表紙 広報ゆりほんじょう No.131 平成22年(2010)9月1日号 編集・発行/由利本荘市広報課 http://www.city.yurihonjo.akita.jp 『二百年以上の歴史 重ねる伝統の舞』  (8月22日・赤田大仏まつり。記事は11ページに掲載) 〈主な内容〉  ミニ特集/海を越えたステージで …… 2〜9ページ 2〜9ページ ミニ特集 海を越えたステージで  ハンガリー・バーツ市への青少年友好交流訪問が七月下旬に行われ、派遣された中学生十五人が体験や交流を通じ視野を広げました。「海を越えたステージで育(はぐく)んだ友情や感動の出来事、夢―」。  この報告に合わせ、国際交流・協力活動などに取り組む皆さんのあふれる思いも伺いました。 【1】「青少年ハンガリー友好交流訪問」 学園都市・バーツで深めた体験交流  「絆」 文化・人・歴史を学び、友好深める―  本市の中学生十五人による「ホームステイ体験」が七月二十五日から九日間にわたりハンガリーのバーツ市で行われ、初めて踏む異国の地での社会見学や一般家庭での生活を体験しました。  今回のハンガリー共和国訪問には本荘・矢島・由利・大内・東由利・鳥海地域の中学生が参加。市教育委員会学校教育課の安藤純課長が団長となり、鳥海中学校の村上雅美教諭が引率しました。  二十五日に本市を出発した一行は同日夜、経由地のドイツで一泊。翌日、空路で入国後、首都ブダペストからバスで移動しバーツ市へ。市役所前でハンガリー日本友好協会、同学生友好協会、ホームステイ先のホストファミリーたちの出迎えを受け、その夜から民泊がスタートしました。  二十七日はブダペストで国会議事堂や私立高校、市民公園を見学。合同夕食会で打ち解けました。翌日、バーツ市での市長歓迎式で一人一人にプレゼントが手渡され、全員が感激を新たにしました。訪問の証としてドナウ川のほとりに「友好の木」を植樹しました。  二十九日はホストファミリーと大聖堂や英雄広場などを回り、夜景を堪能。ハンガリーの歴史的な美しいたたずまいに触れながら、買い物などもしました。翌日には国立高校を見学。ホームステイ最終日の三十一日はそれぞれの家族と過ごし、夜は一堂に会してホストファミリーとのお別れ夕食会が開催されました。「とても楽しかった。サンキュー、ありがとう」。充実した一週間に及ぶ思い出を語り、別れを惜しみながら団員は何度もお礼を伝えました。  八月一日、空港での見送りに再び感動しつつ、ドイツを経由し二日に帰国。有意義な体験を経て大きく成長し帰宅しました。 子どもたちが結ぶ友好親善の絆  バーツ市との交流は、旧本荘市が友好都市協定を結んだ平成十年にスタートし、ほぼ一年おきに相互訪問を行ってきました。  一昨年の平成二十年にはボハール駐日大使が、ハンガリー大使として初めて本市を訪問され「子どもたち、家族同士がお互いを知ることによって両国の関係がさらに深まる。今後も市民同士の交流を重視します」と述べました。今回の交流事業にあたって、七月十三日に長谷部市長が都内のハンガリー大使館を表敬訪問。引き続き、友好関係の構築に尽くす意向を伝えました。 「絆は、次への約束」  この友好交流訪問は、次の時代を担う子どもたちが心と心の触れ合う体験を通じ、お互いに理解を深め、友情の絆(きずな)を築いてもらうことがねらいです。家族同然に接する中で生まれる愛情や思いやりの一つ一つが感動を呼び、温かな思い出が市と市、国と国との友好親善の礎になっています。  ホストファミリーとの別れの日、涙で目を潤ませる団員の姿がありました。言葉や文化の違いを越えて理解し、認め合うことの大切さを実感し、深く温かな心に対して自然に湧(わ)き出た感謝の思いに違いありません。  安藤課長は「名門高校の見学などを設定したバーツ市、見学先で通訳してくれた友好協会の方々、ホストファミリーの誠意あふれるもてなしなど、感動、感激、そして感謝の毎日でした。これは両市間の友好交流の積み重ねによるものです。生徒がこの貴重な体験を生かしてくれるものと期待しています」と話します。  北緯47度。日本よりも北に位置するバーツは、ドイツから黒海へと流れる大河・ドナウ川の交易中継地として繁栄し、人口は約四万人。歴史と文化に彩られ、高校、大学や音楽学校などが連携を図る教育熱心な学園都市です。本市の子どもたちが中欧の街並みや教育、人柄などに接するには、好適のステージと言えます。 世界に開かれたまちづくりの約束  国際交流活動の大本の目的は、交流を通じて異なる文化や言葉の違いを越えて友情と信頼関係を築き、世界の平和と発展に寄与すること。今回の交流訪問を通し、子どもたちが現地で咲かせた笑顔の輪が確かな絆となりました。この絆は、両市の末長い発展を願い、世界に開かれたまちづくりを共に目指していく、私たちの約束でもあるのです。 □参加した団員の感想 南 彩瑛さん(本荘北中・3年)  この訪問で、日本との文化の違いなどを学び、改めて日本の良さを発見できました。触れ合いから、上手に話すことより、いかに積極的に伝えようとするかが大切なのだとも知りました。 浅田高俊 君(本荘北中・2年)  初めての外国で、建造物や食べ物などの違いを感じました。ほとんどがイエス、ノーでしたが、コミュニケーションが取れてよかった。