたいなと。よろしくお願いをしたいと思います。 尾留川さん 今日はどうもありがとうございました。 市長、議長 はい、ありがとうございました。  写真:ラスカー賞を受賞された遠藤章博士  写真:最後まで、粘りの野球で全国のファンを魅了した本荘高ナイン  写真:秋田鳥海りんどうの収穫  写真:文化複合施設の建設へ――  写真:鼎(てい)談は和やかなムードの中で行われました。ケーブルテレビの特別番組もどうぞご覧ください。 8〜9ページ まちの話題 トピックス プロ野球 読売巨人軍 原監督 由利組合総合病院を訪問  三月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表監督に就任したプロ野球読売巨人軍の原辰徳監督が十二月九日、由利組合総合病院を訪問し小児病棟を慰問、子どもたちを温かく激励しました。  原監督を一目見ようと多くの患者さんや地域住民が見守る中、さわやかな笑顔で現れた原監督。大歓声に包まれた歓迎セレモニーで「選手が伸びるためには三つの要素が必要。『素直さ』、『朗らかさ』、『謙虚さ』です。実力も必要ですが、これらを兼ね備えた選手は日を追うごとに成長する。病やけがと闘っている方々もこの気持ちを持っていれば、必ず良い方向に向かいます。そして、三月には野球世界一を競うWBCがあります。秋田から大きな声援をお願いしたい」とあいさつしました。その後、小児病棟の子どもたち一人一人に「愛」にあふれた激励を行い、元気をもらった子どもたちは満面の笑みを、現役時代を知る保護者の皆さんは感激した様子でした。 自己の向上、社会貢献目指して 本荘高校定時制創設60周年祝い、記念式典  県立本荘高校定時制課程の創設六十周年記念式典が十一月二十四日、市内のホテルで開催され、在校生や教育振興会関係者百四十人が出席し、佳節を祝いました。  式典では、五十嵐隆文校長が「自己の向上と社会への貢献を目指し、働きながら高校を卒業することは並大抵のことではない。卒業生には遠藤章博士がおられ、このたびのラスカー賞受賞で六十周年に花を添えてくださった。在校生にも目的を持って頑張ってほしい」と式辞を述べました。在校生を代表して阿部誠也君(四年)が「勉強と仕事の両立は難しいが、悔いのない学校生活を送れるよう、生徒会では学校行事の企画運営にも力を入れたい」とあいさつ。また、学校功労者七人、永年勤続者二人が表彰されました。  写真(左):五十嵐校長  写真(円内):阿部君  写真(下):60周年を祝い校歌を斉唱する式典出席者 借金で死ぬ必要なんてない! 地域で取り組む心の健康づくり研修会  「地域で取り組む心の健康づくり研修会」が12月11日、西目公民館シーガルで開催され、各地域で相談を受ける立場の民生委員など約60人が受講しました。講演した秋田なまはげの会の山本隆弘弁護士は、多重債務の説明を交えながら「社会に生きる仲間として『一人ではない』と支えることが必要。悩みを周囲に話せる雰囲気づくりを」と語りました。 できることから始めよう! 西目高の生徒がエコバッグ販売  西目高校(貴俵文男校長)ビジネス会計系列の生徒17人がデザインや価格などを企画・商品化したエコバッグの販売が12月12、13日、市内のスーパーで行われました。このエコバッグは環境に優しい不織布を素材に作られており、生徒たちは買い物客へ「地球に優しいエコバッグを持ちませんか」と環境保護を呼びかけながら販売していました。 第17回高橋宏幸賞・童話秋田県コンクール  第十七回高橋宏幸賞・童話秋田県コンクール表彰式が十二月十四日、東由利地域の有鄰館で行われ、応募総数三千六十六点(感想文の部、感想画の部)の中から選ばれたメルヘン賞、ロマン賞、ファンタジー賞の各賞を受賞した市内外の三十五人が表彰されました。  このコンクールは、同地域出身の童話・絵本作家 高橋宏幸先生の業績を顕彰し、子どもたちの読書意欲を高めようと毎年行われています。表彰式では、各受賞者に賞状のほか、高橋先生の書いた本を贈呈。感想文の部でメルヘン賞を受賞した橋花樺さん(鶴舞小二年)の受賞作品、「『チロヌップのきつね』を読んで」の発表も行われました。この日出席出来なかった高橋先生はフォトメッセージで「夢と希望を持ち続け、何かになりたいと思うことを大切にしてほしい」と会場の子どもたちへ呼びかけ激励していました。  写真(上):高橋宏幸先生から子どもたちへのフォトメッセージ  写真(下):感想画・幼児の部でメルヘン賞の佐藤逸樹君(本荘保育園年長)の作品「ぞうのエルマー」(左)と同小学生の部の山田将生君(新山小3年)の作品「つりばしゆらゆら」(中)、感想文を発表した橋さん 相互の研(けん)鑽と交流を図る 由利地域集落営農発展フォーラム  本市やにかほ市、県、JAなどの共催で、由利地域集落営農発展フォーラムが十二月六日、西目公民館シーガルで開催されました。  このフォーラムは、由利地域に百三十ある集落営農組織の経営安定化のため交流と研鑽の場を設けようと初めて開催されたもので、七十八組織から約二百人が参加して事例報告や意見交換が行われました。田高集落の農家でつくる法人「田高」の三浦善信代表理事は「農業機械や施設の共同利用により稲作の効率化やコスト低減を図ることのメリットなど、小さな農家が存続していくため(集落営農組織は)対策を考え、実行できる良い機会となっている」と事例を報告しました。 かわいい園児たちが防火を呼びかけ  火を扱うことが多くなるこの季節、本荘・矢島地域のスーパーで十二月十三日、市内の保育園児たちが買い物客に火災予防を呼びかけました。  参加したのは、内越保育園(油川金喜園長)の三十人、直根保育園(佐藤キミ子園長)の十人、笹子保育園(佐藤末子園長)の十九人の園児たち。おそろいのはんてんを身にまとい、火災予防の啓発チラシを配布したり、拍子木を鳴らしながら、「火の用心、お願いしまーす」と大きな声で店内を練り歩く姿に、買い物客は足を止め、ほほ笑んでいました。  写真:本荘地域で  写真:矢島地域で ひとこと、いいですか  ※取材を通し、コメントをおうかがいしました。  『エコバッグを使って資源を大切に!』    エコバッグを販売した西目高校の佐々木裕太君(3年・西目町沼田)(写真左)、須藤光君(同・にかほ市)   販売実習の授業で、自分たちで企画し、品物の準備、価格調整などをしました。これからはビニール袋を使わずにエコバッグを利用して資源を大切にしてほしいですね。 10ページ みなさんの頑張りがまちの元気です! 栄誉・栄光・受賞・活躍 ふれあい広場  今号でも市民の皆さんのさまざまな活動や活躍を紹介します。  新しい年を迎え、今年もどのような活躍が見られるのか楽しみですね。 全国児童画、作文コンクール 尾崎小の2児童が入賞 第27回全国児童画コンクール ■毎日新聞社賞(低学年の部)  「ぴかぴか光るとうきょうタワー」 鈴木日和理さん(尾崎小2年)  鈴木さんは、応募総数三十七万三千七百六十五点中で、本県から唯一の受賞となりました。 第58回全国小・中学校作文コンクール ■最優秀賞(高学年の部・秋田県審査)  「そば街道の古い一軒屋」 佐藤智香さん(尾崎小5年)  佐藤さんは昨年に続き、二回目の最優秀賞受賞です。  写真:尾崎小の佐藤さん(左)と鈴木さん(右) 県工芸家協会展 高野さんが最高賞の工芸大賞  第47回県工芸家協会展が秋田市で行われ、高野利津さん(79歳・岩城亀田大町)の「ぜんまい綿と羽毛入り着尺」が最高賞の工芸大賞に選ばれました。高野さんは「思いがけない受賞に驚いています。関係者の皆さんや家族に感謝します」と喜びの表情で語りました。  写真:工芸大賞に選ばれた作品「ぜんまい綿と羽毛入り着尺」と高野さん 小友スポーツ少年団が優勝! 