ホストファミリーに感謝し、今度は恩返しをしたいです。 高木浩士郎 君(本荘南中・3年)  ホストファミリーは優しく、日本語を勉強していてくれており、さまざまなコミュニケーションを取ることができました。帰ってからも、ハンガリーの友達とメール交換をしています。 笠井友泉 君(本荘南中・2年)  ホストファミリーの中学生と一緒に過ごし、野球や卓球をしました。また、乗馬やアーチェリーを教えてもらいました。僕にとって夢のような出会い、体験に満ちた、大切な思い出です。 石川理那さん(本荘南中・2年)  バーツは歴史ある建物が並び、緑が多く、環境を大切にしている町だと感じました。ホームステイでは、自分の意思を伝え、相手に応えるために積極的にリアクションできました。私にとっての大きな成果です。 三浦温子 さん(本荘南中・2年)  目標としていた、英語で言いたいことを伝えられた時の喜びは大きく、英語をもっと勉強したいと思いました。ハンガリー語にも興味を持ち、私はハンガリーが大好きになりました。 村上 柊 君(本荘東中・2年)  英語で自分の気持ちや考えが相手に伝わることはうれしい経験でした。ハンガリーの学生たちは自分の町、国に強い愛着と誇りを持っていると感じました。学んだことを学校生活に生かしていきたいです。 秋山裕輝 君(矢島中・3年)  体得できたことは、どこで暮らしていて同じ人間だということ。外国は考え方や感情が全然違い、遠い存在でしたが、親近感を持つことができ、身近に感じられるようになりました。 石川 透 君(由利中・3年)  乗馬やアーチェリー、農場ではブタや牛に触ったりなど、初めての体験も多く、貴重なものとなりました。特に印象に残っているのは由緒ある立派な教会です。機会があれば、また訪れてみたいです。 三浦文華 さん(由利中・2年)  ホストファミリーの皆さんは優しく、いろいろと手伝ってくれたり助けてくれたりと、感謝の毎日でした。いつも優しく接してくれてうれしかった。私にとって忘れられない思い出です。 佐藤 倭 君(鳥海中・2年)  ハンガリーで会話や観光など、たくさんのことを学び、貴重な経験になりました。自分が大きく変わることができたのではないかと思います。研修に参加してよかったと感じています。 佐藤道哉 君(鳥海中・2年)  英語で話すのが楽しく、自分から英語やマジャール語でコミュニケーションを取れるようになり、男女関係なく交流できました。この訪問で、以前よりも友達を大切にできるようになったと感じています。 赤川優衣 さん(鳥海中・2年)  このハンガリー訪問でメンバーと仲良くなって楽しい時間を過ごすことができ、また文化の違いや世界の広さを感じることができました。ものの見方を広げ、世界に通用する人に成長したいと思います。 遠藤成美 さん(東由利中・2年)  伝え合いたいという心があれば伝わる。会話をして、一緒に食事をし、一緒に歩いてコミュニケーションを取ることこそ、この体験の本当の良さです。そうでなければ、こんなに帰りたくないと思いながら帰って来ることもなかったのではないかと思います。 鈴木舞彩 さん(大内中・2年)  英語での会話は大変でしたが、学校で英語ができても、それを応用できなければ意味がないことを知りました。この9日間で、物の見方が少し変わりました。学んだことを役立てていきたいです。 ★夢のような体験、大切な宝物 [友好交流訪問アルバム]  【写真/バーツ市の国立高等学校を見学後、校舎の前で(7月30日)】  【写真/市長歓迎式を終え、バーツ市庁舎前で】  【写真/国会議事堂内を見学】  【写真/青空の下、英雄広場で】  【写真/夜景を堪能】  【写真/国会議事堂外観】  【写真/ボート市長(右)から安藤団長へ記念品の贈呈】  【写真/ギャラリーの展覧会。本市児童の作品の前で】  【写真/巨大な像と共に、植樹した「友好の木」の成長を願って】  【写真/体を使ったゲームは万国共通。すぐに打ち解け、和やかに。】  【写真/“ハンガリーの父”との別れを惜しんで】  【写真/お別れ会で「ソーラン」を披露】 【2】親善・支援・協力―― 自発的な住民レベルの活動、活発に International exchanges 「継続」  商業活動は別として、市内の団体などが外国との交流を行っている事例はないだろうか。  周囲に聞いて回ったところ、さまざまな活動を進めている方々に接することができました。  「継続は力なり」。地域の中で取り組みを続ける、民間主体の自発的な活動を紹介します。 ■県立大生が学生研究 ネパールの小学校に「太陽光発電装置」設置  「高山地帯にある山村の学校に電灯をともそう」。県立大学システム科学技術学部の学生研究グループが「ヒマラヤプロジェクト」と題し、平成13年からネパールやモンゴルで発電装置の設置などを続けている。  今年2月には白井哲志さん(3年)をリーダーに学生7人とプロジェクト発足からかかわる武田紘一特任教授、二村宗男助教がマナスル山にあるサマ村の小学校に太陽光発電の電灯システムを設置した。一行はカトマンズからバス9時間と登山8日をかけて標高3500メートルの現地へ移動。同校は登山家の野口健さんが理事長を務めるNPO法人が建設したもので、メンバーは1.5メートル四方のソーラーパネル(248ワットh)や制御回路などを設置。寮の全室やトイレの電灯が50人の児童の笑顔を照らした。  活動に引き込まれ、入学直後から参画する白井さんは「明るい中で勉強できるようになった、ありがとうとのメールがとてもうれしい。次は完成したばかりの校舎に電灯を引くために準備中です。大学祭のバザーの売り上げも資金にします」と充実感に満ちた表情で語る。二村先生は「ソロプチミスト本荘の方々や卒業生の篤志など、多くのご協力に感謝します。貢献やボランティアというよりも、学生の勉強の場になっています。ここで身に付けた力を将来に生かしてほしい」と期待を寄せる。  【写真/現地の位置を確認する二村先生と白井さん(右)】  【写真/ヒマラヤ山脈のふもと、村落から離れて建つ小学校。その寮に太陽光発電パネルを設置。作業は2日で終了。翌々日には下山の途に。】 ■由利本荘青年会議所 韓国・梁山(ヤンサン)青年会議所と児童絵画で交流  由利本荘青年会議所(会員45人)では、昭和56年に韓国・梁山青年会議所との姉妹締結を行い、相互交流を開始。梁山市と旧本荘市との友好交流都市協定へと発展する下地を形成した。現在では、小学生の写生大会を開き、優秀な児童をホームステイに招待する絵画交流事業を両会議所の親善と合わせて行っている。  高原一心理事長(36歳)は「先月7〜9日にも梁山青年会議所の皆さんが来県しました。今月は私たちが訪韓します。4年前の25周年記念事業では、児童の絵画を由利高原鉄道の車体に描き、アートトレインにしました。ホームステイを終えた子どもの親御さんから『向こうの方々から親切にしてもらってよかった。一人で行かせて大丈夫だろうかと心配したが、大きくなって帰って来た』などとお礼の手紙をいただきます。子どもたちが国際意識を高める、青少年育成の意味が大きい」と総括。  国際交流担当・佐藤健副理事長は「子どもは素直ですので、半日もあれば仲良くなります。私たち大人も子どもたちに学び、相手の言葉で交流できるようにならなければなどと教えられます」と語る。  いよいよ来年は相互交流30周年という節目。「公益につながり、より地域に広がる機会にできれば」と、次のプランを温めている。  【写真/児童の絵画に見入る高原理事長(右)と佐藤副理事長】  【写真/展覧会で】  【写真/写生風景】 ■誘致モニター・金森さん 誘客案内に努め、本市の観光を売り込む  「市内の良い所を、もっともっと知ってもらいたい」。金森福子さん(45歳・岩城内道川)は秋田を訪れる韓国・中国の観光客やテレビ局の取材陣を本市へと案内している。  中国語と韓国語の教室を主宰する金森さんに観光ガイドの協力依頼があり、その受け皿として2年前にNPO「日中韓 虹のかけはしAKITA」を設立。このほど市の外国人観光客誘致モニターにも委嘱され、先月7日には韓国人訪問団11人を天鷺村に案内し、地区の婦人会との料理教室などを通じて交流した。  「角館の武家屋敷が有名ですが、天鷺村は農家の家屋も同時に見られます。茶室も近くにあり、これらを生かした交流を提案しました。一緒に岩城音頭を踊ったりという体験が再訪のきっかけになるのです」。外国からの旅行者を増やすポイントの一つとして「地元の人とのふれあいは旅行者にとって永遠の思い出です。一人一人の努力と思いやりによって、日本が、そして由利本荘市が国際社会で認められるようになるのです。自分が日本の代表だと思って、アピールしてほしい」と強調する。  岩城に嫁いで14年。「完璧でなくても、ありのままで仲良くなれたら」。国際社会で地元が生き残るために一人一人のもてなしの心や役割を大事にしてほしいと願いながらモニター活動に力を入れる。  【写真/活動を語る金森さん】  【写真/おにぎりを握ったりして交流した女性たち】 【3】BRONZE(ブロンズ) 念願の海外初進出、観衆魅了し大反響!!    モントルージャズフェスティバル(スイス)に参加し、7月13日の野外ステージで演奏したブロンズ。海外初進出にもかかわらず、満場の観衆を魅了し、大きな反響を呼びました。リーダーのRYUMAさんからいただいたリポートをご紹介します。 「結実」 Report of 44th Montreux Jazz Festival  July 02-17 2010  モントルージャズフェスティバルは今年で四十四年目。ジャンルを問わず、厳しい基準を突破した者だけが参加できるという、歴史ある祭典です。参加への喜びと共に、海外初演奏、電圧の違いや機材運搬など、さまざまな大きい課題がありました。  当日は言葉の壁(フランス語が主)に阻(はば)まれ、スタンバイ時にはアクシデントも発生。リハーサルなしの「本番で調整しながら」という幕開けに、全員がパッと切り替えて演奏しました。一曲目が終わった瞬間、ドッと地響きのような歓声と拍手が湧(わ)き、「ああ、受け入れてもらえたんだ」と感じました。  無名の上、オリジナル曲のみの演奏。世界中から音楽ファンが集まる約三千人収容のフリ―会場はまさしく実力が試される場でした。興味がなければ去っていけるからです。その九十分間の演奏中どんどん人が増え、一曲毎に曲に引き込まれて聴いてくれているのをステージの上から感じました。やがて通路がなくなるほどの超満員、アンコールもいただきました。ブロンズブースには人が殺到し、その声に驚き、感動しました。