東北大会で実力を誇示  第28回スポーツ少年団東北ブロック柔道交流大会が十一月二十九、三十日、青森県弘前市で行われ、小友スポーツ少年団(小友唯心塾)が他県の代表との激戦を制し、優勝を遂げました。  試合は五人制の団体戦で、体重順の対戦。小友唯心塾は、予選ブロック、準決勝と勝ち進み、決勝では予選ブロックで対戦した朝賜武道館柔道と激突。二対一で競り勝ち、優勝旗を手中に収めました。大将の打矢恵士君(六年)は「負けたくないと思って頑張りました。三月にも栃木県で大会があります。中学校でも柔道を続けたい」と話し、笑顔を見せました。  写真:市役所へ優勝報告に訪れた小友唯心塾の皆さん 国際ソロプチミスト本荘 東由利地域に街路灯5基を寄贈  地域社会などでさまざまな奉仕活動を展開している国際ソロプチミスト本荘(塚本ワカ会長)が十二月十二日、街路灯五基を寄贈くださいました。  「愛の一灯」と名付けられたこの寄贈は、新山小・本荘北中、尾崎小・本荘東中の通学路に続き三回目で、東由利地域内の通学路に設置され、東由利中の畠山鋼PTA会長は「危険が多いこのような時代、暗い所に灯りがあれば、安全な通学ができると思います。本当に感謝しています」と語っています。篤志ありがとうございます。  写真:設置した街路灯を確認する国際ソロプチミスト本荘の会員 農業水産統計業務協力者に 農林水産大臣が感謝状を授与  農林水産統計調査業務に長年ご協力いただいた方々に対し、農林水産大臣から感謝状が贈られました。 ■永年協力者(農業経営統計調査)  高橋賢一さん(58歳・鳥海町伏見)、佐藤久一さん(60歳・鳥海町下川内) ■特別協力者(青果物卸売市場調査)  石川賢悦さん(53歳・石脇) ☆笑顔  『風呂上がりイケメンの髪型で ハイピース』      橋本さんちの幹太ちゃん(5歳・石脇) 11ページ 家族みんなの健康手帳 ▽問い合わせ先 健康管理課(本荘保健センター内рQ2−1834)または各総合支所福祉保健課へ 新型インフルエンザにご注意を! うがい・手洗い・マスクの着用を心がけましょう  新型インフルエンザの発生は「もしも」ではなく「いつ来るか」の時間の問題です。現時点での予防方法は従来のインフルエンザ同様、うがい・手洗い・マスクの着用が有効。また、感染防止のため野鳥などには不用意に近づかないでください。特に子どもは興味から野鳥に近づく恐れがありますので、十分に注意しましょう。  写真:対策を学んだ新型インフルエンザ講演会 内科・小児科 休日応急診療所(午前10時〜午後4時)  1月の診療日と予定当番医師  (日)    (医師名)  1日(木) 山 田 暢 夫  2日(金) 佐 藤 伸 逸  3日(土) 佐 藤   護  4日(日) 作左部   貢 11日(日) 金   由美子 12日(月) 西 成 民 夫 18日(日) 高 橋 葉満子 25日(日) 酒 見 喜久雄 ※当番医師は変更になる場合もあります。 ※お薬手帳をお持ちの方は提示してください。 ▽問い合わせ先…本荘由利広域休日応急診療所(堤脇45:рQ4−3917)  平日は福祉保健部健康管理課(本荘保健センターрQ2−1834) 献血ご協力ください ―1月献血日程―  (日)       (時間)          (場所)            (備考)  7日(水) 14:00〜16:00 アルファエレクトロニクス(株)秋田工場   全血献血 14日(水)  9:30〜11:30 由利地域振興局福祉環境部(由利本荘保健所) 成分献血        13:00〜16:30 西目保健センター              成分献血 26日(月) 14:00〜16:30 県立大学本荘キャンパス           全血献血 30日(金)  9:30〜11:30 磐田電工(株)秋田工場           全血献血        13:00〜14:00 JA秋田しんせい岩城支店          全血献血        14:30〜16:30 独立行政法人国立病院機構あきた病院     全血献血 ※成分献血は、1時間ほどの時間がかかりますので、事前に予約をお願いしております。予約・問い合わせは、当該地域の保健センターまたは福祉保健課へお願いします。 ◆ポリオの予防接種 1月  (日)  (対象地域)     (対象者)      (受け付け時間)    (会場) 15日(木) 本荘・西目 平成20年4月〜7月生まれ 13:00〜14:00 本荘保健センター ※ポリオワクチンは急性灰白髄炎(小児マヒ)を予防するワクチンです。41日以上の間隔をおいて2回接種する予防接種です。 ※今回の対象年月を越えてもまだ2回目を接種していない方は受けられます。 ※予防接種の間隔や、ワクチンの数量などの制限がありますので、お住まいの地域で接種してください。 ※詳しくは、当該地域の保健センターまたは福祉保健課へお問い合わせください。 ◆乳幼児健診 1月 *母子健康手帳・アンケート票・バスタオルを忘れずにお持ちください。 *3歳児健診を受ける方は、ご家庭でアンケート票の中の聴力と視力の検査を行ってきてください。 *本荘地域の7カ月児健診は、個別健診となります。 *事前に健診の準備が必要なことから、お住まいの地域で受診してください。 *当日受診できない場合および不明な点は当該地域の保健センターまたは福祉保健課へご相談ください。 (実施日)  (対象地域)   (事業名)         (対象者)            (受け付け時間)    (実施場所)  6日(火) 由利・東由利 1歳6カ月児健診   平成19年4月・5月・6月生まれ    12:45〜13:00 由利福祉保健センター  8日(木) 大内     4・7・10カ月児健診 平成20年8月4日〜9月8日生まれ   12:40〜12:50 由利福祉保健センター                          平成20年5月4日〜6月8日生まれ   12:50〜13:00 由利福祉保健センター                          平成20年2月4日〜3月8日生まれ   13:00〜13:10 大内保健センター 14日(水) 本荘     1歳6カ月児健診   平成19年6月生まれ          13:00〜13:30 本荘保健センター        矢島・鳥海  2歳児歯科健診    平成18年9月・10月・11月生まれ  13:00〜13:15 矢島保健センター 16日(木) 西目     4・7・10カ月児健診 平成20年8月13日〜9月16日生まれ 12:30〜12:50 西目保健センター                          平成20年5月13日〜6月16日生まれ 12:30〜12:50 西目保健センター                            平成20年2月13日〜3月16日生まれ 12:30〜12:50 西目保健センター 19日(月) 西目     1歳6カ月児健診   平成19年3月・4月・5月・6月生まれ 12:30〜12:50 西目保健センター 21日(水) 本荘     3歳児健診      平成17年7月生まれ          13:00〜13:30 本荘保健センター 22日(木) 岩城     4・7・10カ月児健診 平成20年8月20日〜9月22日生まれ 13:00〜13:30 岩城保健センター                          平成20年5月20日〜6月22日生まれ 13:00〜13:30 岩城保健センター                          平成20年2月20日〜3月22日生まれ 13:00〜13:30 岩城保健センター 23日(金) 西目     3歳児健診      平成17年6月・7月・8月生まれ    12:30〜12:50 西目保健センター 26日(月) 本荘     2歳児歯科健診    平成18年10月生まれ         13:00〜13:30 本荘保健センター 27日(火) 由利・東由利 4・7・10カ月児健診 平成20年3月・6月・9月生まれ    12:45〜13:00 由利福祉保健センター 28日(水) 本荘     4カ月児健診     平成20年9月生まれ          13:00〜13:30 本荘保健センター 29日(木) 本荘     10カ月児健診    平成20年3月生まれ          13:00〜13:30 本荘保健センター 30日(金) 矢島・鳥海  4・7・10カ月児健診 平成20年3月・6月・9月生まれ    13:00〜13:15 矢島保健センター 12〜13ページ 太田夏実さんの作文が「日本一」に――― 全国小・中学校作文コンクール 第五十八回全国小・中学校作文コンクール(読売新聞社主催)の中学生の部で、本荘南中三年・太田夏実さん(水林)の作品が文部科学大臣賞を受賞しました。 