ライブでは一切バンド紹介はしていないにもかかわらず、常に音で伝えたいと思っていたことを、そのまま逆に感想としていただいたのです。やはり心や音楽は伝わる、国境はないですね!  翌日は宿泊先のホテルやバスの中、歩いて移動中も、多くの方々に声をかけていただき「海外先行」と言われてきたことが今、一つの答えとして形になりました。常に貫き動く、の繰り返しが片田舎に居ながらも、きっかけを掴めたのかもしれません。  今後は全国、世界へ範囲を広げますが、もちろん地元でも活動します。ファンの皆さまがあってこそのブロンズ、これからも応援よろしくお願いいたします。最後に、機材・楽器運搬費は、ご支援くださった皆様、由利本荘市のお蔭さまで補うことができましたことをメンバー一同、心から感謝申し上げます。 「繋がる」  近年、海外旅行に出かける日本人の数は年間千六百万〜千八百万人で推移。外国旅行や地域で外国人を見かけることもさほど珍しいことではなくなった現在、グローバリゼーション(国際化)という言葉が以前よりずっと身近に感じられるようになりました。  しかし、皆さんは、国際交流は行政が行うものとのイメージを抱きがちで「外国語なんて話せないし、よくわからないから」と敬遠してはいませんか。  交流とは「異なる地域・系統の人が互いに行き来すること」。国際交流の舞台は海外だけでなく、国内、地域での交流も含まれます。国、県が中国や韓国からの旅行者を呼び込む観光戦略を掲げ、本市も誘致促進への取り組みを開始しました。  誘致モニターの金森さんは、「〈こんにちは〉を意味する韓国語・アニョハセヨと話しかけてほしい」と話し、由利本荘青年会議所の高原理事長も「地域に広がる活動を進めたい」と期待を膨らませています。親交の輪を広げ、人と人とのつながりを深めることこそが交流ではないでしょうか。  論語の中の孔子の言葉「近き者説(悦)び、遠き者来る」は、地域に住む私たちが「いい所で、楽しいですよ」と笑顔になることで噂になり、それを聞いて遠くの人が自然にやってくる、という意味です。国際交流でも身近な素材を生かし、自分や回りの人と一緒に楽しむことが大切なのです。  「体験や交流を通じて多くのことを学んだ。それを今後に生かしたい」。中学生が話したように、交流することで視野が広がります。広い視野に立つことで学びが深まり、成長へとつながります。中学生だけでなく大人にも、地域にも言えることのように思われます。  お互いを理解し、みんなで「世界に開かれた由利本荘」を目指しましょう。このミニ特集がその「糸口」となることを願って―― ■ミニ特集 海を越えたステージで /完 インフォメーション 国際理解講座「私から見た日本〜そして祖国」  本市にお住まいの外国出身の方からお話を伺います。 日時 9月8日(水)午前10時〜11時30分 講師 渡辺ジュリエットさん(フィリピン出身) 日時 9月15日(水)午前10時〜11時30分 講師 小松アニーさん(インドネシア出身) 会場 本荘勤労青少年ホーム 定員 30人(託児あり・要予約) 問い合わせ先 本荘公民館 TEL22−0900 JAICAボランティアを募集  独立行政法人国際協力機構による青年海外協力隊、シニア海外ボランティアの募集説明会が開催されます。 ■青年海外協力隊 日時 10月16日(土)午後2時〜4時 会場 アルヴェ(秋田市) ■シニア海外ボランティア 日時 10月16日(土)午前10時半〜12時30分 会場 アルヴェ(秋田市) 問い合わせ先 JICA東北 TEL022−223−4772 10〜11ページ まちの話題 Topics 平和の誓い新たに  市戦没者追悼式  市戦没者追悼式が八月二十日、本荘文化会館で行われ、遺族など四百五十人が参列、先の大戦の戦没者を悼み、平和への思いを新たにしました。  式では、長谷部市長が「ふるさとの家族の行く末を案じながら亡くなられた皆さまのご心情とご無念に思いを馳(は)せ、心からご冥福をお祈りいたします」と式辞。また、市遺族会の阿部勇会長が「平和で豊かな生活ができる暮らしの中、私たちは平和の尊さ、有り難さ、戦没された皆さんに対する哀惜の思いを新たにしています」と語りました。  続いて来賓や各遺族会の代表が慰霊塔に白菊を献花。合わせた手には、終戦から六十五年がたった今なお消えない悲しみと平和への強い願いが込められていました。 伝統の舞 観衆を魅了  第37回鳥海獅子まつり  「第三十七回鳥海獅子まつり」が八月十六日の夜、鳥海健康広場で開かれました。約三百八十年前、京都から訪れた本海行人によって伝えられたという本海番楽(国記録選択無形民俗文化財)は現在、鳥海地域の十三講中が受け継いでいます。  今年は、本海番楽七講中と神楽獅子の一保存会、また、特別出演として岩手県の無形民俗文化財に指定されている幸田神楽が演目を披露。かがり火がたかれた幻想的な雰囲気の中、伝統文化の数々と鳥海の地に引き継がれてきた力強い舞が観衆を魅了しました。 漫画家・矢口先生迎え盛大に  第40回子吉川鮎釣り大会&矢口杯  子吉川水系漁業協同組合(三浦勉組合長)主催で矢島町漁族繁栄会(吉尾正憲会長)運営の「第四十回子吉川鮎釣り大会&矢口杯」が八月八日、矢島地域の坂之下橋付近を会場に開催され、県内外から参加した七十人が鮎の釣果を競い合いました。  四十回目の今回は、漫画「釣りキチ三平」の原作者で漫画家の矢口高雄先生の協力を得て「矢口杯」と銘打っての開催。七日は前夜祭として「矢島町鮎祭り」を同地域の日新館で開き、参加選手と家族、地域住民、矢口先生にも駆けつけていただき、大会ムードを盛り上げました。 地元・長谷川さんが優勝  第27回本荘追分全国大会  郷土の民謡「本荘追分」を後世に継承し、唄による地域振興を図ろうと「第二十七回本荘追分全国大会」(市商工会主催)が八月二十二日、本荘文化会館で開催されました。今年の出場者は年少・高年・大賞の部合わせて九十六人。全国各地から集まった唄い手が情緒豊かな歌詞を独特の節回しで披露し、大勢の観衆を魅了しました。  大賞の部で優勝に輝かれた長谷川洋子さん(60歳・石脇)は、念願の優勝に歓喜の涙を浮かべていました。 奉納芸能 にぎやかに  赤田大仏まつり  二百年以上の歴史を持ち、全国的にも珍しい神仏混交の祭り「赤田大仏まつり」(県指定無形民俗文化財)が八月二十二日、本荘地域の赤田地区で行われました。前日に神明社で一夜を明かした大仏の分身である観音様を、若衆がみこしで担ぎ、獅子舞や社切などの奉納芸能の行列をなして長谷寺へ帰るこの祭り。にぎやかなお囃子に合わせた舞や踊りとともにみこしが奉納され、大勢の観衆はご神体に手を合わせ五穀豊穣や無病息災を祈っていました。 木に親しみ、学ぶ  西目高校生が林業体験  西目高校土木系列の3年生10人が8月4日、東由利地域法内の山林「山遊庭の森」でスギの枝打ちや間伐作業を体験しました。体験学習は県の本年度の森づくり県民提案事業に選ばれた同校の「木育スクール2010」の活動のひとつ。山林の所有者で東由利林業懇話会メンバーの阿部重助さん(72歳)や県内の森林ボランティア、本荘由利森林組合の職員の指導のもと、生徒たちは懸命に作業に取り組みました。 猛暑の中60人が参加  じゃがいも掘り体験  東由利グリーンツーリズム研究会(金子拓雄代表)主催の「じゃがいも掘り体験」が8月8日、東由利地域の老方地区で行われました。34度を越す猛暑に見舞われましたが、土の中からじゃがいもを掘り出す作業に、皆暑さを忘れて精を出しました。作業後は、同研究会スタッフが準備した「特設農家レストラン」で昼食。フランス鴨のゆで卵やもぎたてのゆできび、煮じゃがいもなど、おいしい料理に舌鼓を打ちました。 先祖へ思い馳(は)せ220発の華  送り盆花火大会  本荘地域の鳥田目狩ヶ沢橋周辺で8月15日、「送り盆花火大会」が行われました。お盆を家族、親族と一緒に過ごし、先祖への慈しみ、家族愛を深めてもらおうと、送り盆花火実行協議会(小松義博会長)が企画運営したもので、今年度の地域づくり推進事業のひとつです。小松会長は、「お盆期間の行事として認知してもらい、市を送り盆花火の里として内外にアピールし、地域おこしの一助になれば」と話していました。 ハイレベルな熱い戦い  全日本ローラーホッケー選手権  市総合体育館で8月19日〜22日、第51回全日本ローラーホッケー選手権大会・第23回全日本女子ローラーホッケー選手権大会(日本ローラースポーツ連盟主催)が開催され、全国各地の社会人クラブや大学のチームが出場しました。世界選手権大会の選手選考を兼ねた今大会、日本を代表する選手たちの最高レベルのプレーが繰り広げられました。男子はMJクラブ(東京都)、女子はMJクラブ(同)が優勝に輝きました。 12〜17ページ 暮らしのお知らせ◆情報ガイド 市民が行う地域づくりを支援します 平成23年度「地域づくり推進事業」「補助金対象事業」を募集開始  地域の活力増進と連帯感の創出を図り、地域活性化に効果が期待される「文化・交流事業」「観光事業」「協働のまちづくり事業」など、特色ある事業を市民団体などが実施する場合、その事業費の一部を助成します。  助成を希望する団体は9月30日(木)までに所定の「地域づくり推進事業」事業要望書を各地域の総合支所振興課(本荘地域は地域振興課)へ提出してください。 ■支援対象事業(平成23年4月〜24年3月までの事業)  地域住民が連携し、自主的、主体的に行う「地域づくり活動・イベント」などが対象となります。 ■補助金の額  補助対象事業費の9/10以内(限度額50万円、ただし予算の定める範囲内)。国や県の補助金を併用する場合は、補助対象事業費から国・県補助金を差し引いた対象事業費の9/10以内とします。 ■補助金の決定  提出された「事業要望書」を各地域協議会の意見を基にして、公益性、具体性、費用の妥当性などを審査し決定します。 ■募集期間 〜9月30日(木)まで ■問い合わせ先 地域振興課(TEL24−6231)または各総合支所振興課 災害救援金を募集 @パキスタン洪水災害 A中国豪雨災害  募集期間は、@9月17日(金)まで、A9月30日(木)まで  秋田銀行、北都銀行の各店に救援金専用の振込用紙が備えられています(振込手数料無料)。  郵便振替でも取り扱っています。詳しくは郵便局窓口にてお問い合わせください。また、日本赤十字社窓口(市役所福祉支援課、各総合支所市民福祉課)でも受け付けています。 問い合わせ先 福祉支援課 TEL24−6315 10月1日〜 旅券(パスポート)の「発給窓口」が変わります  県からの権限移譲により、10月1日から旅券の申請・受領の窓口が市役所市民課(本庁舎1階)になります。