四万編を超える応募の中から最高賞に輝いた作文をご紹介します。 「夏実は夏実 ―おばあちゃんからのプレゼント―」               市立本荘南中学校3年 太田 夏実    ばあちゃんは    周りの人やじいちゃんと    いっぱいけんかして    たくさんぶつかって    角が取れてまぁるくなっちゃった。    今はのんびりしてるなぁ。  このまぁるく優しい言葉は、いつも私の心の底で、気持ちのクッションになっている。  五月の終わりごろ、私は何もかもがいやで、投げ出したかった。  実は、原因の一つについて私には思い当たることがあった。  私には、二年生の時から仲の良い友人がいるが、修学旅行以来、彼女との間に溝ができてしまっていた。私は彼女と「ずっと一緒にいたい」と思っていたけれど、彼女はより多くの人と仲良くなりたい、という思いが強かったのだろう、私たちの気持ちはすれ違ってしまった。  「彼女は私のことなんかどうでもいいと思っているのではないか。」と考え始めた私は、急に彼女という人が分からなくなり、彼女の私への態度を疑うようになってしまった。そうして私はクラスの中で特に仲の良い友人をなくしてしまった。さらには、他の友人たちもあまり信じられなくなっていった。  私には学校へ行くことがとても重荷に感じられた。毎朝親から学校へ連絡をしてもらいながら私は、「お父さん、お母さんに申し訳ない。」「でも学校に行くのはすごくいやだ。」というかっ藤の中にいた。そして、こんな自分が情けなくて、悔しくて、腹立たしくて毎日泣いた。  頭痛と吐き気でどうしようもないとき、家族でさえうっとうしくて、いやで仕方がない自分がいた。私の意思とは関係なく、涙が出てくる。あまりの気持ち悪さに私は自分の手の甲につめを立てていた。  いつしか自分の手や腕につめを立てるのが私の癖になっていた。  もしかしたら私は心のどこかで母や姉、父に気付いて欲しい、私を止めて欲しい、怒って欲しい、という思いを抱いていたような気がする。  私にはあこがれていた自分像がある。勉強ができて、人のことを気遣い、だれにでも優しく、行儀も良い。そしてだれからも好かれ、かわいい性格……。挙げたらきりがないような典型的な「良い人」像に私はあこがれていた。  周りの人は私に対して優等生のイメージを持っていたと思う。そのイメージは私の描く理想像にとても近く、それがさらに「理想の私」へ向かおうとする気持ちに拍車をかけた。  多分私は学校を休み始めたころから、頭痛の裏にある隠していた自分に気付いていた。  私の裏にいた私。自分でも思い出したくないような私。人を強く「嫌い」と思ったことがない私は、裏にいる自分に驚き、怖かった。そしてそれは、決して表には出せない自分だったから、だれに言うことも出来なかった。  「笹子(じねご)へ行ってみたら。」  六月半ばのある日の母の一言で、私は父の実家、笹子へ行くことになった。母は、自然の豊かな笹子の空気は私の体調を良くしてくれるのではないか、と考えたらしい。母の提案には父も肯定的で、私もまた、「行ってみたい。」と思い、私の笹子行きは決まった。  私の笹子生活の初日は、朝の四時から始まった。  祖母が起き出す時間に目が覚めてしまい、もう眠れなくなってしまった私は、何の気なしに外へ出てみた。空は明るみ、太陽は山の頂の少し上に昇っている。しかし、空気はまだ夜を残してひんやりとしていて、葉っぱは朝露にぬれてきらきら光っていた。太陽が昇るのを眺めていると、次第に空気が暖まっていくのを感じる。それは今まで体験したことのない、新鮮な感覚であり、感動だった。  朝、昼、夕、どの時間に散歩をしても、笹子は違った景色を見せてくれる。  私の散歩コースは決まって畑や家の裏山のあたりなのだが、毎日、いつ見ても同じ景色はない。中でも私の大好きな畑ではそれを強く感じる。  祖父母の手によりよく耕された畑の土は、いつでも私を優しく包んでくれる。ふかふかなのに、それでいてしっかりしている土にはぬくもりがあり、私は足下から伝わるその感触を確かめるようにゆっくりゆっくり歩く。  笹子生活の三日目。私は祖母からいちごの収穫係に任命された。折しもいちごが最盛期で、一日に二度、朝と夕方、両手に収まりきらないほどのいちごを採ることができた。一日の成長が確かに感じられるいちごに、私は親心に似た感覚を味わっていた。  笹子生活の中で、私は祖母とたくさんの話をした。その中で、私が祖母から贈られた、と感じる言葉がある。  「ばあちゃんは、周りの人やじいちゃんといっぱいけんかして、たくさんぶつかって、角が取れてまぁるくなっちゃった。今はのんびりしてるなぁ。」  笹子へ行く前の私は、鋭い角でいっぱいだったと思う。  今まで私は、いろんな人とぶつかることを避けてきた。ぶつかることでその人と対立したり、嫌われたりすることがとても怖かったからだと思う。そうやって今までずっと、角をぶつけずにとがらせてきたから、行き場がなくなった角は、矛先を私に向けたのかも知れない。  祖母のこの言葉を聞いて、私の中で何かがすとんと落ちた気がした。  「ぶつかってもいいんだよ。」  「ぶつかったからこそ、まぁるくなれるんだよ。」  「大丈夫だよ。」と言われた気がした。そして、ぶつかることがあんなにいやだったはずの私に  「ああ、ぶつかってみようかな。やってみないと何も変わらないもんな。」という気持ちが自然に生まれてきていた。  いやいやではあったけれど、登校を再開した学校生活も、以前よりも人といることに気負いがなくなったように思う。  家の中では、家族のいろいろな面が見えるようになった。これは、私自身が自分の陰の部分を見つめることができたからこそだと思うし、その部分も含めて太田夏実だということを私が受け入れているからだと思う。  私は前ほど自分が嫌いではなくなった。  先日、私は両親と一緒に笹子へ行った。  六月と比べて、本当に同じものかと疑うほど大きく育った野菜を見て、私は少し切なくなった。私にはどこか一つでも成長した部分があるのだろうか。確かに以前とは違う気がするが、前に進んだのか、後ろに戻ったのか、それはどうにもわからない。  でも、笹子の空気を吸っていると気持ちが楽になっていることは確かだ。私の体を吹き抜ける風は、  「どっちに進んでもいいから、焦らなくていいよ。」と言ってくれているようだった。  六月の自分がいなければ、今も私は「いい子」になろうとしていただろうし、上辺だけの自分しか見ることができなかったと思う。  あのころの自分は大嫌いだったけれど、感謝できるところもある。  これからはきっと、楽にいける。   (指導=猪股知子教諭)  ◇一部省略しました。    読売新聞平成20年12月3日付。この記事は、読売新聞社の許諾を得て転載しています。 14〜15ページ 地域情報コーナー 西目地域 ■西目保健センター 1月の開放日  子育て中のお母さんとお子さんが広いスペースで思いっきり親子のふれあいが持てるように、集団指導室を開放しています。(楽しい遊具も準備しています) 開放日 6日(火)、9日(金)、13日(火)、15日(木)、22日(木)、28日(水)、30日(金) 時間 午前10時〜正午 問い合わせ先 西目保健センター(рR3−3983) ■親子のスキンシップ教室 日時 1月21日(水)午前10時〜11時 場所 西目保健センター 対象 生後2〜10カ月の親子 持ち物 バスタオル ※参加希望の方は、ご連絡ください。 問い合わせ先 西目保健センター(рR3ー3983) ■かしわ温泉健康相談 日時 1月22日(木)午前10時〜 場所 かしわ温泉 問い合わせ先 西目保健センター(рR3−3983) 本荘地域 ■本荘中央児童館「冬休み子ども教室」 日時 1月8日(木)午前10時〜正午 場所 本荘中央児童館 内容 @映写会「ロンロンじいさんの動物園」「ごんぎつね」、Aオセロ大会 参加費 無料 問い合わせ先 本荘中央児童館(рQ2−3489) ■本荘南中新校舎を公開します 日時 1月9日(金)午前9時〜11時30分、10日(土)午前9時〜午後3時 場所 本荘南中学校 ※内履きを持参してください。 問い合わせ先 市教育委員会教育総務課(рQ4−6280) ■フリーマーケット「水辺のまち市場」 日時 1月11日(日)午前9時〜正午 場所 アクアパル(屋内15区画・1区画=約1坪) 内容 不用になった日用雑貨・衣類・書類など 出店料 無料 申し込み先 1月8日(木)まで、アクアパル(рQ2−5611) ■湯ったりほのぼの教室  どなたでもお気軽においでください。 日時 1月19日(月)  【健康相談】午前9時30分〜11時30分  【健康教育】「ADL高齢者体操」午前10時〜11時 場所 鶴舞温泉中広間 参加費 無料 問い合わせ先 本荘保健センター(рQ2−1834) ■いきいき運動教室  ストレッチや室内運動を中心とした健康づくりのための運動教室です。どうぞお気軽にご参加ください。 日時 1月22日(木)  【受け付け】午前9時30分〜(血圧測定)  【実技】午前10時〜11時30分 場所 本荘保健センター 講師 佐々木 もと子さん ※動きやすい服装と靴でおいでください。 申し込み先 本荘保健センター(рQ2−1834) ■フィットネスジム登録講習会 日時 1月22日(木)午後6時30分〜 場所 アクアパル 定員 25人(先着順) 年会費 一般=3,150円、学生=1,575円(ともに税込み) ※事前にアクアパルへ申し込みください。(рQ2−5611) ■冬の野鳥観察会 日時 1月24日(土)午前8時40分アクアパル集合〜午後2時終了予定 場所 にかほ市象潟・平沢漁港付近と大堤(市福祉バスで移動) 対象 小学生(小学3年生以下は保護者同伴) 定員 20人 参加料 無料 持ち物 双眼鏡(持っている人)、昼食、飲み物、筆記用具と色鉛筆または絵の具、長靴、寒くない服装 申し込み・問い合わせ先 1月16日(金)まで、アクアパル(рQ2−5611) ■第47回本荘男女混合バレーボール大会 日時 1月25日(日)午前9時〜開会式、午前9時30分〜競技開始 場所 本荘体育館 参加費 1チーム1,000円 ※同好会チームの参加も可能ですのでたくさんの参加をお待ちしております。 申し込み先 1月14日(水)まで、市スポーツ振興課(рQ4−6287) 矢島地域 ■公共施設休館日(1月上旬) 日新館 1日(木)〜4日(日) 青少年ホーム 1日(木)〜4日(日)、日曜・祝日の夜間(午後5時〜) ▽矢島教育学習課(рT6−2203) 寿康苑 1日(木)〜4日(日)、12日(月) ▽寿康苑(рT6−2940) 福祉会館 1日(木)〜4日(日) ▽福祉会館(рT6−2205) ■矢島郷土文化保存伝習施設臨時休館のお知らせ 休館日 1月12日(月)〜2月6日(木)  展示替えのため、臨時休館します。2月7日(土)から、合同企画展「由利本荘ひな街道」が始まります。どうぞお楽しみに! スキー、スノーボードで思いきり滑ろう!  待ちに待ったウインタースポーツのシーズン到来!  鳥海高原矢島スキー場で、鳥海オコジョランドスキー場と合同のスキー場開きが12月8日に行われました。  「雪に親しみ、冬を明るく―」  ぜひ、お近くのスキー場で楽しいひとときをお過ごしください。 市内スキー場の営業案内 鳥海高原矢島スキー場 ▽営業期間 3月22日(日)まで ▽営業日/時間 毎日/午前9時〜午後9時         ※ナイター営業は2月末まで毎日、3月は木・金・土のみ営業 ▽設備 クワッドリフト、ペアリフト ▽主な料金 1回券 大人400円、子ども200円、シルバー300円       1日券(午前9時〜午後4時) 大人2,600円、子ども1,300円、シルバー2,000円 ▽問い合わせ先 スキー場(рT6−2182)、矢島総合支所産業課(рT5−4953) 鳥海オコジョランドスキー場 ▽営業期間 3月1日(日)まで ▽営業日/時間 平日・日・祝日/午前9時〜午後4時         金・土/午前9時〜午後9時         ※年末年始は午前9時〜午後9時。2月は金・土・日・祝日のみ営業 ▽設備 ロマンスリフト ▽主な料金 1回券 大人200円、子ども100円、シルバー150円       1日券(午前9時〜午後4時) 大人2,200円、子ども1,100円、シルバー1,600円 ▽問い合わせ先 スキー場(рT8−2932)、鳥海総合支所産業課(рT7−2205) 長坂スキー場(大内) ▽営業期間 1月10日(土)〜2月28日(土) ▽営業日/時間 平日は水・金のみ/午後6時〜9時(ナイター営業)         土/午前9時〜午後9時         日/午前9時〜午後5時         ※1月11日(日)、2月11日(祝)は午前9時〜午後9時。1月12日(祝)は午前9時〜午後5時 ▽設備 アンバーリフト ▽主な料金 14回券 大人700円、子ども(中学生以下)400円        1日券 大人1,500円、子ども1,000円      ナイター券 大人1,000円、子ども600円 ▽問い合わせ先 スキー場(рU6−2526)、大内公民館(рU5−2210) 大平スキー場(東由利) ▽営業期間 3月8日(日)まで ▽営業日/時間 土・祝前日/午前10時〜午後8時30分         日・祝日/午前10時〜午後5時         ※平日は不定期営業となります。ご利用の際は電話でご確認ください。 ▽設備 Tバーリフト ▽主な料金 昼間券・夜間券 大人600円、子ども(中学生以下)300円 ▽問い合わせ先 大平ヒュッテ(рU9−2328)、東由利教育学習課(рU9−2310) ●リフト料金の割り引きやイベント情報など、詳しくは各スキー場へお問い合わせください。  写真:シーズン中の安全と盛況を祈願しました 図書館Information 本荘図書館(рQ2−4900) ○たまるおねえさんのおはなし会 とき…1月10日(土)午後1時〜 ところ…本荘図書館児童閲覧室 内容…イトーヨーカドー秋田店 元「子ども図書館」司書・田丸美穂さんによる読み聞かせなど ○1月の展示 ・「今年こそ!資格のとり方の本」(一般) ・「牛の本(干支)」(児童) ○「調べ学習ガイド室」開設日 1月4日(日)・11日(日)・25日(日) ○「みくらぶんこ」のお知らせ  本荘図書館では、保存の必要がなくなった本を自由にお持ち帰りいただく恒例の「みくらぶんこ」を開催します。 とき…1月4日(日)〜14日(水) ところ…本荘図書館玄関ホール ※11日(日)は成人式のため、図書館利用者の駐車場は図書館南側道路沿いのみとなります。 