手続き方法や手数料などに変わりはありませんが、県由利地域振興局と県庁の旅券窓口での手続きは原則できなくなります。 ◆申請できる方 ○日本国籍があり、本市に住民登録されている方/○本市にお住まいの学生や単身赴任の方(居所申請) ※9月30日までに県由利地域振興局で申請した旅券は10月1日以降も同局での交付となります ◆問い合わせ先 市民課 旅券窓口 TEL24−6243 募集 西目ふるさと交流センター「かしわ温泉」指定管理者を募集  市では、平成23年4月から、「かしわ温泉」の管理代行を行う団体を募集します。 公募期間 〜10月20日(水) 公募参加申込書の提出 10月1日(金)まで ※詳しくは市のホームページをご覧ください 問い合わせ先 観光振興課観光施設班 TEL24−6376 市の臨時職員を募集します  詳細はハローワーク本荘に備え付けの募集要項でご確認ください。(※県緊急雇用創出臨時対策基金事業) 【鶴舞温泉 サービス係員補助】 募集人員 1人 雇用期間 10月1日〜平成23年3月31日 勤務内容 フロントサービス、客室、浴場の点検・清掃など 勤務時間 週29時間(2交代制勤務) 応募方法 9月10日(金)まで、ハローワーク本荘で発行する紹介状と市専用の履歴書を提出してください 申し込み・問い合わせ先 総務課 TEL24−6216 未来農業の「フロンティア育成研修生」を募集します  来年4月からの約2年間、実習や講義を通じて農業経営に必要な知識と技術を習得できます。 研修コース(研修先) 作物・ 野菜・花き(農業試験場)/酪農・肉用牛(畜産試験場)/りんご・なし・ぶどう(果樹試験場)/花き(花き種苗センター) 応募資格 農協組合長または学校長などの推薦が得られ、次の@、Aの要件を満たす方      @研修修了後、確実に県内で就農できる方/A応募時点で年齢が40歳未満の方 その他 ○募集人員には制限があります/○書類審査、面接試験があります/○研修期間中は月額7万5千円の奨励金が支給されます 申し込み・問い合わせ先 10月中旬まで、農業振興課 TEL24−6354、または各総合支所産業課、県由利地域振興局 普及指導課 TEL24−8354 「子吉川はせ釣り大会」参加者募集 日時 9月23日(木・秋分の日) 午前6時30分〜10時30分(小雨決行、悪天候の場合は中止) 釣り場 子吉川由利橋から河口までの区域 参加料 200円(船釣りを希望する方は400円、ともに保険料含む) 賞品 上位の方に賞品、そのほか特別賞もあり 申し込み・問い合わせ先 9月15日(水)まで、市内各釣具店、または大会事務局 佐々木さん TEL23−3784 パソコン講習会の受講者を募集 対象 母子家庭の母、寡婦 受講期間など 9月29日、10月1日、4日、6日、8日の5日間 午前9時〜午後4時(9月29日は午後5時まで) 受講人数 10人(受講無料、テキスト代は実費) 内容 ウインドウズの基礎、ワードとエクセルの入門と活用 会場 ひとり親家庭支援センター(秋田市) 申し込み・問い合わせ先 9月17日(金)まで、子育て支援課 TEL24−6319 市母子寡婦福祉連合会の日帰り研修会に参加しませんか 日時 9月30日(木) 午前9時 市役所前出発 研修先 山形県酒田市(相馬樓にて酒田舞妓演舞鑑賞、おくりびとロケ地) 参加費 2千500円(昼食、鑑賞券代など) 申し込み 9月16日(木)まで、各地区長へお申し込みください 問い合わせ先 子育て支援課 TEL24−6319 あなたの出会いを応援します!フランス鴨&ワインパーティーde・愛  あべ十全さんの司会で、東由利特産のフランス鴨を使ったおいしい料理と天鷺ワインを飲みながら、和やかなムードで出会いの場をつくります。(協力・あきた結婚支援センター) 日時 10月9日(土) 午後6時30分〜 会場 有隣館(東由利地域) 会費 男性4千円、女性3千円 募集人員 独身の男女各25人(20歳以上・学生を除く) 申し込み・問い合わせ先 9月24日(金)午後5時まで、東由利グリーン・ツーリズム研究会(東由利総合支所産業課内) TEL69−2116 大人のための自然塾T 日時 9月25日(土) 午前8時(岩城少年自然の家集合) 対象 登山や自然観察に興味のある大人(募集人員20人) 内容 鳥海山鉾立から御浜までの登山、自然観察(雨天時は仁賀保高原の自然観察) 参加費 1千円(傷害保険込み) 申し込み・問い合わせ先 9月17日(金)まで、岩城少年自然の家 TEL74−2011 鳥海オコジョランドスキー場「スキーハウス食堂」経営者募集 営業期間 12月25日(土)〜平成23年2月27日(日) 営業日 金、土、日曜の週3日間(ただし、1月は毎日営業) 営業時間 午前9時〜午後4時 使用料など 使用料無料(調理台、テーブル、椅子、食器類、無償貸与します) ※食堂経営に要する光熱水費は経営者負担となります 応募資格 米飯、麺類の提供ができる方/食堂、レストランなどを営業または業務経験者 提出書類 申込調書、納税証明書(市税、所得税)、営業許可証(写)、メニュー料金表 募集期間 9月10日(金)〜30日(木) 申し込み・問い合わせ先 鳥海総合支所産業課 商工観光班 TEL57−2205 「要約筆記奉仕員」の養成講座  「要約筆記」とは、話し手の内容の要点をつかみ、筆記やパソコンなどを活用して内容を伝達する、聴覚障がい者への情報保障のひとつです。 日時 10月2日(土)〜12月11日(土)までの毎週土曜日(計10回) 午前10時〜午後4時 会場 市民交流学習センター(上大野) 対象 要約筆記者を目指す方(定員10人) ※受講無料。パソコンを持参できる方はご持参ください 申し込み・問い合わせ先 9月24日(金)まで、福祉支援課 TEL24−6314 「本荘由利発明工夫展」「市工芸品展」への作品を募集します 開催日 10月30日(土)〜11月1日(月) 会場 鶴舞会館 ※開催要項、出品申込書などは市ホームページからダウンロードしてください。 【本荘由利発明工夫展】 募集部門 発明工夫の部、特許の部、廃品利用の部 対象 市内在住の方、学生、生徒、児童、教職員 締め切り 10月8日(金) 【市工芸品展】 募集作品 一般工芸品、木工品、手芸品、機械金属品 対象 市内在住で本人が今年度中に製作したもの(他の催し物に出品したものは不可) 締め切り 10月6日(水) 申し込み・問い合わせ先 商工振興課 TEL24−6372 段ボール箱を利用して生ごみを堆肥化してみませんか  ご家庭から排出される「生ごみ」は、ごみ全体の約50%を占めます。生ごみ自体は約80%が水分。家庭からのごみを減らすには、生ごみの水分の減量が不可欠です。  段ボール箱を利用した生ごみの堆肥化活動を行っている「コンポストみなおし隊」隊長の高橋陽子さん(能代市)を講師に迎え、水分を減らしながら、生ごみを簡単に堆肥化する方法を講演と模擬実習を交え、ご紹介します。 日時 10月1日(金) 午後1時30分〜 会場 市民交流学習センター(上大野)  参加していただいた方には、段ボール箱・床材(微生物の入った土)・温度計・移植ベラを無償で差し上げます。参加人数に限りがありますので、お申し込みはお早めにお願いします。 申し込み・問い合わせ先 由利地域ごみゼロあきた推進会議事務局(由利本荘保健所内)TEL22−4121 〈P.22-23〉 ●地域活性化、「B級グルメ」にかける夢  本荘ハムフライ 〜本荘ハム民の会〜  薄切りのハムにパン粉を付けて揚げたハムフライは、昭和30〜40年代に本荘地域で食べ られていた名物軽食。これを「本荘ハムフライ」として甦(よみがえ)らせ、地域に愛さ れるB級グルメを目指す「本荘ハム民の会」がこのほど二つのイベントを開催しました。 ◇県内の8人気グルメ集結、「B級でぐるっと本荘」  商店街の活性化などを目的とした「B級グルメでぐるっと本荘」は七月三十一日、大門 通りで開かれ、横手やきそばやあいがけ神代カレー、美郷まんまなど、県内八団体が出店。 家族連れやグループが食べ比べを楽しみました。  お目当てのテント前には長蛇の列ができる人気で、イベントは総計五千食を完売する大 盛況に。子どもたちが商店街を巡るスタンプラリーや百円ショップ、バスケット「秋田ノ ーザンハピネッツ」、サッカー「ブラウブリッツ秋田」のプロ選手との交流会など、多彩な 催しでにぎわいました。  三人の子どもたちと参加した菅野悦子さん(40歳・裏尾崎町)は「本荘で食をテーマ にしたイベントは初めてではないでしょうか。親子で楽しめ、街の活性化にもなるので、 これからも頑張ってほしいです」と話し、大門街商店街協同組合の茜谷栄一理事長は「区 画整理事業の完成が近づいていることと、ハムフライの皆さんがこうして大勢の人を集め てくれたことに感謝しています」と語りました。  もちろん、揚げ立てで百円という手頃なハムフライは千二百食(バーガー含む)を売り 上げ、会場でも一番の人気を誇っていました。 ◇講演やソースコンテスト、ハムの日イベント開催  八月六日には、八と六にちなんだ「ハムの日」のイベントが商工会館で開催されました。  県内屈指のB級グルメブランド・横手やきそばに学ぼうと、同市職員の高橋智和さんを 招き「B級グルメと地域づくり」と題する講演を聴講。高橋さんは食と観光PRを結び付 け、地域挙げて焼きそばを売り出してきた歩みを紹介し、「昨年のB―1グランプリを制し て以降の経済効果は三十四億円と試算されている。『かまくら』から『やきそば』へと、横 手を認知してもらう中で極めて大きな効果がもたらされた。新たな地域素材の発掘にも取 り組みたい」と話しました。  続いて本荘地域三中学校の食育事業に役立ててもらうため、ハムフライを市教育委員会 に贈呈。ハム材料を製造する秋田プリマ食品(株)の丹羽博和社長は「県誘致企業第一号 としてお世話になり、四十九年を数える。単なる復活ではなく、時代に即した安全安心な ものを納品している。いろいろな食べ方が広がり、まちおこしの手本になることに期待し たい」と激励しました。  イベントは市の地域づくり推進事業の支援を得、「ぐるっと本荘」でのスタンプラリーの 賞品抽選会や無料試食によるソースコンテストもあり、参加した皆さんは本荘ハムフライ をほおばりながら真剣にソースの味を確かめていました。 ◇「ハムの心」(地域への思いやり)で情報発信  一昨年秋のデビューから二十回を超えるイベントを通じてファンが拡大、会員の熱意で 地域に定着した本荘ハムフライ。