岩城図書館(рV3−3673) ○お話し会「星のひとみ」 とき…1月16日(金)午後3時45分〜 ところ…岩城図書館 ○1月の展示 ・作家「壇ふみ&阿川佐和子」特集 ・「懐かしのテレビドラマ原作本」特集 ・「雪のおはなし絵本」特集 由利図書館(рT3−2121) ○1月の読み聞かせ会 とき…1月10日(土)午後2時〜3時 ところ…由利図書館幼児室 内容…お話玉手箱・作って遊ぼう「コマ」 ○1月の展示 ・「ベストリーダー2008in由利図書館」(一般・児童) ◇1月の図書館休館日 ○本荘図書館 1日(木)〜3日(土)、12日(月)、18日(日)、30日(木) ○岩城図書館 1日(木)〜3日(土)、5日(月)、12日(月)、13日(火)、19日(月)、26日(月) ○由利図書館 1日(木)〜3日(土)、12日(月) 16〜19ページ 暮らしのお知らせ 情報ひろば ◇募集 鳥海山ろく線・秋田内陸線 秋田の三セク鉄道応援団メール会員大募集中!  県内に二つある第三セクター鉄道の魅力や情報、沿線にある豊富な観光資源など、地域の財産である鉄道の情報を皆さんにお伝えし、応援していただくためのメール会員を募集します。 ▽募集対象 本市・にかほ市にお住まいの方(個人および事業所、団体を含む)や「ゆかり」のある方 ▽活動内容 定期的に、鉄道を使ったツアーや沿線の観光情報など、旬な情報をメールでお届けします。また、鉄道に関するご意見や活用アイデアなども随時募集します。 ▽入団手続き 次のメールアドレスに、件名を「入団希望」とし、氏名、お住まいの市名、メールアドレスを記入し送信してください。  ・メールアドレス(y3tetuouen@mail2.pref.akita.jp) ※入団無料。個人情報は、目的以外使用しません。また、携帯電話メールには送信できませんのでご了承ください。 ▽申し込み・問い合わせ先 由利地域振興局総務企画部地域企画課(рQ2−5432) (財)秋田県育英会 平成21年度寮生を募集します 【東京寮】 ▽所在地 東京都世田谷区北沢1−41−22 ▽募集人員 男子35人程度 ▽寮費 3万5千円(個室・月額) ※入寮費は3万5千円(入寮時のみ)、光熱水費・食費は別途。 【ビューリー千秋】 ▽所在地 神奈川県川崎市中原区宮内4−31−5 ▽募集人員 女子30人程度 ▽寮費 4万4千円(個室・月額) ※入寮費は4万4千円(入寮時のみ)、光熱水費・食費は別途。 ▽申し込み期間 (第一次募集)1月19日(月)〜30日(金) (第二次募集)2月6日(金)〜16日(月) ▽問い合わせ先 (財)秋田県育英会(рO18−860−3552) (財)由利学生東京寮 平成21年度寮生を募集します ▽所在地 東京都中野区白鷲1−7−10 ▽募集人員 10人 ▽寮費 1人部屋3万5千円、2人部屋2万円(共に月額) ※入寮費…寮費1カ月分(入寮時)、共益費…7千500円、朝食・夕食あり ▽申し込み・問い合わせ先 (財)由利学生東京寮事務局(本荘法人会内佐藤рQ4−3050)または野口(рQ2−4503) 平成21年度公正取引委員会「消費者モニター」を募集  公正取引委員会では、不当な表示や過大な景品提供などを取り締まり、消費者である皆さんの利益の保護に努めています。 ▽内容 研修会での勉強(年2回ほど)、アンケート調査への協力、独占禁止法や景品表示法に違反すると思われる情報の提供、意見要望の提出など ▽応募資格 20歳以上の方(学生可) ▽応募方法 詳しくは、県ホームページ(http://www.pref.akita.lg.jp)または県生活環境文化部 安全・安心まちづくり推進課(рO18−860−1517)までお問い合わせください ▽応募締め切り 2月13日(金)(当日消印有効) 子育て家庭への優待サービス協賛店舗など募集!  子育て家庭を応援し、協賛してくださる店舗や企業を募集します。これは、対象となる子育て家庭にカードを配布し、そのカードを提示すれば、その店舗独自のサービスを受けられる制度です。(平成21年度早期に実施予定) ▽協賛内容 店舗が協力できる範囲で自由に設定(商品割引など) ▽募集期間 随時受け付け中 ▽申し込み・問い合わせ先 県健康福祉部子育て支援課(рO18−860−1341) 平成21年度「国有林モニター」を募集します  東北森林管理局は、国有林の管理・経営に皆さんの声を役立てていくため、モニターを募集します。 ▽募集人員 48人 ▽募集期間 1月5日(月)〜31日(土) ▽任期 4月〜平成22年3月 ▽内容 アンケートへの回答、国有林モニター会議への出席 ▽問い合わせ先 応募資格、応募方法など詳しくは、東北森林管理局 国有林モニター係(рO18−836−2274、ホームページ http://www.tohoku.kokuyurin.go.jp/) ○相談 無料法律相談 ▽とき 1月7日(水)午後1時〜3時(1人30分) ▽ところ 中央男女共同参画センター(アトリオン7階) ▽定員 4人 ▽対象 どなたでも法的な解決を必要とする方 ※予約必要、託児あり(要予約) ▽申し込み・問い合わせ先 中央男女共同参画センター相談室(рO18−836−7846) 市の各種無料相談 ●市民相談員による相談(要予約) ▽とき 1月の毎週木曜日 午後1時15分〜5時 ▽ところ 市役所市民相談室 ●行政相談・人権困りごと相談 ▽とき 1月14日(水)午前10時〜午後3時 ▽ところ 市役所5階第4会議室 ●消費生活相談員による相談 ▽とき 毎日 午前10時〜午後5時 ▽ところ 市役所市民相談室 ※右記以外の相談については、各総合支所市民課、市民相談室の職員が随時対応しています。 ▽申し込み・問い合わせ先 市民相談室(рQ4−6251) ◎お知らせ 市道「本荘北部線」の通行止め解除のお知らせ  本荘地域親川地内の市道「本荘北部線」は、法面崩壊により全面通行止めとなっておりましたが、道路災害復旧工事の完成により、通行止めを解除しました。期間中は、大変ご不便をおかけしました。 ▽通行止め解除区間 市道 本荘北部線「深沢〜内黒瀬」 ▽問い合わせ先 市建設管理課(рQ4−6330) 農振除外などの申請を受け付けします  由利本荘農業振興地域整備計画見直しのため、受け付けを停止しておりました農用地区域からの除外などの申請を受け付けします。 ▽申請受付締め切り日 2月10日(火)および8月10日(月) ※締め切りは原則年2回とし、申請は随時受け付けます。 ▽除外決定 申請締め切りから除外決定まで、最低3〜4カ月の期間が必要です。なお、農地転用の具体的な計画がない場合、農用地区域内において農用地の集団化、農作業の効率化に支障を及ぼす恐れがある場合は、農用地区域からの除外は認められません。 ▽問い合わせ先 市農業水産課(рQ4−6234)または各総合支所産業課 「平成21年分農業用免税軽油」の申請を受け付けします  申請される農家の方は、関係書類をご持参のうえ、指定日に会場までお越しください。 ▽申請受け付け・交付日 ◎矢島地域/日新館 ・申請受け付け 1月29日(木)午前10時〜11時30分 ・免税証交付 3月4日(水)午前10時〜11時30分 ◎鳥海地域/紫水館 ・申請受け付け 1月29日(木)午後1時〜3時 ・免税証交付 3月4日(水)午後1時〜3時 ◎東由利地域/東由利総合支所 ・申請受け付け 2月5日(木)午後1時〜3時 ・免税証交付 3月6日(金)午後1時〜3時 ◎前記以外の地域/由利地域振興局庁舎 ・申請受け付け 2月3日(火)、4日(水)午前9時30分〜11時30分、午後1時〜3時 ・免税証交付 3月5日(木)午前9時30分〜11時30分、午後1時〜4時 ※詳細は後日お知らせします。 ▽必要書類 県税課備え付けの申請書類一式、使用者証、印鑑、耕作証明書、軽油の納品書、機械の購入証明書、県証紙400円分、誓約書、免税軽油の引き取りなどに係る報告書など ▽問い合わせ先 由利地域振興局県税課(рQ3−4106) (仮称)西目U風力発電事業環境影響評価方法書を縦覧します  子吉、西由利原、西目地区周辺において(株)ユーラスエナジージャパンが計画している「(仮称)西目U風力発電事業」に関して、「環境影響評価方法書」を、次のとおり縦覧します。 ▽縦覧期間・場所 1月7日(水)〜2月6日(金)(土・日・祝日を除く)午前9時〜午後5時 ▽縦覧場所 市企画調整課 ▽意見書受付期間 1月7日(水)〜2月20日(金) ▽意見書受付場所 市役所本庁 1階市民ホール(投函箱へ) ▽事業主体 (株)ユーラスエナジージャパン ▽問い合わせ先 市企画調整課(рQ4−6226) 本荘新山神社 裸まいり ▽とき 1月18日(日)午前7時30分〜11時30分〈神社到着は9時ころから〉 ▽内容 修行者の荒行を起源とし、家内安全と五穀豊穣などを祈願する祭りで、真冬の奇祭として全国的に有名。白鉢巻きと白腹巻き、白足袋にわらじ掛けといういでたちで地元町内や会社などが「ジョヤサ、ジョヤサ」の掛け声とともに新山神社を目指します。 《同日開催》 ◎第44回本荘凧あげ大会 午前10時10分〜正午  冬の年中行事として、本荘凧の紹介と普及促進を目的に、愛好者たちが凧あげ大会で力作を競い合います。 会場/友水公園(アクアパル河川敷) 受け付け/午前9時〜 申し込み・問い合わせ先/本荘凧の会事務局 片村さん(рQ2−8037、夜間はрQ2−0615) ◎石脇蔵の市 午前10時〜午後3時  石脇地域の物産(酒、みそ、しょうゆ、そば、うどん、漬物、お菓子など)の試飲試食、酒蔵見学ができます。 会場/齋彌酒造店ビン詰め工場 問い合わせ先/石脇文化フォーラム(齋彌酒造店内рQ2−0536) ▽問い合わせ先 市観光協会本荘支部(рQ4−6349) 定額給付金の給付を装った「振り込め詐欺」などにご注意を!  定額給付金については、現在、申請手続きを含め給付手続きは始まっていません。「振り込め詐欺」などにご注意ください。 @市などがATM(銀行・コンビニなどの現金自動預払機)の操作をお願いすることは、絶対にありません。 AATMを自分で操作して、他人からお金を振り込んでもらうことは絶対にできません。 B市などが、「定額給付金」の給付のために、手数料などの振り込みを求めることは絶対にありません。 C現時点で、市などが住民の皆さんの世帯構成や銀行口座などの個人情報を照会することは絶対にありません。 ※振り込め詐欺の撃退法について、詳しくは本紙昨年12月1日号「ミニ特集」をご覧ください。 ▽問い合わせ先 市企画調整課(рQ4−6226)、由利本荘警察署(рQ3−4111) ご意見をお寄せください 第4期本荘由利広域市町村圏組合介護保険事業計画(骨子案)  本荘由利広域市町村圏組合では、介護保険事業の適正な運営を図るため、平成21年度から平成23年度までを期間とする事業計画を3月末までに策定しますので、その骨子案にご意見をお寄せください。 ▽骨子案閲覧場所・時間 @本荘由利広域市町村圏組合介護保険課(рQ4−3347) A市長寿支援課(рQ4−6323)または各総合支所福祉保健課 ・いずれも閉庁日を除く午前8時30分〜午後5時15分 B介護保険課ホームページ http://www.chokai.ne.jp/honyuko/ ▽締め切り日 1月16日(金) ▽提出方法 郵便番号、住所、氏名、ご意見を記載のうえ、次のいずれかの方法で提出してください。 @郵送または直接持参 〒015−0871 尾崎17 本荘由利広域市町村圏組合介護保険課 Aファックス(24−3359) Bメール honyuko@chokai.ne.jp 使用者も労働者も必ずチェック最低賃金!  県内すべての労働者に適用され、最低賃金額以上の賃金を支払わないと、最低賃金法違反で処罰されます。 ▽秋田県最低賃金 時間額629円 ▽問い合わせ先 秋田労働局賃金室(рO18−883−4266)または最寄りの労働基準監督署まで 「心の健康づくり集会」を開催 ▽とき 1月10日(土)午後1時30分〜3時30分 ※託児有り(午後1時受け付け開始) ▽ところ 鶴舞会館 講堂 ▽内容 @講演(NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク 代表 清水康之さん)、Aトークセッション(清水康之さん、NPO法人蜘蛛の糸 理事表 佐藤久男さん) ▽参加申し込み・問い合わせ先 1月8日(木)まで本荘保健センター(рQ2−1834) 冬のプラネタリウム ▽とき 1月17日(土)午後2時〜3時(申し込みは前日まで) ▽ところ 市理科教育センター ▽内容 まばゆい光を放つ冬の星座たち ▽問い合わせ先 市理科教育センター(рQ2−3166) 経営と雇用の安定に向けて― 由利本荘市企業支援・雇用緊急対策本部を設置  景気の後退が進み、特に非正規雇用者の雇用不安が増大する中、昨年十一月に設置した「ジョイフルシティ本荘等雇用対策連絡会議」を包含する新たな対策組織として「由利本荘市企業支援・雇用緊急対策本部」が十二月十一日設置され、同日、会議が開催されました。  本部長となった柳田市長は、「ジョイフルシティ離職者への再就職支援はもちろん、他企業の解雇も進む可能性がある。関係者全員が自分のことと思い、頑張っていただきたい」と述べ、各連携機関を交え、今後の対策について協議しました。 【連携機関】本荘公共職業安定所・本荘労働基準監督署・由利地域振興局・県信用保証協会本荘支所・市商工会・本荘由利雇用開発協会 ハローワークから事業主の皆様へ 採用・雇用調整に関する助成制度のお知らせ ●特定求職者雇用開発助成金  中小企業事業主が障害者を雇い入れた場合の助成率がアップしました。(昨年12月以降の雇い入れが対象) @身体・知的障害者(現行)60万円⇒90万円 A重度障害者、45歳以上の障害者、精神障害者(現行)120万円⇒160万円 B身体・知的・精神障害者(現行)40万円⇒60万円 ※@・Aは短時間労働者を除く。 ●若年者等・中高年トライアル雇用  昨年12月1日から、次のとおり改正になりました。 @中高年齢者(改正前)45歳以上65歳未満⇒45歳以上 A若年者など(改正前)35歳未満⇒40歳未満 ●中小企業緊急雇用安定助成金  従来の制度を見直し、創設しました。経済上の理由による企業収益の悪化から、生産量が減少し、事業活動の縮小を余儀なくされた中小企業事業主が、雇用する労働者を一時的に休業、教育訓練または出向させた場合に手当てもしくは賃金などの一部を助成します。 @支給要件の緩和 【生産量要件】 従来の雇用調整助成金 最近6カ月間の月平均値が前年同期に比べ、10%以上減少していること 中小企業緊急雇用安定助成金 最近3カ月間の月平均値がその直前3カ月間または前年同期に比べ減少していること(前期決算などの経常利益が赤字であることが必要) 【雇用量要件】 従来の雇用調整助成金 最近6カ月間の月平均値が前年同期に比べ増加していないこと 中小企業緊急雇用安定助成金 最近3カ月間の月平均値がその直前3カ月間または前年同期に比べ増加していないこと A助成率や教育訓練費の引き上げ ・助成率(現行)2/3⇒4/5 ・教育訓練実施の際の教育訓練費(現行)1,200円/日⇒6,000円/日 ▽問い合わせ先 ハローワーク本荘(рQ2−3421) 1月暮らしのカレンダー  1(木)・元旦      ・年始休館日(〜3日)  アクアパル・市総合体育館・シーガル  5(月)・由利本荘市消防出初式 開場12時30分 開演13時30分〜14時40分 本荘文化会館  8(木)・第17回書き初め大会 9時30分〜11時30分  シーガル 10(土)・由利本荘市手をつなぐ育成会「第27回新年のつどい」 11時〜15時  アクアパル      ・第20回原田記念東北中学校選抜バレーボール大会(〜11日) 8時〜19時  市総合体育館 11(日)・由利本荘市成人式 開場12時 開演13時〜15時  本荘文化会館      ・アクアパルフリーマーケット「水辺のまち市場」 9時〜12時  アクアパル 12(月)・成人の日      ・本荘囲碁大会 8時30分〜16時  本荘公民館      ・映画上映「崖の上のポニョ」・「まぼろしの邪馬台国」10時30分〜  アクアパル      ・ぽぽろCUP2009フットサル交流会 8時〜19時  市総合体育館 13(火)・総合体育館休館日 15(木)・シルバーカレッジ「鳳山学園」 10時〜12時  本荘公民館 18(日)・第44回本荘凧あげ大会 9時50分〜  アクアパル      ・秋田県シニアフットサル大会 8時〜21時  市総合体育館 22(木)・フィットネスジム登録講習会 18時30分〜 ※登録料あり  アクアパル 24(土)・冬の野鳥観察会 8時50分〜14時  アクアパル 25(日)・本荘『新春』将棋大会 8時30分〜16時  本荘公民館      ・秋田県シニアフットサル大会 8時〜21時  市総合体育館 26(月)・総合体育館休館日 31(土)・本荘由利中学校フットサル大会 1年生の部 8時〜17時  市総合体育館 本荘公民館(рQ2−0900)、本荘文化会館(рQ2−3033)、アクアパル(рQ2−5611)、市総合体育館(рU2−0500)、シーガル(рR3−2315) 20〜21ページ ☆お誕生おめでとう <12月1日〜15日受け付け分> 岡 部   誓ちゃん(一彦さん)鮎瀬 渡 邊 優希奈ちゃん(真樹さん)井戸尻 斉 藤 煌 來ちゃん(徹さん)二十六木 金 子   龍ちゃん(直也さん)東梵天 佐 藤   紬ちゃん(謙悟さん)石脇 齋 藤 葵 唯ちゃん(達也さん)御門 結 城 美 癒ちゃん(亮太さん)石脇 渡 辺 琉 夷ちゃん(雅史さん)館 進 藤 悠 真ちゃん(雅仁さん)本田仲町 小野寺   彩ちゃん(正樹さん)一番堰 菊 地 優 吹ちゃん(清勝さん)赤沼町 齋 藤   慎ちゃん(匠さん)石脇 工 藤 綺 星ちゃん(幸輔さん)西梵天 鈴 木 玲 央ちゃん(常郎さん)万願寺 佐々木 茉 緒ちゃん(隆さん)土谷 阿 部 優希菜ちゃん(拓さん)前郷  橋 烈 歌ちゃん(康さん)曲沢 佐々木 菜 奈ちゃん(宏之さん)東由利宿 奥 山 いろはちゃん(明さん)西目町出戸 齋 藤 瑠 音ちゃん(巧さん)西目町西目  橋 千 晶ちゃん(博英さん)鳥海町下川内 ◆おくやみ申し上げます <12月1日〜15日受け付け分> 加藤 秀明氏(行政相談員・中俣)は、12月4日永眠されました。氏は平成19年4月1日から行政相談員を務められ、行政と地域住民とのパイプ役として行政の円滑な推進のために尽力されました。59歳。  橋 武 哉さん(83歳)石脇 猪 股 トミヱさん(90歳)館 渋 谷 ゑみ子さん(70歳)御門 坂 下   實さん(81歳)二番堰 高 野 ツ キさん(77歳)内越 真 坂 則 雄さん(67歳)石脇 豊 嶋 スエミさん(89歳)石脇 熊 谷 慶 吾さん(85歳)石脇 荘 司 トクヱさん(94歳)玉ノ池 佐々木 チ ヨさん(87歳)御門 畠 山 利 助さん(95歳)鮎瀬 小 松 テツノさん(93歳)万願寺 村 井 良太郎さん(85歳)石脇 菅 原 キ ミさん(78歳)薬師堂 渡 邉 キ ヨさん(83歳)雪車町 小 川 オトワさん(87歳)石脇 阿 部 敬 次さん(58歳)葛法 湯 田 タ キさん(90歳)石脇 佐 藤 チ ナさん(75歳)薬師堂 渡 邉 勝 治さん(80歳)埋田 阿 部   武さん(72歳)矢島町坂之下 池 田 建次郎さん(81歳)矢島町七日町 土 田 ミ サさん(92歳)矢島町荒沢 佐 藤 久米男さん(72歳)矢島町立石 佐 藤 タ ヱさん(88歳)矢島町七日町 木 村 ムメヨさん(87歳)矢島町新荘 塚 田 トヨヱさん(82歳)岩城勝手 石 澤   愼さん(51歳)岩城亀田最上町 池 田 イ トさん(90歳)岩城二古 渡 邊 ミチヱさん(76歳)岩城勝手 三 浦 ヒ デさん(92歳)大水口 大 坂 正 行さん(48歳)中俣 佐々木 孝 市さん(93歳)小栗山 伊 藤 ト ミさん(84歳)岩谷町 伊 藤 千 代さん(96歳)長坂 菊 地 美貴子さん(51歳)東由利舘合 佐 藤 リ ヱさん(82歳)東由利蔵 佐々木 康 三さん(78歳)西目町沼田 池 田 トクヨさん(95歳)西目町西目 佐 藤   昇さん(81歳)鳥海町伏見 柴 田 喜 六さん(82歳)鳥海町上直根 佐 藤 陸 男さん(78歳)鳥海町伏見 ☆満100歳おめでとうございます  木村佐吉さん(明治41年12月9日生まれ・矢島町田中町)に、市から賀詞と長寿祝金が贈呈されました。  これからもお元気でお過ごしください。 市民伝言板 ※2月1日号に掲載希望の原稿は1月15日(木)が締め切りです。紙面の都合などにより、要点を抜粋して掲載する場合があります。 ■「ひなた」のつどいを行います 対象…ひきこもりなど、人づき合いに足踏みしている若い人 とき…1月9日(金)、19日(月)午後1時30分〜4時30分 会費…50円 ところ…本荘勤労青少年ホーム お問い合わせ…三浦さん(рQ3−2192) ■「手話アジサイ」会員募集  手話とコミュニケーション交流を楽しみませんか?(毎週土曜日) とき…1月10日(土)午前9時30分〜11時30分 ところ…ポンパル お問い合わせ…手話アジサイ代表 鈴木さん(FAX23−0411) ■ダンスパーティーを開催します とき…1月11日(日)午後1時45分〜4時 ところ…アクアパル 会費…1,500円(前売り・予約には抽選券付き) お問い合わせ…竹内さん(рO90−3363−9263) ■第20回原田記念東北中学校選抜(女子)バレーボール大会をご観戦ください とき…1月10日(土)開会式:午前9時30分〜、1次リーグ:午前10時20分〜/11日(日)2次リーグ・決勝 ところ…由利高校体育館、市総合体育館 出場校…前年度優勝/古川北中(宮城)、本荘由利地区/由利中・象潟中・仁賀保中・鳥海中・本荘東中・本荘北中、ほか県内2校、東北4県7校 計16校 お問い合わせ…本荘由利バレーボール協会会長・籾山さん(рQ4−2630) ■「ゆり・本荘バリアフリーネットワーク」バリアフリー勉強会 参加者募集 とき…1月15日(木)午後6時30分〜8時30分 参加料…無料 ところ…アクアパル セミナー室 講演…「住宅改修で失敗しないために」 講師…(株)アルファプランウエーブ 安心・安全・省エネの家造り研究会 主宰・齋藤実さん お問い合わせ…事務局・田口さん(рO90−2882−9772) ■地域交流会「新春楽しみ会」へどうぞ とき…1月17日(土)午前10時〜 ところ…障害者社会復帰施設「和」(なごみ) 内容…午前〜もちつき・ゲームなど、午後〜由利高校民謡部による歌と踊り 入場料…無料 お問い合わせ…地域活動支援センター「和」・保科さん、畠山さん(рQ4−0753) ■本荘南中学校第3期卒業生「還暦を祝う会」のご案内 とき…2月7日(土)正午〜受け付け、午後1時〜おはらい ところ…安楽温泉 会費…男女とも15,000円 対象…本荘南中学校第3期卒業生 ※ご案内が届いていない方は、至急ご連絡ください。 