のぼり旗が目印の食堂など、十五店舗やスーパー九店で も提供されるようになりました。  イベントの様子をインターネット中継したり、キャラクターを誕生させたりなど、「遊び 心を忘れずに普及活動を行い、魅力ある地域づくりに貢献します」との宣言どおりに活動 する本荘ハム民の会。「目指せ!B―1グランプリ」を目標に掲げ、地域の中で前を向き進 む同会に市内外から熱い視線が注がれています。 【写真】 ○ おいしいハムフライにほおをゆるませ… ○ 人気グルメを求める親子連れ ○ テントには常に順番待ちの行列が ○ プロサッカー選手との交流 ○ 手早く、おいしく― ○ 「横手やきそば」を語る高橋さん ○ 熱心に聴講する参加者たち ○ 食育事業のためにとハムフライを贈呈 ○ 激励する丹羽社長 ○ 「このソースも合うゾ」 ○ 8月6日に行われた「ハムの日」イベント ■本荘ハム民の会  今野広志会長(48歳・砂子下)  私たちメンバーは、地域のことを思いやる気持ちを「ハムの心」と呼んでいます。(ハム を縦に書くと公と読める)  活力ある中心市街地をめざし、地域のB級グルメを生かしていこうという考えで昨年の 12月にスタートして、一つの大きな目標が7月31日のイベントでした。県内他地域の同じ 考えを持つ人たちの協力を得て、多くの人たちに会場に足を運んでいただくことができま した。これでようやく、スタートラインに立つことができたかなと感じました。  今後も宣伝販売活動を通じて、魅力ある由利本荘市をPR、楽しい地域の情報の発信を していきたいと思います。 本荘ハムフライ公式ブログ http://blog.goo.ne.jp/ham-age 〈P.24〉 ●Yurihonjo 東西南北 ◇この夏、猛暑を涼しく―  「ゴーヤーが緑のカーテンに」  地球温暖化防止の一環として、市が家庭に配布したゴーヤー(ニガウリ)が大きく生育。 窓一面を覆う「緑のカーテン」となり涼しい効果を上げています。  ゴーヤーは希望を募り、二百世帯へ四月に種を配布。日陰が出来ることでエアコンを使 わずに済み、地球温暖化の原因である CO2の削減につながること、葉から出る水蒸気で 周囲の温度を下げる植物の蒸散作用などをねらいとしています。  中村松夫さん(給人町)宅ではアサガオと合わせ、幅一・八メートル、高さ三メートル の立派なカーテンに生育。手の平ほどの緑の葉が強い夏の日差しを遮り、涼しさをもたら しています。  生活環境課では栽培した家庭からの報告をもとに効果を確認し、さらに拡大していくこ とにしています。 ◇叙位  正六位  故 渡 部  隆さん (谷地町・六月二十八日逝去・91歳) 羽広小、北内越小、金浦中、矢島中で学校長を歴任。 退職後は青少年育成本荘市民会議会長。 平成五年勲五等双光旭日章受章。 ◇第3セクターふれあい便 ●道の駅にしめ・はまなすの里 営業 朝9時〜夜7時(11月〜3月は夕方6時まで) TEL 33―4260 ホームページ  http://www.chokai.ne.jp/menisime/ 地産地消と観光 発信拠点めざす  国直轄による東北で第一号の道の駅として平成七年九月にオープンし、おかげさまで十 五周年を迎えました。八月末日で六百五十万人を超える利用実績を数え、感謝しておりま す。物産館、トイレのほか、農家直営の直売所も出来、レジャー施設やハーブ園、スーパ ーマーケットが隣接しています。道の駅周辺イベント実行委員会による集客活動、観光協 会西目支部との協働で菜の花やひまわりなどのお花畑を活用し、特産品・観光・文化のP Rに努めています。  今月五日からリンゴまつりが始まります。早生のさんさ・津軽から王林、ふじなど十一 月まで、農家の皆さんの直売や皮むき競争といった恒例のイベントが人気です。また、十 八日から二十日には十五周年記念イベントも開催します。十二月にはハタハタまつりがあ り、冬の地魚が並びます。地産地消と観光発信拠点として全国への売り込みに励んでいま す。     〈支配人 熊谷 正さん〉 ◎道の駅にしめからりんごジュース(1本)をプレゼント ◇読者プレゼント 「おたより」を添えてお申し込みください ―9月24日(金)まで―  道の駅にしめから「リンゴジュース」(1r)1本を5人にプレゼントします。ふだんお感 じのことや広報紙に対するご意見やご感想などの「おたより」を添えてお申し込みくださ い。 ■応募資格 市内にお住まいの方(応募は1人1通) ■締め切り 9月24日 (金) [■応募方法 〒015−8501 由利本荘市尾崎17 広報課「読者プレゼント」係あて「住所・ 氏名・年齢・連絡先」を明記のこと。] ※ハガキ、ファクシミリ、電子メールで。個人情報は記載内容の確認、プレゼントの発送 のために使用し、この目的以外には使用しません。 広報ゆりほんじょう No.131 9月1日発行 ◎毎月1日・15日発行 ◎編集・発行/由利本荘市広報課(TEL 0184−24−6237) 〒015−8501 秋田県由利本荘市尾崎17番地 ◎Eメール:kouho@city.yurihonjo.akita.jp 印刷/(有)高野写真印刷 森林環境の保全などに配慮した紙を使用しています。