お問い合わせ…実行委員会事務局 川村哲朗さん(рQ2−0470) ■第152回全国商工会珠算検定試験 とき…2月15日(日)午前9時〜 ところ…由利本荘市商工会【本所(本荘)、矢島支所、岩谷珠算教室】 申し込み・お問い合わせ…1月14日(水)まで、由利本荘市商工会本所(рQ3−8686)または各支所窓口へお申し込みください ■本荘高等学校同窓会・PTA合同新年祝賀会 とき…1月24日(土)午後4時 ところ…ホテルアイリス 会費…5,000円(当日持参) 申し込み・お問い合わせ…本荘高等学校同窓会事務局(рQ2−0832) ■第36回1級・第63回3級販売士検定試験 とき…2月18日(水)午前9時30分〜 ところ…1級/秋田県商工会連合会(秋田市)、3級/由利本荘市商工会本所 受験料…1級/7,500円、3級/4,000円 申し込み・お問い合わせ…1月22日(木)まで、由利本荘市商工会本所(рQ3−8686)または各支所窓口へお申し込みください めがね石が原因と思われる火災が発生しています!!  最近、まきストーブのめがね石が原因と思われる建物火災が発生しております。ストーブなどによる火災を防ぐため次の事項に注意しましょう。 1.めがね石の取り付け状態を確認する。 ※めがね石は、厚さ10cm以上の金属以外の不燃材料で造り、壁より厚くすること。 2.ストーブなどの周辺に燃えやすい物を置いたり、上方に洗濯物などを干さない。 3.給油時、就寝時、外出時は必ず消火を確認する。 4.煙突、排気筒の先端付近に可燃物を置かない。 5.煙突は落雪で外れないようにしっかり固定する。                                 [市消防本部・本荘消防署・矢島消防署] ご利用ください 広報ゆりほんじょう「市民伝言板」  「市民伝言板」は、主に公共施設で開催するグループやサークル活動、行事やお知らせにご利用いただけます。市全域にお知らせしたい場合にご活用ください。 ■原稿のお申し込みは  電子メール、ファクシミリ、直接当課に持参のいずれかにより、掲載を希望する号の締め切り日まで必着で提出してください。(締め切りは「市民伝言板」のコーナーに記載)連絡先(氏名・電話番号・ファクス番号など)を必ず明記してください。  ※締め切り日は厳守してください。 ■掲載できない場合もあります  「営利を目的とする催し、またはこれに類するもの」「発行日から3日以内に開かれる行事」は掲載できません。紙面の都合などにより、要点を抜粋して掲載する場合もありますので、ご了承願います。また、同一内容の再掲依頼はご遠慮ください。 ■ホームページにも掲載れます  広報紙に掲載された情報は、紙面をそのままデータ化し、市ホームページにも掲載されます。 ■広報広聴課からのお願い  皆さまにご利用いただいている「市民伝言板」ですが、最近、掲載依頼件数が増えてきており、広告のスペースもあるため、従来よりも簡潔なものにさせていただいている現状です。会員募集などの掲載依頼は2、3カ月に1回の頻度でお願いいたします。 ■問い合わせ先  広報広聴課(рQ4−6237) 訂正・おわび  12月15日号本紙4n中・横手市十文字町は「横手市増田町」、14n中・西目町釜ケ台は「西目町釜ケ沢」の誤りです。おわびして訂正します。 22〜23ページ 今年は丑(うし)年  今年は丑年。牛は十二支の二番目、反芻(はんすう)類に属し、胃が四つあることで知られるウシ科の動物です。肉、乳、皮革、にかわ、ゼラチンなどの産物をもたらす牛は、私たちにとって貴重な存在です。  家畜の牛としては役牛、肉牛、乳牛などがあり、日本でも戦前は農耕や運搬などに役牛が活躍していましたが、最近ではほとんど見かけなくなりました。日本では縄文時代に牛が飼われていたとの説があり、牛に関する古書では「国牛十図」があります。牛車は平安貴族の乗り物で、今もひな祭りのひな道具として飾られます。  人とのかかわりの長い牛は、ことわざにも登場します。昔は「食事してすぐ寝ると牛になる」と、行儀の悪い子をしかる時に使われましたが、現在では食後は少し休んだ方が消化によいとされ、あまり使われなくなっているようです。  「牛の歩みも千里」とは、怠らずに努力をし続ければ成果が上がるということ。「商いは牛のよだれ」は、商売は牛のよだれと同じで、細く長く続けることを考えた方が成功する、という意味です。   ●出典 日本広報協会『月刊広報』六七八号  市を代表する牛といえば、地域ブランド「秋田由利牛」。一頭一頭丹念に育てられる黒毛和種「秋田由利牛」は、安全・安心、美味な和牛として評価の高い、郷土の誇る特産です。由利本荘の地は、稲ワラ、高原の牧草、きれいな水などの自給飼料基盤があり、寒暖の差が大きい気象条件も肥育に適しているとされます。県、本市、にかほ市、JA、商工会などで構成する「秋田由利牛振興協議会」では「鳥海山 大自然の力作」を謳(うた)い、増頭やPRに努めています。楽しい食卓に、お土産・ご贈答に秋田由利牛をどうぞ―。  写真は、肉用牛の繁殖経営に取り組む斎藤喜仁さん(26歳・土谷)。酪農から移行しつつ、現在は肉用牛九頭を飼育。「秋田由利牛に登録された一昨年、繁殖経営を決意。同年代の仲間も近くにいて心強く、一緒に頑張っていきたい」と話し、愛牛の世話に汗を流します。五十頭規模を目指す若いパワーに地域の期待も高まっています。  乳用牛もまた身近な存在。乳量の多いホルスタイン種のほか、ジャージー種は鳥海高原花立牧場公園で飼われており、濃厚な味のソフトクリームや牛乳が人気です。  丑年にちなみ、モウ烈に頑張るもよし、のんびりと反芻しながら過ごすもよし。今年一年、角を突き合わせず、仲良く過ごしたいものですね。  市を代表する「地域ブランド」秋田由利牛 ■秋田由利牛の定義  @由利牛肥育部会会員の飼育された肉牛、A県広域由利家畜市場産の子牛を素牛とすることが基本、B上記以外の地域から導入した素牛の場合は飼育期間を20カ月以上とする、C飼育期間は生後おおむね30カ月以上、D枝肉格付等級は歩留まり等級がA・B4等級以上、BMS(ビーフ・マーブリング・スタンダード/脂肪交雑=霜降り)がbT以上など、厳しい規格で品質管理された銘柄(地域団体商標)です。  今年はボクの年だーー  秋田由利牛の躍進めざし みんなでガンバルぞ!(モウ太くん) 24ページ まちの風景 市内各地を彩る幻想的なイルミネーション  冬の風物詩「イルミネーション」。凛とした空気が、光の演出をより美しく引き立て、私たちの心を癒してくれます。  昨年末も幻想的な光が市内を彩りました。取材で訪れた各地区のスポットをご紹介します。  写真(上):磐田電工(株)秋田工場(岩城赤平)  写真(左下):旧鮎川小学校(町村)  写真@:赤沼ポケットパーク(赤沼町)  写真A:中高屋町内入り口(西目町出戸)  写真B:山科建設(株)(矢島町七日町)  写真C:堀井整骨院(岩城内道川) 由利本荘市民憲章 私たちのまちは、鳥海山の大いなる恵みを受け、高原にさわやかな風そよぎ、田園うるおす清流が日本海へ続く、自然豊かなまちです。 ここに生きる私たちは、先人が築いてきた歴史と文化を大切にし、産業を育て活力あるまちをつくり、責任を持って未来に引き継ぐため、この市民憲章を定めます。 一、豊かな水と緑を守り育て、生命力に満ちた自然との共生につとめます。 一、思いやりと感謝の心で助け合い、温かな家庭と平和なまちをつくります。 一、すすんで心身をきたえ、健康で笑顔あふれる明るい社会をきずきます。 一、ふるさとに学び、心を世界に開いて、文化の香り高い風土をそだてます。 一、生きがいと誇りを持って仕事に励み、希望に満ちた明日へ向かってすすみます。(平成十九年十一月一日制定) 森林環境の保全などに配慮した紙を使用しています。 平成21(2009)年1月1日号 No.91(通巻)毎月1日・15日発行 編集・発行/由利本荘市広報広聴課(рO184−24−6237)Eメール:kouho@city.yurihonjo.akita.jp       〒015−8501 秋田県由利本荘市尾崎17番地 印刷/株式会社本間印刷所